12月に出版される膨大な本の中から個人的に気になった本を紹介します。
今年始めて何とかやり遂げたこの企画、結構キツかったですねw、なにせ平日では毎日平均200~250冊もの本が出版されているので、軽くチェックするだけでもかなり時間を要する。
◆ビジネス・政治・経済・社会・社会教育
この全米ベストセラーの著書の中で、ニュート・ギングリッチ元下院議長は、大きな政府の社会主義がいかにアメリカを疲弊させているかを明らかにし、その影響力を克服するための戦略と洞察を市民に解説する。全米のコミュニティでは、批判的人種理論、ワクチン義務化、増税、インフレ上昇、オンライン検閲、その他多くの重要な問題が議論され、私たちは国の将来について重大な決断を迫られている。ギングリッチ元下院議長は、これらの疑問を分析し、アメリカの多数派が何を望んでいるかを示す世論調査について説明し、アメリカのために、より安全でより豊かな未来を創造する方法を解説する。
経済学が何倍も面白くなる!農業革命から人工知能まで、世界は経済の力に動かされてきた。多様な経済学の魅力を伝える、すべてのビジネスパーソン必読の書!世界14カ国で刊行!古代のエジプトやローマでは、生産性を高める発明がなぜ生まれなかったのか?日本のエリート層に武士の姓を持つ人が多いのはなぜだろうか?ハイエクとケインズの、不況に対する考え方の違いとは?戦後の数十年間に、格差が縮小した理由とは?収入の多さは幸福度を左右するのだろうか?経済発展や経済学の歴史とその確立に貢献した人物を振り返りながら、これらの問いへの答えを見つける壮大な旅に出よう。
「自分には価値がない」と悩んだり、「自分のどこに価値があるんだろう」と考えこんだり、「自分の人生なんて価値がない」と自暴自棄になったり。本書はそんな「自分の価値」を見失っている人に、自分の価値を思い出し、再発見してもらい、さらには、その価値を育てることで、自信を持って人生を生きてほしくて著した書籍です。
全13篇を徹底解説!『孫子』が日本の戦国武将や曹操、ナポレオンなどの決戦にどう具現化したかを読み解く初の書。「戦略論・組織論の王者」の基礎知識から成立過程、ビジネス戦略への応用まで、この1冊で全容が把握できる。
コンビニが消費を、そして日本の文化を変えた。日経MJ元編集長が描く、コンビニ化するニッポンの物語。国内店舗数が5万店を超え、売上総額11兆円超、年間160億人が利用するコンビニ。大小さまざまなメーカー、卸、サービス企業が積極的な投資を進め、巨大な経済圏を作りあげた。いまや生活インフラとなったコンビニエンスストアのイノベーションの歴史を解き明かす!
日本経済はなぜ衰退したのか? 物価や賃金はなぜ長期間低迷し続けたのか? 政府の巨額の借金をどうすべきか? 日本経済が抱える課題を「自分ごと」として捉えて,少子化対策や財政健全化,生産性向上などの解決策を読者自身が考えながら学べる新しい入門書。
多様性を尊重し、犯罪者でも人権を守ろう、どんなときも男女は平等に、子供は大事に育て、隣国とはつねに仲良く――そんな標語のような綺麗事を追求して、世の中は本当に良くなるのだろうか。むしろ、気づけばおかしな方向に進んでいやしないか。理想と現実の間に生まれる歪みを直視し、頭でっかちな正論を市井の常識から一刀両断する、ベストセラー作家による憂国の書。
グローバルサウスとはインドや中東、アフリカ諸国をはじめとした地域を指す言葉であり、西側諸国にも中国・ロシアにも与さない、国際政治における第三極のグループだ。爆発的な人口増加と経済成長を武器に国際社会で大きな影響力を持つようになった彼らは、既存の国際秩序にどのような不満を持ち、どう変えたいと思っているのか。米中対立とはどう関係してくるのか。そして日本は彼らとどう付き合っていくべきなのか。
イスラエルと近隣アラブ諸国との間の最初の戦争から75年が経ち、再び燃え上がっている。なぜ戦いは始まり、なぜいまなお火種がくすぶり続けるのか。複雑な感情のまじりあうイスラエルとパレスチナ問題について、2023年10月7日のハマスによるテロ攻撃をきっかけに、フランスの歴史学者たちがポッドキャストで語り合った。本書では、Q&A形式で構成され、地図や年表、用語と人名解説を追加。歴史的背景だけでなく、問題の本質がわかる。
空き家問題が深刻化する一方で、なぜ令和バブルとも囁かれる不動産価格の高騰は起こっているのか。住宅の金融資産化、都心居住への偏重、ビジネス論理による高層マンション乱立……庶民から離れた狂奔に警鐘を鳴らし、これからの街と住まいの在り方を伝える。
金融、不動産、テクノロジー、中国独自の企業モデル、市長経済、一人っ子政策の余波から、新世代の消費傾向まで。東西双方の視点を持つ気鋭の経済学者が、急成長の裏に隠されたさまざまなひずみや課題を浮き彫りにしつつ、中国経済のいまを、最新のデータと経済学のロジックで鮮やかに描き出す。
学校の勉強で養う「マニュアル力」、知識を組合わせて応用問題を解くことで鍛える「考える力」、新たなフィールドを開拓して、サーベイ、粘る力で問題解決を行う「創造力」。「創造力を発揮しろ!」と言われることはあっても具体的にどのように学べばよいかわからない人は多いのではないだろうか。本書では、東大大学院において著者が学生を指導する際に用いる「論文テーマの見つけ方」などを題材にして、「創造力を鍛える」ための手順を言語化する。
貧しい地区を抱える大都市で裕福な地域に住む富裕層は、貧困を正当化するシステムを備えて特権を享受している。パリ、サンパウロ、デリーの富裕層を対象にした貧困と不平等の認知に関する大規模調査の結果をもとに、そのメカニズムを解明する。セルジュ・ポーガム『貧困の基本形態』の姉妹本
「10年後、この仕事は食えるの?」「将来、この資格で稼げるの?」そんな悩みを持つ若者や子どもを持つ親に、ひろゆきが提言。――2035年の仕事は「職業」で選んではいけない。究極「食べていければ、働かなくてもいい」という考えのひろゆき。10年後の日本はけっして明るくないし、「海外」にも目を向けてみたら?…と若者に自分らしい生き方・新しい稼ぎ方をすすめる1冊。
「年末の定番書籍」としてご好評いただいている大前研一氏の『日本の論点』シリーズはおかげさまで累計部数40万部を突破。日本が世界に誇る知性の一人である大前氏が鋭い視線で、現在の日本と世界の問題を分析し、ソリューションを提示します。また、毎年ご好評いただいている読者限定の大前氏の動画視聴サービスも継続します(今年の動画テーマは観光立国)。2024年は1月の台湾総統選挙から11月のアメリカ大統領選挙まで、世界の主要各国・地域で選挙が立て続けに行われ、日本でも東京都知事選、自民党総裁選、衆議院議員選が行われた空前の選挙イヤーでした。一番の話題は、アメリカ大統領選でトランプ前大統領が圧勝し、劇的な返り咲きを決めたことです。ウクライナや中東での紛争が解決されない中、「アメリカファースト」を掲げるトランプ氏の復権によって、2025年の世界情勢はどうなるのか。そして、「GDP世界第4位転落」が象徴する長期低迷に対して、日本に打開策はあるのか。本書は大前氏が豊富な知識と体験、洞察力を駆使して、新しい時代に役立つものの見方や考え方を具体的に述べていきます。
「給料上げてと会社に言いたい」「暴言やめてと老親に言いたい」「戦争やめろと世界に言いたい」……じっとガマンするのでも、ガツンと言ってやるのでもない――人生を自分でつくっていく、大人のための対話術家庭でも職場でも地域社会でも、ふつうに生活しているだけで、私たちは他者との不和やトラブルに悩まされる。言いたいことは溜まるけど、そうそう言えないのが大人の世界……。主張や発言ができないのなら、黙って我慢するしかないのか。そんなわけない、と政治学者の著者は断じる。ほどよく交渉したり、提案したり、説得したり……ふだんづかいの対話術を、政治学の知恵をつかって考えていく。個人・集団・社会にたいして、自分の思いを届ける技法とマインドをユーモアたっぷりに惜しみなく提案する一書。
半世紀にわたり日本の半導体産業に身を置く国際技術ジャーナリストが膨大な取材を重ねて見えてきた日本の半導体産業の未来地図とは?日本の半導体産業の「過去」「現在」「未来」がわかる。
心理学がブッダに出会って、生きづらさの本当の原因がわかった。「どうしてこんなにバカみたいに忙しいんだろう?」「なぜ人は私を評価しないのか」「SNS上のみんなはキラキラしているのに私は・・・・」次から次へと湧いてくる欲に振りまわされ、疲れきって幸せが感じられない私たち現代人。自分の欲にマインドフルになる。心の欲に気づいたら、とらわれないように注意して捨てていく。これは本当の幸せになる練習です
ハーバード大学、イェール大学、スタンフォード大学などの研究で明らかになった複雑な世界を生き抜くヒント!知っておくと、生きる上で必ず役立つのが「ライフハック」です。本書では、心理学という学問で明らかにされてきたライフハックの数々をご紹介していきます。日常生活やビジネスシーン、人生のさまざまな局面で役に立つと思われる便利な工夫をこれからたっぷりとご紹介していきます。幸せな人生を送る上で、ハックを知っていることは非常に重要です。「こうすると時短できるよ」「こうすると健康になれるよ」「こうすると能率よく勉強できるよ」というハックの知識をたくさん覚えれば覚えるほど、人生で出会う問題や苦労を相当に軽減できるようになります。だから幸せになれるのです。ハックを知っているだけで、「一度きりの人生」が「最高の人生」へと変わります。
どんなときに「クラスメイトの中にヤングケアラーがいるかもしれない」と感じるだろうか。家事や介護だけでなく、精神疾患をもつ家族を助ける子どももいる。複雑な感情を抱え、孤立を深めているケースも多い。ヤングケアラーが近くにいたとき、何ができるか。〝居場所〟をキーワードに考えていく。
※ヤングケアラーとは、病気や障害のある家族・親族の介護などで忙しく、本来受けるべき教育を受けられなかったり、同世代との人間関係を満足に構築出来なかったりする未成年、または未成年時代にそのような状況にあった人たちのこと。
おカネも 土地もワザもなし。それでも〝農家〟やれます! 年に40回は飛行機で飛びまわり、農場で汗を流す。魅力的な農家の情報を発信し、各地の農家をヨコにつなげる。農業のサポーターを自称する著者の、新しい働き方。
質問家・マツダミヒロが問う。人生を変える5つの質問序 章 今のままの人生で本当にいいですか?第1章 今の居場所で「満たされて」いますか?第2章 「いつかやってみたい」その“いつか”はいつですか?第3章 あなたにとっての「豊かさ」とは何ですか?第4章 あなたにとって心地よい「人間関係のかたち」とは?
あの国の子どもはどんな学校生活を送っているの?幼児教育から高等教育までの教育制度や学校事情について、執筆者による現地での体験やエピソードも交えて、疑問に答える形で紹介する。
燃やされているのは学校や病院だけではない。人々が、物語が、記憶そのものが焼かれているのだ。侵攻目前に書かれた記録から、何を聴き取るべきなのか。パレスチナ人作家たちが〈未来〉に向けて遺した、比類なきメッセージ。
中世化する21世紀世界G7で、日本だけが経済成長していないとされるが、本当に正しいのか。また、なぜそうなるのか。ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』で、長期にわたるゼロ金利を、資本を投下しても利潤が出ない資本主義の「死」と看破した著者。本書では、シンボルエコノミーがリアルエコノミーを凌駕し、中世化する21世紀世界を読み解いていく。古びた理論にしがみつく日本政府や日銀、経営者を批判し、経済成長率の〝まやかし〟を明らかにする。世界に先駆けて「定常状態」に移行する日本経済はどこに向かうのか、われわれはいかなる選択をすべきか。その答えがここに!
古代世界では、戦争においても情報収集より神々の信託という占いが行動基準となっていた。紀元前4世紀に活躍したアテナイの名将クセノポンは、デルフォイの信託によって大軍をシチリア島に派遣する作戦を実施して無残な失敗に終わった。これに対し、『孫子』では、戦争における占いを完全に否定している。カエサルは情報を重視したことで知られ、情報の秘匿にも力を入れた。アルファベットの「A→B」という具合に1字づつ置き換える換字式暗号を編み出し、これは「シーザー(カエサル)暗号」と呼ばれる。情報収集には、公開情報による「オシント」、人的接触による「ヒューミント」という従来からの手法に加え、衛星画像や航空写真による「イミント」、イミントと地理空間情報から作成される「ジオイント」などがある。こうした最新テクノロジーの話も満載。
「男」は理不尽な観念だ。ジェンダー間の格差・分断・差別の歴史の中で、男性は「男」であるがゆえに抑圧する主体だった。他方、「男なら…」という期待は、当事者に「失敗と挫折でがんじがらめ」の内的経験をもたらしてもきた。日本においても然り。だが韓国では、この問題を感情史的アプローチで探究する試みがいち早く登場した。韓国ドラマの男たちが<おんな子どもを守る強い男>の類型を引きずり続けるのはなぜだろう? フェミニズムへの関心の高い国で、なぜ若者がバックラッシュの政策を支持するのか? その背景にある男性性の問題、すなわち「韓国男子」のこじれの源を、本書は近現代史上の事象や流行語を手がかりに辿る。「男子(ナムジャ)」の苦難や煩悶が、非‐男性への抑圧と表裏をなしながら、いかにして社会を構成する人々全体の生きづらさに与ってきたか。朝鮮王朝時代、植民地化、南北分断と軍政、民主化、新自由主義化といった局面に応じて、男性性をめぐる新たな困難と、そこから噴き出る抑圧と暴力の構図が繰り返し出現した。終盤では、兵役が生む軋轢や、オンラインで拡散する苛烈なミソジニーとバックラッシュに揺れる2000年以降の社会の様相を見る。「このような作業が必要な理由は、まず理解するためだ。」今日の韓国の人々の心性を理解するための重要な知見と示唆に溢れた論考であるとともに、日本における同じ問題を合わせ鏡で見るような書だ。
本書は投資と市場の仕組みに関する考え方を一変させる画期的な本になっている。著者のスウェドローは投資で成功しているだけでなく、多くの著書のあるベストセラー作家でもある。本書でスウェドローは個人投資家に向けて、なぜ一生懸命稼いだお金をドブに捨てるようなことをするのか、またあなた自身ではなく、なぜブローカーや証券会社やファンドを富ませるようなことを嬉々としてやるのかに疑問を呈し、そんなことは一刻も早くやめるように説き、勝者のゲームを始めるため、多くの確かな証拠を、彼自身の経験に基づいて示している。
◆エッセイ系・紀行・旅行記・評伝・批評・評論・哲学
社会や政治に無関心な若者」は、こうして生まれたー1994~2004年生まれ、20代50人に聞いた、戦争と政治。「慰安婦」の文字が教科書から消され、戦争における加害の歴史を学ばなかった。性教育がバッシングされ、激しいジェンダーバックラッシュが起こった。生きづらさを自己責任で丸め込まれ、「ゆとり」や「さとり」と後ろ指をさされる。第2次安倍政権下で義務教育期を過ごしたかれらは、当時の政治や教育にどう影響され、何を感じてきたのか。生まれ育った1994-2024年の政治、教育、文化、社会の動きを年表で振り返るとともに、若者たちの声を聞く1冊。
ソロトラベラー、トラベルフォトエッセイストとして世界中を気ままに旅するTasuku.が、うれしいこと、悲しいこと、その全部から得た「大切にしたい言葉」を書籍化。シンプルで、美しく、ワクワクで満たされた日々を送るコツが詰まった本。タロットカードをめくるように、気の向くままに開いてみてください。
その生い立ちから3度目の遠征に向かう航海の途上で急逝するまでの行動と社会的背景、家族、恋愛と結婚、夫婦関係、成功と失敗、人間的弱点と強さ、活躍と挫折など、極地探検家シャクルトンの知られざる人間像を描き出す。
本屋大賞受賞後、たくさんの書店まわりをして、多くの書店員さんたちに出会った瀬尾さんは気付きます。「こんなに魅力的で楽しい場所があったのか」と。そんな書店さんとの思わず笑ってしまうエピソードの数々と、水鈴社創立第1作である『夜明けのすべて』が映画化された際の、出演者や監督との交流などの様々な思い出を、瀬尾さんらしい軽妙なエッセイにまとめました。
図書館に住みたい! 2019年末に建ちあがった、膨大な蔵書を収める家〈森の図書館〉。2人の施主が、普請のプロセスや、そこで過ごすなかで考えたことをつづり、デジタルだけでは実現できない、「本のある空間」の効用をさぐる。書架の写真はもちろん、建築家の寄稿や図面類も多数収録。蔵書と家と人との関係をめぐる実践的ドキュメント。
80代半ば、老人でいることにも飽きてきた。「最後の勉強」でもしてみるか。「老化につれて狭くなった私の世界の外で、新しく魅力的な知的世界が着実に築かれつつあるらしい」――ではこれを生きるための読書、「最後の勉強」の対象にしてみたらどうだろう。伊藤亜紗、斎藤幸平、森田真生、小川さやか、千葉雅也、藤原辰史……若い世代の知性にふれ、学んでゆく喜びをいきいきと綴った読書エッセイ。
あの名僧たちも「繊細さ」に悩んでいました--不安は転がすほど、大きくなる。放っておくのが一番。・朝から動けない人のための「禅即行動」・疲れない付き合い方・「居場所」の育てかた・「盛る」より「足る」で生きる・損得よりも「縁」を大切にする・お金は貯めずに「巡らせる」 など。「気にしすぎ」で前に進めない人へ、生きるのがラクになる禅の知恵。
笑いと涙の実録ノンフィクション★人気アニメ『ちびまる子ちゃん』『あたしンち』などの脚本を担当して活躍中の著者がこっそり教える、天才でなくてもプロフェッショナルになる方法。生き残っていくには何が必要か?★かけだしシナリオライター時代から現在まで、テレビ業界にはどんな魑魅魍魎が棲んでいるのか、どのような目に遭ってきたのか、ウラもオモテも包み隠さず語る。すべて実話です
時を超え、形を変え、悪は世界に蔓延る。腹黒い世界のカラクリを一刀両断! 大国ぶった国々が口を拭う選民思想、「アラブの春」で漁夫の利を得たあの国の高笑い、400年以上前に信仰心の悪用を戒めた織田信長の慧眼、曲学阿世の地震学者と原子力規制委員会の罪、事実より面子を優先させるメディアの嘘――世の中の真実を読み解く「週刊新潮」連載の超辛口名物コラム傑作選、堂々の第18弾。
サンデー毎日連載40年! コラムの名手と1年間を総ざらい!毎年恒例、愉快痛快娯楽バナシ満載でおくる世俗観察コラム集。
新時代の直木賞作家・小川哲の初となる対談集。僕が考えたことはただ一つ――小説家として語ること――だけだ。僕より喋りが上手な人なんて、この世界には数えきれないほどいる。でも、僕より小説について考えている人は、たぶんそれほど多くはない。番組には、小説家だけでなく、実にいろんな活動をしているゲストに来ていただいたが、彼らの話の中に「小説」を見つけ、その部分を広げることならできる。TOKYO FM/JFN発のラジオ対談番組『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』がついに書籍化!いま大注目の直木賞作家・小川哲が濃密な対話を重ねたゲストのうち、11名を厳選して収録。小説家はもちろん、映画監督からアイドルまで、さまざまな分野の異才たちの原点と創作のアイデア、そして知られざる本心に迫ります。
「日本一生徒数の多い社会科講師」が教える、生きづらさに効く歴史と倫理。豊富な知識と経験を活かして、令和を生きる人々の悩みに寄り添う。
「圧倒的な面白さ!」と話題の人類学本、爆誕!山極壽一氏、松村圭一郎氏、中島岳志氏、小川さやか氏…各界より大推薦!!!白と黒ではわけられないこの複雑な世界で、他者とともにあるために。今こそ、僕たちには人類学が必要だ。
「孤独」な探偵マーロウを通して浮かび上がる、「自分の居場所」を探し続けたチャンドラーの人生。<マーロウ>シリーズにおける「ハードボイルド」のイメージのゆらぎに着目し、伝記的情報とともにレイモンド・チャンドラーの成長と変化、実存に迫る画期的挑戦。詩やエッセイ、パルプ作家時代の短編から映画シナリオまで徹底分析。ファン必読必携、チャンドラー研究の完成形にして決定版!
パワフルな街を、自分らしく楽しむ!30年の大都市生活から、日々を心地よく過ごすヒントをお届け自由な空気に憧れて単身渡米後、NewYorkで30年以上暮らしてきた著者が、この街の魅力と暮らしのリアルをお伝えします。多くの人と関わり、忙しい日々をサバイブする中でも「自分らしさ」を大切に、日々のちょっとしたことに勇気をもらい、ニューヨーカーとして生活を楽しむ。そんな、街を愛しご機嫌な暮らしを作る工夫について、さまざまな角度から紹介します。
「日本の都市の活性化」を各都市別に考える。長年、主に西洋の都市について比較研究を行ってきた著者が、北は函館から南は那覇まで、各都市で経験したこと、考えさせられたこと、どうしたら各都市が元気になれるだろうか、などについて素朴な思いを書き続けた「日本都市紀行」をまとめ、日本の個別都市(21の都市)のそれぞれの特徴を生かした活性化を考える。日本の都市の歴史や観光に関心のある方、まち歩きに興味のある方から、都市づくりに携わる方にも。日本の都市の魅力を探る一冊。
パラレルワールドは、実は近所にある……⁉あなたの体験したことも、時空を乗り越えた証拠かもしれません!誰でも一度は体験したことがあるような不思議な体験をひも解き、悩みを解決し願いをかなえる、意外でかんたんな人生の問題解法を紹介します!ひすいこたろうさんの対談も掲載!
★★★「今どきの日本語」への警告★★★●「絆」という言葉の危険性●「おとうさん、おかあさん」の不思議な使い方●「~かな」を文末につけてしまう心理●元気や勇気は「与える」ものではない●「過剰コンプラ」で言葉は貧しくなるなど
江戸時代、天海僧正が寛永寺を創建、さらに京や近江の名所の写しを設けたことで、上野は庶民の一大行楽地となった。それから400年、歴史と文化が息づく上野・谷根千のおもしろさを隈研吾、日比野克彦ら「上野のプロ」たちが解き明かす。住む、旅する、学ぶ……上野を知的に遊び尽くせ!
すべてのゆかいな仕事人のためのリトルマガジン、vol.25特集は「どう、集まる?」「ふつうに複業」の2本です。特集1:どう、集まる?ばらばらの人たちが集まる駅前で、会社で、公園で、オンラインでこれまでと違うやり方で集まる意味はどこにある?同じ場所にいなくてもいい?問いながら試す「集まる」のいろいろ特集2:ふつうに複業物価と賃金のバランスがおかしい暮らせないから、ふつうに複業リスクヘッジ、自己実現、ライフワークとライスワーク……忙しいけど楽しい日もあるだからこそややこしいのかも「面白い」と「仕方ない」に挟まれた、複業の現在
欧米人は原理・本質を重んじ日本人は具体性を大切にする?原理や本質から考える事から「仮説社会」となる欧米。人々と協力、共同する生き方から「枠社会」となる日本。社会構造の違いは考え方の違いに繋がる。現代を生きる人々に必読の一冊。
ファンダム、推し活、BL、ジェンダー……。世界中を席巻するK-POPの魅力を、「クィア」という切り口で読み解く画期的評論集。
本書は、タイムマシン、タケコプター、アンキパンなど、ドラえもんのひみつ道具を軸に哲学し、物語に秘められたメッセージを読み解く1冊です。あなたの知らない、ドラえもんの深い世界がここにある!
◆ネイチャー・研究系
現代の科学技術をもってしても作れない二つのもの、「生命」と「土」。その生命は、じつは土がなければ地球上に誕生しなかった可能性があるという。そして土は、動植物の進化と絶滅、人類の繁栄、文明の栄枯盛衰にまで大きく関わってきた。それなのに我々は、土のことをほとんど知らない。無知ゆえに、人類は繁栄と破滅のリスクをあわせ持つこととなった。そもそも、土とは何か。どうすれば土を作れるのか。危機的な未来は回避できるのか。土の成り立ちから地球史を辿ると、その答えが見えてくる。『土 地球最後のナゾ』で河合隼雄学芸賞を受賞した土の研究者による、待望の最新作!
特集:クマの生物学 ―多様な進化と生態ヒトとの問題が近年増加しているクマ,本特集では日本に生息する2種のクマ(ヒグマ・ツキノワグマ)を中心に,クマ研究の最前線で取り組んでいる研究者たちが,その生物学に関する最新の研究成果を紹介・解説する。
深刻化する環境問題と私たちの運命ある日、ドラマの撮影に使われた1頭のイルカが自殺した。この事実に衝撃を受けた環境問題ジャーナリストは、世界中で取材を重ね、動物の命が無意味に消されていく現実に直面する。いたずらにクジラを殺す伝統儀式、漁獲の40%を廃棄する漁業、環境活動家の暗殺、世界中で毎秒250㎏海に流れ込むプラスチックごみ……この状況を変えるために、今、私たち一人ひとりがすべきことは何か?ヨーロッパに衝撃と希望をもたらした環境問題バンドデシネ、待望の邦訳!
歴史的な研究成果、評伝、インタビューなど選りすぐりの記事でグレートサイエンティストの実像に迫る。ホーキング,アインシュタイン,南部陽一郎,オッペンハイマー,グドール,牧野富太郎……栄光あり,苦難ありの波瀾万丈な人生を通して,豊かな発想の原点をたどります。科学者自身による執筆,一流ライターによる取材記事など多彩なスタイルの構成で,読みものとしての楽しさも充実。
池上 彰氏が初めて責任編集をする、明日の自信になる教養シリーズ。5冊めは、「気象学」です。普段何気なく見ている天気予報。気温と雨だけ気にしている人が多いのではないでしょうか…。それだけではもったいないことを、本書では全編を通して、気象予報士の斉田季実治氏がわかりやすく教えてくれます。本書ではまず、気象の知識を得ると、買い物に行く時間はいつがベストかなどといった、身近な日々の生活がぐんと快適になることを解説しています。予測の見方や活用の仕方を、図解を交えてレクチャーも。そして近年、線状降水帯、ドカ雪、超熱帯夜といった気象災害が頻繁に起こっている深刻さについても説明を。気象情報の活かし方しだいで、大切な命が守られることを伝えています。大雨、大雪、地震・津波などの項目別に、実際に皆さんがとるべき事前対応から事後対応までを詳しく解説しています。
第一線の研究者が語るヴォイニッチ写本の最新研究ヴォイニッチ写本、それは発見から1世紀余りが経過した今なお解読を拒む、世界一有名な未解読文献である。未知の言語とも暗号とも、時には捏造、デタラメとも言われるこの謎めいた本は好事家たちの関心を集め、書誌学や情報学の専門家のみならず多くの在野研究者が解読に挑んできた。小説や漫画などのポップカルチャーにも多大な影響を及ぼしている。本書はヴォイニッチ写本の研究に取り組む著者達が400年にわたる解読の歴史とともに、データサイエンスを用いた最新の研究を解説し、日本におけるヴォイニッチ写本紹介の先駆者である荒俣宏氏との鼎談を収録した、最高のヴォイニッチ写本入門である。
ウサイン・ボルトが走るとき、周囲の時間は1.000000000000000858倍遅くなり、アインシュタインが導入した宇宙定数λは観測的には10の-120乗以下である――こうした9つの巨大数や微小数などを糸口に、最先端の物理学によって宇宙の姿を超弩級のスケールで描き出す。
公害や災害の歴史や法令の制定なども知ることのできる,環境科学を広くとらえた教科書.調査方法や調査結果にもとづいたデータからわかる事実をしっかりと明記し,環境問題を解決するためにはどうすればいいか問題を提起する.その答えは環境科学の場合はいくつかあるが,自分で考えられるようになってほしいという思いを込めた.未来世代に美しい地球環境を残すために,日本や諸外国で行われている対策を学べるので,環境に関心のある人にもぜひ手に取ってもらいたい.
生物はイノベーションの宝庫!モノづくりのヒントを生物に学ぼう!渡り鳥の隊列飛行を参考にした航空機の燃料削減飛行、クモの糸やカの触覚を参考にしたマイク、センザンコウのウロコを参考にした医療用小型ロボット、ホッキョクグマの毛を参考にした暖かいセーター、粗い面でもひっつくコバンザメを参考にした水中用吸盤……。これらの技術はすべて、生物の仕組みをモノづくりに活かすバイオミメティクスという技術から生まれました。人類は古くから、生物の形や構造、機能をヒントに様々なものづくりを行ってきました。本書では、近年生まれた驚くような事例を紹介することで、誰もが気軽にバイオミメティクスのおもしろい世界に触れられる新しい入門書として最適な一冊となっています。
極限の環境で力強く生きる植物たちを紙上鑑賞できる、登山好き、植物好きの為の図鑑。
洪水などの撹乱を利用して更新してきた「水辺林」は、河川開発によってその貴重な更新機会の多くを失った。在来種が少なくなった水辺には外来樹種が侵入し、その伐採に多くの手間と時間が割かれている。豊かで健全な水辺環境を未来に残すためには、まず、水辺に生きる樹木たちがいかにして水辺環境を生き抜き、子孫を残すのかを知らなければならない。本書では、100点近いカラー写真とともに、個々の樹種の生態から水辺林保護のポイントまで、水域と陸域のつながりを取り戻すための理論と実践をやさしく解説します。
ジムには行かない、食事を抜かない、パンもチョコも我慢しない……そんなフランス人はなぜ太らないのか。日々の暮らしの中で実践する食べ方、考え方、生き方の知恵は一生もの。フランス人に教わる、賢く食べて優雅に生きるためのライフルールとは。付録には心も体も満たされる40のレシピが付いている。
◆技術・デザイン・芸術・映画・建築
『ローハイド』から『クライ・マッチョ』まで、時に俳優として、時に監督として、あるいはその双方を担い、半世紀を超えて〈アメリカ〉という荒野を歩み続けた巨匠を知る。アカデミー賞を2度受賞し40本もの映画を監督してきた、映画界で最も尊敬される存在のひとり、クリント・イーストウッド。2024年に94歳の誕生日を迎えるも、ハリウッドの常識など意に介さず、三四半世紀に近しい時間を、ほとんど休むことなくこの業界で働きつづけている。本書では監督としての〈イーストウッド〉のみならず、初期の代表作『ローハイド』、セルジオ・レオーネ「ドル箱三部作」(『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』)、師と仰ぐドン・シーゲルとタッグを組んだ『ダーティハリー』『アルカトラズからの脱出』以来の、自身の監督作でも継続している俳優〈クリント〉のあり方についてもジグザグに見つめていく。
無印良品のアートディレクション、松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、ミキモト、ヤマト運輸、中国の小米のVIデザインなど、幅広い活動をみせるデザイナー・原研哉、初のスケッチ集。ロゴデザイン、ポスター、展覧会、書籍など多岐にわたる仕事そのすべてをスケッチやドローイングから始めるという。原の活動を、スケッチを通じてみることで思考の根源、デザインのあるべき姿を物語る1冊。
将棋は読みのゲームであると言われます。しかし、人間が詰みまで読みきれるのは終盤だけで、ほとんどの場合は第一感に頼ることになります。優秀なプレイヤーは、第一感から選ぶ指し手が精確な傾向にあります。この第一感は将棋ではあまり言語化されていなかった、あいまいな概念です。そこで高段者がどのように第一感で指し手を選んでいるのか、言語化しようというのが本書の試みです。
人間には、なぜ芸術的思考が必要なのか。想像的思考(芸術的思考)と論理的思考(言語的思考)など右脳・左脳の機能を解説した上で、トルストイやチェーホフなど具体的なロシア文学の作品を対象に芸術的思考と作家による創作の本質を検証する。さらに、芸術的なことばがもたらす催眠療法的な効果とサイコセラピー(心理療法)への応用なども紹介。音楽や美術と同様、芸術的文章――文学にも人間の心を揺さぶる力があることを心理学的視点から解明する。
世界的画家が88歳になって到達した境地!飽きることは、「自由になる」こと『飽きる美学』では、横尾忠則が「飽きる」という現象を美学として捉え直し、日常の単調さや退屈さえも価値あるものとして描きます。彼は、飽きることによって見えてくる新たな創造性や自由、そして精神的な豊かさに焦点を当てています。各章で横尾は、自然体で生きることの重要性、病気や老いを自然な現象として受け入れる態度、そして生と死が織りなす永続的なサイクルへの洞察を提供します。彼はまた、猫や芸術作品の魅力を通じて、生活における遊び心や創造的な余白の必要性を説いています。横尾にとって「飽きる」という状態が、実は最も積極的で創造的な選択であるとし、これを通じて読者に自己の内面と向き合う機会を促しています。この作品は、現代人が忘れがちな「飽きる」という感覚の中に潜む、深い美学と哲学を探る試みです。
ポップでロックでファンシーをテーマに、どこか懐かしい日本アニメの世界を思い出させる独特な絵柄が日本国内だけでなくアメリカや中南米、中国、韓国で大人気!「ポカリスエット」24ダンスクルー募集のキービジュアル、『ベイビーわるきゅーれ』(テレビ東京)ドラマOPイラストなど若い世代を中心に人気を集め、2024年にはハローキティの50周年を記念した展覧会「Hello Kitty展 –わたしが変わるとキティも変わる–」にてアーティストコラボコーナー「Hello! Friends」に参加。海外からも注目される新進気鋭の次世代イラストレーター・ONOCOの初作品集。
仕事仲間として、家庭教師として、創造性として、コーチとして、そして人として、AIは今後どのように我々の仕事や生活を変えるのか?本書では、長らく「人工知能」と呼ばれていたAIは、もはや人類の「共同知能(Co-Intelligence)」であるとする著者が、「仕事仲間」「創造性」「コーチ」など役割ごとにAIを捉え直し、まったく新しい関わり方を具体的に提案する。AIが書いた末恐ろしくも圧巻のパートにも注目!
ニューヨークタイムズ ベストセラー第1位!世界25カ国で発売!世界最高の音楽プロデューサーとして名高いリック・ルービンは、アーティストが自分自身に抱く期待以上の能力を引き出し、素晴らしい才能を発揮するように導くことで、数多くの偉大な作品を生み出してきました。ルービンは「創造性の源」について長い年月をかけて思考するうちに、そもそも「創造性(クリエイティビティ)」とは、アーティストやクリエイターのためだけにあるものではなく、この世界全体と関係があると学びました。ビジネスにも、休養を取るときにも、また、日常生活や子育てなど、「創造性」は人生のどんなステージにも存在し、その才能を発揮する場所を拡げることができるのです。本書は、誰もが歩める、創造性を高めるための道、ルービンの知恵と洞察の道を辿る学びのコースです。長年の経験から得た知恵を78項目に凝縮し、クリエイティビティを誰もが感じられる瞬間や、人生そのものを近くに引き寄せ、成功へと導いてくれる、感動的な読書体験を提供します。
大人気『シリコンバレー一流プログラマーが教える Pythonプロフェッショナル大全』に続く、待望のシリーズ2作目!
必要なのは、センスでも発想力でもない。「観察力」こそが、鍛えるべきたったひとつの能力。観察力で人生が変わる!絶対的な正解がない時代の今、観察力の有無が、仕事や人生の質を大きく左右する。アイデア発想、伝え方、問題解決、商品企画...「観察力」は、あらゆるビジネスシーンで応用がきく、基礎となる力である。事実、「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「マチネの終わりに」…メガヒットはすべて「観察」から始まっていた。「観察力」とはつまり、「バイアスに気づき、まっさらな目で物事を見る力」のことである。数多くのトップクリエイターに伴走し、新人漫画家を育成してきた、稀代のヒットメーカーがその鍛え方を説く!【解像度を上げるためのChatGPT活用法も収録!】
多角的視点からタイポグラフィの可能性を探るデザイナー必携の一冊タイポグラフィのエキスパート集団〈日本タイポグラフィ協会〉のクリエイター60人が、それぞれの専門領域と豊富な経験から語るデザインの思考と手法。カテゴリーを60に細分化し、制作ポイントを作品事例とともに解説します。デザインの可能性を広げ、バイブルとなる必携の1冊です。
住まいを焦点に計画・歴史・文化・地域・構法など、設計の前提条件を広範に扱う実践的な教科書。歴史的な文脈を含めて紐解いていくことで、「住まいとは何か」「なぜそうなっているのか」を探求することができる。近年の社会情勢や動向も踏まえ、あらゆる角度から身近な住まいにアプローチする。住宅を設計する人必読の書。
日本画・水墨画・洋画・水彩・版画・彫刻・工芸など美術業界の各分野で活躍する作家約2300名の略歴、発表価格をはじめ、展示スペース探しに便利な全国ギャラリー・美術商情報や、美術評論家・関係者の連絡先、市場に流通する物故作家の略歴等、さまざまなデータをまとめた1冊。ギャラリーおよび美術館・博物館索引付き。
10人のクリエイターが創り出した、不思議な魅力にあふれた架空の世界を案内するイラストガイドブックです。100点を超える美麗なイラストに加え、まるでその世界が本当に存在するかのような各クリエイター描きおろしのスポットガイドをたっぷりと収録。永遠に風が吹き続ける島、巨大生物が支配する大地、広大な居住区を擁する人工飛行船など、多様な世界への空想の旅路をお楽しみください。
渋谷駅前の再開発、麻布台ヒルズをはじめとした巨大商業施設の建設、神宮外苑の樹木伐採の問題……東京オリンピック後も止まない巨大資本による再開発に揺れる東京。私たちは都市をどのように捉えればいいのか。そのヒントは「街歩き」にある。都市論の大家が自らの足で都心南部を歩きながら、かつての軍事施設の痕跡や、失われた川や暗渠を辿ることで、都市の構造を掘り起こす。誰も見たことのない「東京」が現れる、7日間の街歩きガイド。
プラットフォーム資本主義と人間との関係はどうあるべきなのか?ケア、民藝、パターン・ランゲージ、中動態、そして「作庭」。一見無関係なさまざまな分野の知見を総動員してプラットフォームでも、コモンズでもない「庭」と呼ばれるあらたな公共空間のモデルを構想する。『遅いインターネット』から4年、疫病と戦争を経たこの時代にもっとも切実に求められている、情報技術が失わせたものを回復するための智慧がここに。
宇野さんの新刊。
学校には「美術」の授業があるけれど、他の科目と違ってどう関わったらいいかがわからない。しかし例えば人間は太古から今もなお、絵を創作し、「美しさ」を追求してきた。「美術」とか「美しさ」って何だろう? アートを切り口に人間らしさとは何かを考えてみよう。・・・・・・一冊のノートや一本のペン、一着のシャツを選ぶだけでも、私たちは頭の中にある「これが自分にとって美しい」と思える基準に照らして判断を下します。選択の自由さえあれば、すべての人がこのような行動を取ります。それだけ、人間は「美しいかどうか」を重視する生きものと言えます。そして面白いことに、地球上に住んでいる無数の種類の動物のなかで、そのようなことをする生きものは人間だけなのです。考えてみると、これはとても不思議なことです。私たちはなぜ「美」にそれだけこだわるのでしょう。そのような美を追い求めるために、人類は長い歴史のあいだ、ずっと絵を描き続けてきました。なぜ人間だけが、そのようなアートを必要とするのでしょう。──ではこれから、皆さんと一緒に人類だけがもつこの不思議な価値観について考えていきましょう。それはひいては、人間ってなんだろう、私たちは他の動物とどこが違うのだろう、といった考察へと繋がっていくはずです。
現在では使われていないモールス信号から消えてしまった古代文字の数々、果ては小説の中の暗号、音符、日本語の約物まで、形のおもしろさに魅かれて集めた、121 項目の古今東西の文字・符号・記号・暗号のカタログ集。デザイナーの松田行正が記号に込められた意味を読み解いた解説と図版で構成されています。カバーには小さい穴が9 個空けられ、カバー自体が型紙暗号(90°回転して解読していく)になっています。1 冊丸ごとカバー、表紙、見返し、本文小口まで同じ色で構成し、本の物質感を高めました。カバー裏には表現の歴史のダイア グラムを掲載。2003 年に刊行され6 刷となったロングセラーを全面改訂し、ページ数を倍増した増補新装版です。
安心・安全なマイホームはこれ1冊ですべてOK![賢い家づくり]をサポートする、知って得する知識が満載!2025年4月の省エネ住宅義務化に向けた解説もバッチリの最新版です!本書は、家づくりを始めるときに必要となる幅広い知識を網羅した決定版ガイドです。予算検討や土地探し、売買契約などの準備段階から、依頼先選定・間取りなどの計画段階、見積もり、工事中、そして引渡しにいたるまで、家づくりの各場面での疑問や不安を解決できるよう、解説やチェックリストを収録しています。さらに2025年の省エネ住宅義務化に向け、わかりにくい省エネ関連の用語や基準なども詳しく解説しています!家づくりで知りたい情報が1冊で全て分かる、家づくりのための究極のガイドブックです!
本書は、日建設計の"構造設計のエキスパート"たちが、構造設計のアイデアやプロセスを紹介する本。「何がゴールなのか?」「どんな問題が立ちはだかるか?」「どんなアイディアで解決するか?」スケッチや模型、モデリングなど豊富な図版とともに、現役構造設計者の頭のなかで起きていることをわかりやすく解説します。幻となったZHA案新国立競技場、ホキ美術館、新宿住友ビルなど著名な建築も登場!
国と国のはざま、絵画とデザインのはざま、大文字のアートと小文字のアートのはざま。“はざま”で悩み、世界をつなぐハブとして生きたレオ・レオーニ。作品約300点収録。絵本『スイミー』や『あおくんときいろちゃん』など、日本でも幅広い世代から作品が愛されてきたレオ・レオーニ。その人生は、イタリアで未来派のアーティストたちと出会ったことで動き出しました。以後、アメリカでアートディレクターとして広告や雑誌業界で活躍していきます。晩年には、最愛の土地・イタリアと、アメリカを行き来しながら、かねてから情熱を注いでいた絵画に彫刻作品、そして絵本を生み出してきました。本書は、活動が多岐に渡るなかで、決して色褪せることなかったレオの“つくることへの熱意”を、長年の調査研究とともにたどってゆきます。さらに、ブルーノ・ムナーリやベン・シャーン、エリック・カールなど、親交が深かったアーティストたちの作品も収録。実際のレオとのエピソードや、やりとりした手紙、クリスマスカードなどを紹介しながら、同時代を生きた作家たちとの交流に注目します。
「建築の仕組みが見える」シリーズ第2弾は、最高の緑とエクステリア!内と外をほどよく仕切り、住みやすい空間をつくり出す機能性。家にいながら外の自然を感じさせ、豊かな暮らしをもたらす快適性。家を彩り、街並みにも配慮する意匠性――これらを備えた緑豊かなエクステリアを設計できれば、住まいの居心地はぐんと高まるはず!
◆ゲーム関連
『ファイナルファンタジーVII リバース』の開発過程で生み出された素材(マテリアル)を集約した、ファン必見の一冊キャラクター、ロケーション、エネミー、ガジェットなどの設定画のほか、CGアート、絵コンテ、設定資料など、本作の制作過程で創られた素材の数々を、開発スタッフによるコメントとともに掲載。『ファイナルファンタジーVII リバース』の世界を構成するさまざまな要素をまとめて堪能できる豪華な一冊。カバーイラストは野村哲也氏による描き下ろし。
こんな本が欲しかった!天才的なゲーム実況の才能がなくても、ゲームが下手でも25万人の登録者数を実現した最強ロジックを徹底解説。登録者数爆増で、好きなことが仕事にできる!
アトラスの完全新作オリジナルRPG『メタファー:リファンタジオ』の公式完全攻略本。特大ボリュームの本作を余すことなく楽しめるよう、攻略本も大充実の512ページで構成。丁寧でわかりやすいシステム解説や各種マップ・データ類を網羅し、初心者から上級者まで実用度満点の一冊です。
伝説のカードゲーム"イルミナティカード"日本語版の発売を記念し、カード全種類を掲載・背景を解説した副読本412種すべて解説!
"楽しい"はもちろん"学び"がある!22作の活用アイデアを解説コミュニケーション能力のアップから観光・都市計画・協働・環境・SDGs までテーマに合ったゲームが見つかる!研修に興味を持ってもらえず参加者が集まらない、毎年同じような研修ばかりでおもしろくない。まちづくりのワークショップを開催しても、行政vs市民の構図になってしまう。一方向的な座学では内容が自分ごと化しない……。現場でこんな課題を抱えているなら、「ゲーム」を導入してみてはどうでしょう。「“楽しかったね”で終わるのでは?」とあなどるなかれ。コミュニケーションのあり方を見直し、自分とは違う目線で地域を眺め、時に協力しながら、まちの未来をシミュレーションする-―その体験としてゲームはうってつけのツールなのです。本書では、現場で“本当に使える”ボードゲーム22作を厳選。プレイイメージや活用のポイントがわかる解説から、ゲームをつくることにチャレンジしたい人向けのアドバイスまでが詰まった、必携のガイドブックです。
ゲームが大好きなPerfumeのっちが、ゲームに関わるさまざまな人々に会いに行く連載「のっちはゲームがしたい!」待望の書籍化。4年半にわたる連載バックナンバーに加え、桜井政博とのスペシャル対談、連載を振り返るロングインタビュー、読者からの質問に答えるコーナー、巨大ゲームセンターでの撮りおろし写真など、書籍でしか読めない限定コンテンツを多数収録。
最新作から名作まで、今遊ぶべきボードゲームを完全網羅&徹底レビュー!! はじめての人からディープなボードゲーマーまで、読めば必ず遊びたいゲームが見つかります!!★総力特集:2024年冬、今遊ぶべき最新ゲームはこれだ!★総力特集:マーダーミステリー(マダミス)最前線★特集:巨匠、R・クニツィアを遊び尽くす!★発表!本当に面白い2024年ベストゲームランキング
◆文学・小説
悪夢のような迷宮を味わい、悲惨な展開を読んだ後で感じる「温もり」はどこから生じるのか?初期の中短編、『宇宙の眼』『高い城の男』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『流れよわが涙、と警官は言った』そして、『ヴァリス』を中心に、全作品にわたって通底する「ディック常数」の魅力に迫る!
ひょんなことから雇い入れた新しい店員や、別れたパートナーへの想い、天敵アマゾンやキンドルへのうらみつらみ――古書店主のぼやきと日常は今日も続く。世界的ベストセラー『ブックセラーズ・ダイアリー』待望の第二弾。
ゆっくりボイス、まとめブログ、Discord、実験レポート、匿名掲示板、ドキュメンタリー映像、ホラー番組、位置情報ゲーム、オンライン百科事典、出所不明のカセットテープ、アスキーアート、チャットボット……。いにしえのネット文化から最新のAI技術まで、幅広いテーマで描かれた全26篇の物語──「つねにすでに」。各話はA~Zの頭文字を冠し、独特の世界観を展開。公開後すぐに、AIを使ったインタラクティブなギミックや、1日限定で公開された民家での展示など、ネットならではの仕掛けが大きな話題に。
新たなアメコミ的ヒーローが出現? 超能力の代わりに使う武器とは? 乱歩賞・直木賞作家が挑む、書下ろしダークファンタジー小説!バーナム・クロネッカーはアメリカ合衆国ユタ州のウィットロー高校に通う17歳の少年。彼は8歳のとき三葉虫に魅せられ、今ではその化石を熱心に集めつつ、静かな高校生活を送っている。そんなバーナムへのいやがらせが、ある日突然にはじまった。ロッカーの扉を接着され、頭にジャガイモをぶつけられる。体育会系の人気者コール・アボットのしわざだった。バーナムは、コールの行為を〈攻撃〉と呼ぶ謎めいた同級生、タキオ・グリーンと友人になる。そのときすでに、バーナムを驚愕の事件へといざなう運命の歯車は回りだしていた……。現代アメリカ社会の闇に光を当てながら、新しいヒーロー像を描きだす超絶エンターテインメント。
◆漫画
芸術島での、まったり楽しい部活ライフ!瀬戸内海に浮かぶキンカン島にある、未来の芸術家を育てる百芸大附属学園。編入してきた高校一年生の森谷ラプラは「グッズ研究部」を創設する。さまざまなグッズを研究したり生み出したりする通称「グッケン」の部室は、部員が安らぐ「巣」のようになりつつあり。。そして、芸術島に「なにか」が巻き起こる!
宇宙ホテルに幽霊が!?アイドルアバターが妊娠?想い出を語る自動運転車未来ではツノがおしゃれ!?マイクロプラスチック問題のブリリアントな解決法…あんな夢こんな夢、テクノロジーが叶えてくれる?近未来のテクノロジーが実装された社会で起こる思いもよらない出来事をニュース仕立てでマンガ化。webちくま好評連載に描き下ろし3編を加えて、いよいよ刊行!!
ドイツ軍に母を惨殺され、復讐のため赤軍の狙撃兵になることを決意したセラフィマ。彼女が狙撃訓練学校で出会ったのは、同じ境遇の少女たちだった。セラフィマと教官イリーナの葛藤と熱い想いを『少年ノート』『しまなみ誰そ彼』の鎌谷悠希氏がコミカライズ!
◆競馬
競馬を予想するうえで、本命党であっても穴党であっても、絶対に考えるのは「人気馬の取捨」である。本命党であれば信頼できる人気馬を探すし、穴党なら信頼できない人気馬がいるかを探す。すべての競馬ファンにとって重要なテーマ。気鋭の予想家・安井涼太が、馬の適性・レースの展開という、競馬の2大エッセンスから「危険な人気馬を見抜くスキル」をコーチング!サラブレッドは「時計の速い決着が得意か」、「遅い決着が得意か」の二択やはり「上がり2ハロンが速い=時計の速い馬」には、名馬がズラリどんな条件だと時計が速く、または遅くなりやすいか時計の速いレースが得意な馬を見事、狙い撃った!スキル➁レース展開~逃げ・先行が有利か、差し・追込が有利か展開は「前有利か」、「後有利か」の二択
「馬の一生」を知ることは、競馬の未来を考えることだ。ターフを去った競走馬は、その後どこへ行くのか――。世界で最も馬券が売れる国・日本が抱える「引退馬」という産業課題。我々にとって馬とはどのような存在であるべきか?引退馬を追った映画「今日もどこかで馬は生まれる」を企画・監督した競馬を愛する著者が、誕生から現役生活、セカンド・サードキャリア、肥育の現場まで、サラブレッドの”命がけ”の一生を、7年におよぶ現場関係者への綿密な取材を通して明かす。繊細で複雑な課題の核心を丹念に、かつ情熱をもって世に問うノンフィクション。
JRA騎手界はまさに戦国時代――。2024年上半期のGⅠは12戦すべて異なるジョッキーが勝利した。これは長い歴史上初めてのことだ。これが意味することは、これまでの「C・ルメール&川田将雅時代」の終焉を意味する。毎年、『政治騎手』では数々の予言をしてきたが、騎乗力、政治力を武器に2025年競馬界を背負っていく騎手は誰なのか。若手からベテランまで完全網羅。この1冊ですべてが見えてくる――。
確かに、今年は色んな意味で変な年だったから、この方の考察は気になるね。
●特集JRA馬事公苑×馬Festival Triple Report! 秋空の下の愛馬たち1.愛馬の日2.TOKYO EQUESTRIAN FESTIVAL 20243.キャロットステークス●Focus「生牧草バンク」引退馬たちに生牧草をプレゼント馬と人の絆をつなぐユニークシステム
今の競馬ファンに向けて、良い内容だと思ったし、表紙も良い。
◆ムック・雑誌
2004年から始まった「このマンガを読め!」(当初はムック形式)もこれで目出度く20周年。マンガをめぐる状況も大きく変わりました。数年前から、電子書籍のほうが、紙の本よりも売上が多くなっています。電車やコンビニエンスストアで雑誌を読む人を見かけなくなる日が来るなんて、20年前に思っていた人はいたのだろうか。それでも、以前にもましてマンガはその存在を大きくしています。マンガを出してない大手出版社は、今では存在しないと言っていいほどです。果たしてマンガはどうなっていくのか?これからもマンガの「アニュアルレポート(年鑑)」として、本特集を御活用いただければと思っています。
Vol.8の特集テーマは「掘る」。あらゆる情報やサービスが簡単に享受できる現代において、諸分野でコミュニティの多様化・細分化が進む中、 “マニア”などと呼ばれる人々の存在が注目を集めます。しかし、インターネット上に情報が溢れ、気づけばレコメンドに沿ってそれを辿っていることも少なくありません。どのように情報を取捨選択して知恵や知識をつけ、関心を深く掘り下げていくのが良いのでしょうか。今号は「掘る」という行為を“主体性を持って探求すること”として捉え、あらゆる情報との向き合い方、ひいては自分との向き合い方が見直される今こそ考えたい体験について、そこにある楽しさやそこから広がる視点や価値を探り、探究心を持って日常を過ごすためのヒントを探っていきます。
移住したい都道府県ランキング18年連続1位(*宝島社『田舎暮らしの本』)、『地球の歩き方』信州版の発売も控えるなど、注目を集める長野県。何がそんなに魅力なのか? 長野移住歴6年目の一人出版社が、長野の地域・人・活動の面白さを紹介するローカル誌を創刊します。初号の特集は「長野 New Organic」。農家、飲食店など県内の生産者・実践者のインタビューを通して持続可能な未来を食の現場から考えます。また本誌は長野県在住者・県に縁のある人だけで制作しています。そんなところからも長野県の魅力を感じていただけましたら!
第一特集:serial experiments lain(全50ページ)作品の始動から25周年を迎えた『serial experiments lain』。世代を超えて、未だ多くの人々を魅了する理由とは?全50ページで大特集!! 表紙は安倍吉俊先生による描きおろし!!
今年もこの季節がやってきた! 2024年のマンガの総決算!表紙は『カードキャプターさくら』&今年画業30周年のCLAMP特集を掲載。他にも、鳥山明のここがすごい! 特集、人気漫画家の方々に聞いた「このマンガがすごい!」など、マンガ好きなら必読の企画が盛りだくさん!
東京から飛行機で約3時間。やってきたのは、週末の旅先としても人気の高い台湾!ルーロー飯や小籠包といったグルメにレトロかわいい雑貨たち、そして地方へ足を延ばせばノスタルジックな街並みから豊かな自然、原住民族の暮らしまで。九州ほどの面積の小さな島にたくさんの魅力がつまっています。一方、政治や歴史をひもとくと、中国、日本、欧米諸国……さまざまな思惑が絡み合い、絶妙なバランスで現在の台湾があることにも気づきます。そのなかで自分たちのアイデンティティを模索し、行動し、声をあげ、自分たちの台湾をつくろうとしている人びとのことをもっと知りたい!そんな想いで、1カ月の間首都台北に編集部の拠点を移し、各地を駆け巡って制作したTRANSIT初のまるごと一冊台湾特集です。台湾にいると元気になる、その秘密を探ってみませんか?
特集:本の雑誌が選ぶ2024年度ベスト10新春恒例、年間ベスト10の季節が今年もやってきた! というわけで、「本の雑誌」1月特大号は、年に一度のベスト10特集号。本の雑誌が選んだ2024年度ノンジャンルのベスト10に、鏡明のSFベスト10、池上冬樹のミステリーベスト10、縄田一男の時代小説ベスト10、佐久間文子の現代文学ベスト10、栗下直也のノンフィクションベスト10、そして高頭佐和子のエンターテインメントベスト10と並ぶ、怒濤のベスト10七連発だ! さらに作家、評論家、翻訳家など総勢32名が選ぶ「私のベスト3」、もちろん忘れちゃいけない読者のベスト1もあるぞ!のベスト尽くしの大特集。オモロイ純文学から令和の監獄小説、千ページ超えのメガノベル等々の強敵を蹴倒して本の雑誌が選んだ2024年度の王者に輝いたのは発行人イチ推しのサバイバルロードノベル『越〇』だ! さあ、愛と希望のベスト10攻勢で2024年の面白本は一目瞭然。正月休みはおこたでぬくぬく読書三昧といこう!
年末恒例、一年間にでた文庫の総決算! おもしろ文庫めじろ押し![目次]本の雑誌が選ぶ2024年度文庫ベストテン私の2024年度文庫ベスト3読者アンケート 私の文庫ベスト1など
◆その他(言語学・歴史・スポーツ・料理・医学・心理学・教育)
英語で会話する、メールを書く、会議で議論する……。自分の考えを英語で伝えたい、「使うための英語」を学びたい!そんな人々に本書は、ELF=「世界共通語(リンガ・フランカ)としての英語」への発想転換を提案する。世界の実践知を取り入れ、自分のニーズに合わせて、効果的に学び、使えるようになる方法だ。発音やリスニングからテクノロジーの活用まで、「使うための英語」を学び「英語を使う力」を伸ばす、具体的な英語勉強法を紹介する。
2025年は地球規模の大きな出来事が起こると様々な予言がされている。本書はノストラダムス、エドガー・ケイシー、ジーン・ディクソン、出口王仁三郎、ババ・ヴァンガという歴史に名を残す有名な5人の予言者たちが遺した来年以降の人類や地球に起こる予言を著者が解説。生きた時代も国も地域も違う予言者たちの脳裏に何十年、何百年先の世界はどのようにみえていたのか。そこには近年起きた世界中を巻き込んだコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻、そしてイスラエルのパレスチナ攻撃を思わせる恐ろしい言葉さえ残されている。この予言と現実の符合をどう受けとければよいのか。また、アビギャ・アナンド、アトス・サロメ、ミシェル・ハーイク、クシャル・クマール、クレイグ・ハミルトン・パーカーといういま注目の予言者たちの予言にも迫る。他にもアニメ「ザ・シンプソンズ」に秘められた予言や、最古のネイティブインデアインのホピ族の予言も分析。2025年以降にやってくる大きな危機や試練を、人類がいかに乗り越え、穏やかで平和な未来を築けるかを予言者の言葉から考察する。
水面に書いたインク文字が広がっていく過程を逆向きに再生できれば文字が浮かび上がる――〈流れ〉が生成AIの核心となるアイデアだ。高次元空間とはどんな世界なのか、拡散モデルなどの流れの数理はどのように生成AIを実現したのか。AI実装で先端を行く著者が、数式ではなく言葉で、重要な概念の意味を伝える画期的入門書!
「家族にとって血のつながりは大切」「“日本人”とは日本人の親を持つこと」「日本では宗教を信じる人はめずらしい」……それって本当? 自分にとってのあたりまえが、実はあたりまえではなかったことに気づく。多様な人々と共に生きる、未来のための文化人類学入門。
ヒップホップ、パレスチナ、クィアな身体、映画のスクリーン、物語るオブジェ、叛乱する群衆たち……同じものの狭間で立ち上がり、異なるものの共通性を鳴り響かせる、グリッチ=ノイズの政治哲学。充実の文献案内付き。
イギリスで多くの生徒が入学を望むパブリック・スクール。その人気は今や海をも渡り、2014年に37校だった海外キャンパスは2024年には100校以上に。日本でもすでに3つの分校が開学している。時に年1000万円を超える高額な学費にもかかわらず、なぜパブリック・スクールはこんなにも熱望されるのか。その秘密を長年イギリスの学校教育を研究してきた著者が、『ハリー・ポッター』をはじめ7つの映画作品を切り口に探る。
現代の中高生は成功へのかつてないプレッシャーにさらされており、アメリカの成績優秀校では、不安症や自傷行為の割合が急増している。なぜ彼らは目標達成を渇望し、それに満たないと自身には価値がないと思うのか。現代社会に潜む「有害な達成文化」を明かす
日本の学校はなぜ、「謎ルール」だらけなのだろうか?前例踏襲・事なかれ主義が蔓延し、思考停止に陥っている学校の実態をベテラン教師が自身の経験をまじえてつづる。学校の在り方をラディカルに問い直す勇気ある提言の書!
●100の単語で英語ペラペラになる「画期的な英語勉強法」!母国語が英語ではないものの、世界で英語を使って活躍する非ネイティブエリートたち。英語圏出身ではない彼らは、いかにして「ネイティブと渡り合う英語力」を身に付けているのか?非ネイティブエリートたちは、実はたくさんの英単語を知っているから英語が話せるわけではない。英単語の語彙量が多いのではなく、少ない量の基本単語の「使い方」を工夫することで、1つの単語から英語表現を5倍にも10倍にも増やしているのだ。世界ではむしろ、難しい単語を使うことは「クールではない」とみなされる。誰にでも伝わる「やさしい英単語をうまく使いこなす技術」こそが、世界では「インテリジェント(知的)」とされているのだ。本書では、そんな世界の非ネイティブエリートたちが英語を話す際に実際にやっている「基本単語の使いこなし方」を紹介することで、100語でたくさんの英語表現を話す方法をお伝えする。
日常生活や旅行、ビジネスなどで、ネイティブはよく使う簡単な英語なのに、日本人にはなかなか出てこない英語フレーズ。なかでも、日本人でも簡単に言える短くて気持ちが伝わるフレーズを、その使い方や発音とともに紹介する、英会話の即戦力本。