開発中のゲームプロジェクトまとめ(5/29更新)

 現時点で自分が知り得る、2025年以降における大手ゲームパブリッシャーもしくは知名度の高いデベロッパーが開発しているプロジェクトを企業ごとにまとめました。(DLCは新作には含めません)
 まとめていて思うのは、買収を盛んにしている最大手企業はラインナップが豊富ですが、並みの大手企業だと中々ラインナップが増えなくなってきていますね。1つの要因としては発売間近(発売1年前)にならないと発表しないという流れになりつつあるのと、中途半端なタイトルが更に淘汰されて開発されなくなってきているから。
 無名の新スタジオから高クオリティのゲームが発表されたりだとか、どこの傘下にも入っていない開発力のあるスタジオが大手パブリッシャーに頼らずに自社リリースすることも増えてきているので、実際にはここで纏めている数の倍くらいの有力タイトルが開発されていると思われます。



任天堂

「Nintendo Switch 2」(6/5)
『マリオカート ワールド』(6/5)
『ドンキーコング バナンザ』(7/17)
『Pokémon LEGENDS Z-A』(10/16)
『メトロイドプライム 4』(2025)
『カービィのエアライダー』(2025)
『Drag x Drive』(夏)

『リズム天国 ミラクルスターズ』(2026)
『トモダチコレクション わくわく生活』(2026)
『ポケモンチャンピオンズ』(未定)

6月から怒涛のリリースラッシュとなりそう。リリース済み大作のSwitch2Edition類だけでもかなりの量が発売されそう。
任天堂タイトルだけでも5つ新作があるので、十分なラインナップと言える。




SIE(SONY)

『Ghost of Yotei』(10/2)
『Ballad of Antara』(2025)

『Intergalactic: The Heretic Prophet』(未定)
『Little Devil Inside』(未定)
『Marvel's Wolverine』(未定)
『Marathon』(未定)
『Fairgame$』(未定)
『SAROS』(2026)
『TIDES OF ANNIHILATION』(未定)
Project Delta』(未定)
+
・『Convallaria』
・『EXILEDGE』
・『Daba: Land of Water Scar』
・『AWAKEN - Astral Blade』
・『Will-Less』
・『Evotinction』
・『The God Slayer』
・『RAN: Lost Islands』
・『The Winds Rising』
中国の開発支援プロジェクト、現在11タイトルが開発中。その他の国でも同様のプロジェクトが進行している。

SIEファーストパーティタイトルという意味では寂しいラインナップになってしまった2023年と2024年。
SIEにはもっと自社ソフトでPSハードを盛り上げる意識を持って欲しい。
来年(2025年)以降は必ず毎年1本以上は出すようにしてくれるらしいですけどね。
任天堂のラインナップを見ていると、年2本はPSスタジオからのAAAタイトルが欲しい。




Microsoft(Bethesda / Activision|Blizzard含む)

『Gears of War: Reloaded』(8/27)
『The Outer Worlds 2』(2025)

『Fable』(2026)
『Marvel’s Blade』(未定)
『EVERWILD』(未定)
『State of Decay 3』(未定)
『The Elder Scrolls VI』(未定)
『Perfect Dark』(未定)
『Fallout 5』(未定)
『Gears of War: E-Day』(未定)

買収した企業数や規模も相当なものがあるので、毎年しっかりとしたラインナップを揃えてくる印象。
ゲームショウでの存在感も大きくなっており、TGA以外のゲームショウが盛り上がるかどうかはXboxの発表に掛かっているといっても過言ではない…くらい有力な傘下企業が多い。
ただし、現時点で2025年は少し弱いラインナップかもしれない。




Tencent

『2XKO』(2025)
『Dune: Awakening』(6/10)

『Path of Exile Mobile』(未定)
『Don't Starve: Newhome』(未定)
『Exoborne』(未定)
『Dying Light: The Beast』(未定)
『VALORANT Mobile』(未定)

主な子会社
・Riot Games
・Level Infinite 
・Klei Entertainment
・Supercell
・Turtle Rock Studios
・Inflexion Games
・Grinding Gear Games
・Sharkmob 
・10 Chambers Collective
・ビジュアルアーツ
・Techland 
・Sumo Group

多額の出資や大株主という意味では、非常に多くのゲーム企業と関係を持っている。




CD Projekt RED

『Orion』(サイバーパンクIPの新作)(未定)
『ウィッチャー4』(2027年以降)
初代『ウィッチャー』リメイク(未定)
『Sirius』(ウィッチャーIPのスピンオフ?)(未定)
『Hadar』(新たなるIP)(未定)

動き出すのはまだまだ先になるとは思いますが、やはり『ウィッチャー』と『サイバーパンク』の2本柱。
新しいIPの創出にも取り組み始めているようです。
全体的に開発が長期化しており、なかなか進展がない。




バンダイナムコ

『たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!』(6/26)
『パタポン リプレイ1+2』(7/10)
『Shadow Labyrinth』(7/17)
『スーパーロボット大戦Y』(8/28)
『リトルナイトメア 3』(2025)
『みんなのゴルフ ワールド』(2025)
『デジモンストーリー タイムストレンジャー』(2025)
『デジモンアリシオン』(未定)
『キングダム 覇道』(未定)
「Rebel WolvesのAAA級」(未定)

本数が増えてきているのは良いですね。ただし、ラインナップhなんとも言えない。




CAPCOM

『プラグマタ』(未定)
『鬼武者 WAY OF THE SWORD』(2026)
『モンスターハンター アウトランダーズ』(未定)
『大神 続編』(未定)

バイオとモンハンだけで何とかなっていきそうなカプコン。この2大IPでの維持が厳しくなる前に新しいヒットIPを創り出したいところ。モンハンはここにきて厳しくなってきている印象ありますし、バイオだっていつまでも続けられない、さぁどうするCAPCOM。




スクウェア・エニックス

『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター』(6/5)
『HD-2D版 ドラゴンクエストI&II』(10/30)

『キングダムハーツⅣ』(未定)
『ドラゴンクエストⅫ 選ばれし運命の炎』(未定)
Project Gemini』(未定)

全体的な印象としては、3大IPに頼るのは限界がきているので、その中で新しい作品を考えていかなくてはならない時期に来ていると思う。
クオリティも下がっている印象なので、ここらで本当に高く評価される新作が欲しいところ。
現状かなり窮地といえる状況で、2025年のリリースラインナップがほぼ皆無。




Cygames

『Shadowverse: Worlds Beyond』(6/17)
『GARNET ARENA: Mages of Magicary』(未定)
『Project Awakening』(未定)
『メタルマックス』(未定)
『未発表のコンシューマタイトル』(未定)

期待されているが故なのか、なかなか大きい新作発表がないですね。
1つのコンシューマタイトルの開発だけでも、かなり手こずっている印象なので、モバイルゲームの新作含め、当分新作はないのかなと。




SEGA+ATLUS

『ペルソナ5: The Phantom X』(6/26)
『ペルソナ4 RE』(未定)
『サカつく』(未定)
ソニックレーシング クロスワールド』(未定)
『Sonic Rumble』(2025)
『ライドウ リマスター: 超力兵団奇譚』(6/19)
『SHINOBI 復讐の斬撃』(8/29)
『PROJECT CENTURY』(未定)
『ペルソナ6(仮)』(未定)
『Alien: Isolation 2』(未定)
『バーチャルファイター』新作(未定)
『CODE OF JOKER EVOLUTIONS』(2026)

有力IPが乏しく厳しそうに見えますが、他社と同様に過去作の掘り起こしを始めていますね。
ですが、過去作掘り起こし以外で何か新しい路線が欲しいところ。
現状は「龍が如く」スタジオに開発が集中している状態で、内部で他にも優秀な”部隊”を作りたいところだろう、NEXONのように。




KONAMI

『シャインポスト Be Your アイドル!』(6/5)
『サバイバルキッズ』(6/5)
『EDENS ZERO』(2025)
『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』(8/28)
『桃太郎電鉄』新作(未定)
『SILENT HILL f』(未定)
『SILENT HILL: Townfall』(未定)

スポーツゲーム類と遊戯王コンテンツだけで十分利益があるとはいえ、何か新しいIPにも期待したいところ。





KADOKAWA(フロムソフトウェア・スパイクチュンソフト・アクワイアを含む)

『伊達鍵は眠らない』(7/25)
『The Duskbloods』(2026)
「複数のプロジェクト」(未定)

全体で26ものプロジェクトが進行しているとのこと。




KOJIMA PRODUCTIONS

『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』(6/26)
『OD』(未定)
『PHYSINT』(未定)




コーエーテクモゲームス

『紅の錬金術士と白の守護者 レスレリアーナのアトリエ』(2025)
『NINJA GAIDEN 4』(2025)

クオリティの高いアクションアドベンチャーの新規IPで躍進。
共同開発や委託開発先として名前が挙がる事も増えてきている印象。
とはいえ、ラインナップが明らかに少ないので何かしらの行動は必要か。




Embracer Group

『Titan Quest II』(2025)
『REANIMAL』(2025)
『Tides of Tomorrow』(未定)
『The Siege and the Sandfox』(未定)
『Jurassic Park: Survival』(未定)

多くのパブリッシャーやデベロッパーを子会社に持つスウェーデンの会社。
多くの企業を買収した後、上手くいかずに売却したため、結果的に中堅クラスの企業というイメージに止まった。当然ながら一気にラインナップも弱体化。




UBISOFT

『Heroes of Might & Magic: Olden Era』(2025)
『ANNO117: パックスロマーナ』(2025冬)
『The Division 3』(未定)
『アサシンクリード コードネーム:Hexe』(未定)
『アサシンクリード コードネーム:Jade』(未定)
リメイク版『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂』(2026)
『Beyond Good and Evil 2』(未定)

売上不振で多くのプロジェクトが廃止に追い込まれており、かといって大逆転が狙えそうなIPもないという苦しい状況。
シューターゲームもイマイチ、アサシンクリードは雲行き怪しい、有力IPでのアドベンチャーゲームもダメ、となれば敢えて競争相手が少ないジャンルに舵を切ってみたりとかどうだろう。




Electronic Arts

『バトルフィールド』(2026)
『Mass Effect』リブート(未定)
『STAR WARS ゼロ・カンパニー』(2026)
「Respawn Entertainment」の新IP(未定)

「STARWARS」に「MARVEL」に「APEX」と巨大なプロジェクトを多く抱えている。
ここ数年はあまり続報がない。それもその筈で、殆どのプロジェクトをキャンセルしており、暗雲が立ち込めている。




T2 Interactive Software

『GTA Ⅵ』(2026/5/26)
『ボーダーランズ4』(9/12)
『Mafia: The Old Country』(8/8)
『Hyper Light Breaker』(未定)
『Project ETHOS』(未定)

2KやRockstar Gamesの親会社で、企業としてはかなり大きい。
決算では2025年にとても高い増益を見込んでいるらしく、その通りになりそうな強力ラインナップとなっている。が、少し暗雲が…。




Nacon

『Hell is Us』(9/5)
『EDGE OF SANITY』(未定)
『Hunting Simulator 3』(未定)
『Endurance Motorsport Series』(未定)
『Terminator: Survivors』(未定)
「The Mound: Omen of Cthulhu」(2025)
「Styx: Blades of Greed」(2025)
「Cthulhu: The Cosmic Abyss」(2026)

フランスの大手老舗パブリッシャー。
独特な雰囲気の作品が多いでお馴染み…と思っている。




Hooded Horse

『ENDLESS Legend 2』(2025)
『Falling Frontier』(2025)
『Espiocracy』(2025)
『He is Coming』(2025)
『Whiskerwood』(2025)
『Super Fantasy Kingdom』(2025)
『Beyond These Stars』(2025)
『Nova Roma』(2025)
『Capital Command』(2025)
『Fragile Existence』(2025)
『Fata Deum』(2025)
『MENACE』(2025)
『Every Day We Fight』(2025)

有力そうなストラテジーゲームの本数で言ったら、もうここが一番凄い。




Annapurna Interactive

『Blade Runner 2033: Labyrinth』(未定)
『Mixtape』(2025)
『Morsels』(2025)
『Wheel World』(2025)
『Forever Ago』(未定)
『We Kill Monsters』(未定)
『The Lost Wild』(未定)
Bounty Star』(未定)

『Stray』や『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』、『GOROGOA』、『Outer Wilds』、『NEON WHITE』など、挙げきれないくらい有名タイトルが多い。パブリッシャー事業だけでなく、自社で開発もしている。紆余曲折あったが、何とかやっていけるみたい。




Warner Bros Games

『ホグワーツレガシー2(仮)』(未定)
『バットマン』新作(未定)

『ホグワーツレガシー』続編の開発を最優先事項としているらしい。
殆どのスタジオが閉鎖になり、ゲーム事業としては『ハリー・ポッター』と『バットマン』の2つへ注力する流れへ。




Paradox Interactive

『Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2』(2025)
『Prison Architect 2』(未定)

近年出したタイトルはどれも「賛否両論」で迷走している。
期待したいと思えるタイトル自体が殆どない。




Amazon Game Studio

『PVPタイトル』(未定)
『トゥームレイダー』(未定)

自社で開発はあまりせず、サポートした他社のタイトルを自社で発売させてもらうという形式が増えている。




Devolver Digital+Big Fun Games

『Skate Story』(2025)
『BABY STEP』(2025)
『Possessor(s)』(2025)
『Monster Train 2』(2025)
『Tenjutsu』(未定)
『Human Fall Flat 2』(未定)
『Forestrike』(未定)
『TRON: Catalyst』(未定)

パブリッシャーとしてリリースするタイトルの大半が「圧倒的に好評」もしくはそれに近い高評価を獲得することが多い。つまりは、非常に目利きが良く、監修力も高い。…が近年は少し、”弱め”なタイトルも増えてきている。




DON'T NOD

現在7つのプロジェクトを進めているという。
売り上げ不振で2つのプロジェクトは凍結されたとのこと。




NetEase

『Ananta』(未定)
『Where Winds Meet』(2025)
『陰陽師:ザ・ワールド』(未定)
『Project: Ragnarök』(未定)
『Star Wars Eclipse』(未定)

有力なデベロッパーの買収や複数の新スタジオの設立で、向こう数年先に大きいビジョンを描いていそう。
あまり上手くいっていないみたいで、早くも閉鎖するスタジオがちらほら。
最終的には、結局国内スタジオだけで完結させる方向になっていきそう。
理由としては、日本クリエイターもその他地域のクリエイターも”大したことないな”って気付いたのだと思う。寧ろ、国内の技術力やセンスの方が優れていると。

傘下スタジオ一覧
・名越スタジオ
・桜花スタジオ
・Anchor Point Studios
・GPTRACK50
・Quantic Dream
他にもあると思いますが、恐らく数年後で生き残っているスタジオは数少ないでしょう…。




XD

『Etheria: Restart』(2025

他の中国企業ほどの成功作がまだなく、何とも言えない状況。




Yostar・Hypergryph

『アークナイツ:エンドフィールド』(未定)
『ステラソラ』(未定)
『ポッピュコム』(未定)

『アークナイツ』関連で大成功を収めた後に何を作るのかに注目。




miHoYo 

『オープンワールドのシューターゲーム』(未定)
「崩壊:ネクサスアニマ」(未定)

『原神』もいよいよ話題性・売り上げが落ちてきており、続く『ゼンレスゾーンゼロ』は早くも勢いが落ちてきているように感じる。これまでのゲームサイクルやマネタイズではモチベ維持に限界があるように思えるので、これまでとは違うゲーム作りによる新作が欲しいのかもしれない。




Pearl Abyss

『PLAN 8』(未定)
『DokeV』(未定)
『紅の砂漠』(2025)

韓国の大手企業の中では一番興味を抱いているのがパールアビス。
IPに縛られず新規IPを開発する姿勢が伺え、『黒の砂漠』の後継的主力タイトル『紅の砂漠』のクオリティも高い。




KRAFTON

『Subnautica 2』(2025)
『Project ARC』(未定)
「Project Windless」(『涙を飲む鳥』題材のRPG)(未定)
「Project Birmingham」(オープンワールドのPVPシューター)(未定)
「Project FF」(RPG)(未定)
「Project Black Budget」(PVPVEのルートシューター)(未定)
Project Echo』(未定)

『PUBG』を生み出したBlueholeを含む複数のゲーム制作スタジオ連合がKRAFTON。
主に『PUBG』に関連したタイトルや対戦ゲームを多く手掛ける。
最近のタイトルを見ていると、開発力やコンテンツ内容に怪しい部分が垣間見えるので、あまり大きな期待はしない方がいいかもしれない。




NEXON

『OVERKILL(Project BBQ)』(未定)
『アラド戦記 Mobile』(未定)
『ARC Raiders』(2025)
Vindictus: Defying Fate』(未定)
『NAKWON: LAST PARADISE』(未定)
『Project RX』(未定)

『アラド戦記』IPをメインとし、その後は試行錯誤の末に新しいIPの着手に乗り出している。
近年では、『ブルーアーカイブ』の開発元としての大成功やインディーゲーム方面で『DAVE THE DIVER』の大ヒットがあったり、海外の新興スタジオを買収したりなど、一時より安定してきている。
でも、その成功というのは長いこと続けてきた「韓国っぽいゲーム作り」を捨てたからこそだと感じられる。




tinyBuild

『Hello Neighbor 3』(未定)
『Kingmakers』(2025)
『All Will Fall』(2025)
『Streets of Rogue 2』(2025)
『SAND』(未定)
『Of Ash and Steel』(未定)
『The King is Watching』(未定)
『FEROCIOUS』(未定)
『The Peterson Case』(未定)
『RAWMEN: Food Fighter Arena』(未定)

『Hello Neighbor』や『Graveyard Keeper』で有名なパブリッシャー。
最近はヒット作に乏しく、少し落ち目かなと感じますが、準備している本数はかなり多く巻き返しに期待。




上記以外の企業における、特筆する期待作

『Neverness to Everness』(未定)
『Deadlock』(未定)
『OPEN』(未定)
『デモンエクスマキナ TITANIC SCION』(9/5)
『餓狼伝説 City of the Wolves』(2025/4/24)
『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』(2025)
『レイトン教授と蒸気の新世界』(2025)
『ARK 2』(未定)