【新刊】気になる本(9/16-30)

9/15-9/30までに出版される本の中から個人的に気になった本を紹介します。



ビジネス・政治・経済・社会

政府が喧伝する「貯蓄から投資へ」の流れ、そして「新NISA」は詐欺だと訴え続けてきた著者による老後の資産と生活を守る解答集。

SNSやニュースを通してネガティブな情報が溢れ、常に「正解」を求められがちな現代社会。
でも、本当に「正解」なんてあるのでしょうか?
私たちに今必要なのは、分かりやすい正解にとらわれない自由な発想です。
それは世間的には「妄想」と呼ばれるようなものかもしれません。
この本では、24人の著者がそれぞれの「妄想」を語り、読者に新しい未来の可能性を与えます。
「1年に1冊買うならこれ」と堂々と言える、長く読める満足感たっぷりの本です。

「創造性(クリエイティビティ)」の概念は、いかにしてつくられ、社会に信仰されるにいたったのか? 新しく痛快な米国現代史。

シリーズ25万部突破! 100冊分の重要ノウハウを1冊にまとめました。
数多くの時間術のベストセラーの著者たちは、
「時間は命そのもの」と述べています。
時間について学ぶのは、命について学ぶのと同じ。
時間をムダにするのは、命をムダにするのと同じです。
効率化やスピード化、段取りなどの「ノウハウとしての時間術」と
限りある人生の一瞬一瞬に集中して「今を大切に生きるための時間術」を、
あなたも身につけてみませんか?
時間に追われず、やりたいことを実現するための
「自分の時間の使い方」を、ランキング形式で紹介します。

半導体業界で独走するエヌビディアは時価総額3兆ドルを記録。今後、私たちにどのような影響を与えるのか、世界中に広がる技術を解説。
あらゆる技術が開発され、現在エヌビディアは世界各国の政府や民間企業1137社と提携して事業を展開中。どのようなことに使われ、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか。
時価総額世界一の“化け物”は、何を考えているのか。
CEOのジェンスン・ファン氏は、10年単位でものを考える人物。少数精鋭の“熱狂するエンジニア”集団の活躍が、私たちの未来を変えていく。

1980年代に拡大したビデオというメディアは、オタク文化の代表とも見なされるアニメの視聴経験をどのように変えていったのか。アニメオタクはビデオを利用することを通じて、どのような映像文化を形成し、そこにはいかなる社会的な意味があったのか。
1970年代後半から80年代のアニメブームと呼ばれる時期に焦点を当て、「ビデオジャーナル」「アニメージュ」「Animec」「アニメV」などの雑誌を読み込んで、アニメファンのビデオ利用によってアニメが個人の趣味として立ち現れるようになったプロセスを描き出す。
ビデオがアニメの保存や操作を可能にしたことでファンの交流を促して、「趣味としてのアニメ」の新たな流通経路を作り出し、それが個人の収集(コレクション)やレンタル市場の形成につながっていった。ファン・産業・技術が絡み合いながらアニメ独自の市場を形成した1980年代のうねりを照らし出し、ビデオが切り開いた映像経験の文化的なポテンシャルを明らかにする。

本書は、小規模出版社でありながら尖った企画の「ヤバい本」でベストセラーを連発する異色の編集者/作家・草下シンヤ氏の「ヒットを生む技術」を網羅したビジネス書である。企画の立て方から、編集の方法、広告・販売のノウハウ、SNS戦略など、「本が売れない時代」の出版業界で必要なことが詳細かつ具体的に記されている。
ここまでぶっちゃけていいの?
同じ編集者としてあきれるやら、面白いやら、参考になるやらで、改めて草下氏の常人離れした感性に驚くばかりなのだが、それはまあ皆さんも読んでみてください。最初に一つだけ言っておきたいのは、この本は出版業界のみならず、あらゆるコンテンツ業界で仕事がしたい人、すでに携わっている人にも多いに役立つ点だ。クリエイターたちよ、最前線に立て!

メディアの「豊穣な歴史」こそが、複雑化する情報社会を読み解くカギとなる!
ここ数年のあいだにメタバースや生成AIなどの利用が拡大し、デジタルメディアを考察するための理論や思想、調査の方法などはつねに更新が求められている。まったく新しい発想も大切だが、本企画では、古典的な議論が生まれた歴史的背景をふまえつつ、それを現在に活かすすべを考える。電信や電話、写真や映画が発明された19世紀、ラジオやテレビが日常生活と結びついた20世紀を経て、インターネットやスマートフォンが普及した現在に至るまで、メディアと人間、あるいは技術と社会の関係はどう変わってきたのか--。メディア史を通じて、メディア論の基本的な考え方を紹介しつつ、発展を続けるメディアが私たちに何をもたらすのか、社会をどう変えていくのかを考える、13回にわたる番組のテキスト。
本書では紙幅の都合上、通信や放送を中心に扱う。それを軸に、メディア社会の行方を見通すうえで、〈理論〉と〈現実〉、〈過去〉と〈未来〉を切り離して考えるのではなく、双方が分かちがたく結びついているものとしてとらえていく。
併せて、メディアの発展と不可分に関わりながら生まれた、メディア論の古典とされる書物についても紹介。私たちの暮らしと不可分であるメディアの在りようを考える。

発売前から話題沸騰!!!
「お金「投資」「ビジネスの勝算」「日本人の知性」
何を信じ、何を疑うべきか?
楽しくて、ためになる、ニッポン社会読本!

本書は、まず必要最低限の金融知識(銀行、保険・共済、決済システム、消費者金融、投資信託、NISA、iDeCo、株式投資、債権投資、不動産投資、アクティブ投資信託、デイトレード、FX、暗号資産=仮想通貨…etc.)を提供し、やるべき金融活動と、やらなくてもいい投資に誘導しようとする金融業界人や詐欺師の罠から身を守る術を伝授する。

1000社超のベトナム進出をサポートした
日本人初のベトナム公認会計士が明かす、
日本企業が「最高のフロンティア」で躍進する鉄則

NISA&iDeCoの疑問にすべて答える!初心者はもちろんすでに投資を始めている人向けの本です。
3万人の受講者を有する投資スクール「グローバルファイナンシャルスクール(通称GFS)」の実績のある講師陣が、Q&A形式で投資実例から知識や判断の間違いを改善!
投資のメリット・デメリットもわかりやすく解説するので、NISAやiDeCoの制度的な疑問はもちろん、投資信託、株式投資、ETFなど売買判断に役立つ知識が得られ、基本の再確認から投資で失敗しない知識まで判断を誤らない堅実な投資術を知ることができます!

4300社以上が導入し、話題のマネジメント法をもとに、いかに「いい意思決定ができるか」の方法を伝授。

採用率5%未満と言われている朝日新聞の「声」欄に採用された100の「声」を通して、日本社会や人生の在り方を問う。テーマは政治、経済、国際社会、なんでもこい。最初の投稿である2007年より起きた出来事を振り返りながら新しい視点で物事を見る機会になる一冊。

マーケティング・リサーチ業界のトップに昇りつめた経営者が紡ぎだした心に響くメッセージ集!

ドイツ人はなぜ、限られた時間で最高の効率を発揮し、結果を出せるのか?
2023年、日本の名目GDPは55年ぶりに世界第4位に転落した。変わって世界TOP3入りしたのがドイツだ。ドイツ人の働き方として特徴的なのが、日本人に比べて圧倒的に少ない労働日数・労働時間で成果を出している点だ。その労働生産性は日本と比べて実に約1.5倍。本書では、商社駐在員としてドイツ在住17年、欧州向けビジネスに携わること30年の著者が、「無駄なく、無理なく効率的に結果がついてくる」ドイツ式の働き方を、どんな立場の人でも実践できるよう、日常業務からマネジメントまで具体的な仕事術として伝授する!

中国を抜き世界一になった人口やGDPで日本を抜くと言われる経済成長などで話題のインドですが、日本人にはまだまだなじみの国家とは言えない部分があります。
本書では、筆者がインド南部にあるハイテク産業の中心地「ベンガルール」で見たインドの現状などからインドの今を理解した上で、インドとその関係国の直近の動き、背景をテーマごとに分析します。
そうすることで、インドの相対的な位置を知り、我々にとって身近な国々との違いやインドの独自性を明らかにします。
それぞれ明確で客観的な優劣や勝敗の基準があるわけではありませんが、本書を手に取っていただいた方にはどちらの国に軍配があるのか一緒に考えてみていただきたいと思います。
インドは今、その可能性とリスクの双方を増大させています。
その実力は私たちにも影響を及ぼすようになり、注視しなければいけません。
本書を手にして、インドの真の実力を理解しましょう。

わたしたちの消費は「正しい」のだろうか
金銭と時間の投資、心身の過剰な労働、性的消費との葛藤…、わたしたちと「推している」対象のあいだにはさまざまな問題が浮かびあがってくる。しかし、その活動に喜びが見出されることは間違いない。喜びと苦しさとが入り混じるその実践をすくい取りながら、「推し活」社会の現在地を描きだす。「推し活」論の決定版!
エンターテインメントをめぐるモヤモヤを考えるための補助線となる書。

ゲーム、音楽、映画、金融、半導体、家電の6ジャンルで売上高13兆円、営業利益1兆2000億円を生み出すソニー。GAFAMにも対抗しうる日本企業として復活したソニーの強さの秘密は「働き方」にある。仕事は自ら作るものであり、やりたいことにチャレンジできる。だから仕事を楽しみ、成果が出る。ソニーの強さを多様な働く現場から解き明かす。

激動の世界経済、それでも株も賃金もまだまだ上がる! インフレからの「日経平均30万円の時代」に備えて私たちの資産を守るには?
ついにはじまった「エブリシング・バブル」崩壊、この先、日本はどうなるのか?
大注目の経済評論家二人が「日本株」の実力と可能性を見極めた日本人必読の書!

明日へ向かって逃げろ!
「もう無理」と思ったら、解決法はひとつしかない。
著書累計1000万部の精神科医が、「逃げる」ことの大切さと
具体的な「逃げ方」をわかりやすく説く。

本書は、たったひとつの技術を使って、
「しにくい」を「しやすい」に
変えるための本です。

ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』の影響でにわかに知られるようになった「境界知能」という言葉。
一般的に IQ が 71 以上 85 未満で知的障害(知的発達症)の診断が出ていない人に対して使われる言葉で、人口の 14%、7 人に 1 人、全国民のうちの 1700 万人が該当すると言われている。
境界知能に関する書籍は出版されているが、当事者として自らが記するのは、本書が初となる。
一般的な IQ の人と比べると、勉強や仕事、人間関係など困難を抱える一方、知的障害のように福祉の支援の対象
とはならない。このグレーゾーンの生きづらさ――「お金」「仕事」「メンタル」「コニュニケーション」「学習」……など――
をどのように解消し、あるいは付き合っていくかを著者が自身の経験を通してライフハックとして語っていく。その悩みや
解決法は境界知能の当事者はもちろん、それ以外の人にも参考になるはずだ。

ベストセラー『左脳さん、右脳さん。』で最注目の著者が2024年1~3月に行った「奇跡の連続講座」を超大幅加筆で書籍化。
3つの講義と簡単な宿題で、あなたにも右脳革命が起きる。大ボリューム決定版!

本書は、編集工学を手すりに「問い」の発生現場の謎を探る一冊。
学校教育では探究学習が浸透し、
ビジネスの現場でも自立型人材や、課題解決力よりも課題発見力の重要性が盛んに言われるようになった。
一方で、これまで「答え方」は練習してきたが、「問い方」は学んでこなかった。
「問う力」が必要であることは多くの人が共有し始めているのに、肝心な「問い方」がわからない。
なぜ「問う」ことは難しいのか?
小さい頃は「なんで?」「どうして?」の問いにあふれていたのに、
大人になって問えなくなるとしたら、何が邪魔をしているのか?
「問い」はどこからどうやって生まれてくるのか?
誰もが備え持つ「編集力」をもとに、
問いが生まれ出るプロセスを4つのフェーズで考えていく。

朝日新聞名物記者・『三行で撃つ』著者・近藤康太郎の最新刊!AIには書けない唯一無二の文章術。
A I に「 起 」「 承 」は 書 けても、「 転 」は 書 けな い ― ― 。
仕 事 が 途 絶 え な い「 転 」を 書 け る 人 に な る「 感 性 の 鍛 え 方 」を
朝 日 新 聞 名 物 記 者 が はじめ て 解 説した 文 章 講 義!

平均年収2300万円超、元キーエンスがこぞって集まる「効率化の精鋭」たちの型破りの働き方とは? 会議は1回15分、労働時間27%減、「上司を断る」権利……AI×DXで最速上場したM&A仲介33歳CEOの思考法を凝縮。「時短で才能を超える」。

AIや検索アルゴリズムでは解決できない「人生の難問=ワイルド・プロブレム」に対処するための戦略や思考法を紹介。

本書は、限られた時間の中で効率よくアウトプットを生み出すための
「仮説思考」や「逆算思考」などの思考スタイルの限界を認識し、
その限界をどうやったら乗り越えられるのか、
という問いに向き合うものです。

身近なニュースを養老孟司が独自の視点で分析。浮かび上がったのは、現代人に取り憑いた「考えない病」だった。現代人の生き方を根本から問い直し、「考えなければ」たどり着けない「面白い世界」へと導く。養老孟司が提唱する「唯脳論」「自然主義」等の思想を集めた普遍的な名著の復刊。

頑張らず、上を目指さず、モノも求めない。そんな、自足による主観的幸福を追求する「引き算型」自己啓発が流行している。本書では、努力と成長の積み重ねを旨とする「意識高い系」と同じく長い歴史をもつ「意識低い系」の潮流をその核心とともに分析。時代状況と時代精神に照らしてブームの謎を解くほか、資本主義社会とは切っても切れない自己啓発それ自体の歴史も紐解く。日本人は自己啓発によって何を変えようとしてきたか?

真犯人は「自社株買い」。
「企業が資金を調達する場所」ではなく、「企業から資金を吸い上げる場所」と化した株式市場。
持続不可能な「略奪的価値抽出」の仕組みが企業を滅ぼす。
シュンペーター賞・マッキンゼー賞を受賞した企業組織論の権威による明快かつ緻密な分析。

保険や金融、政策にも活用されていることから、「ビジネスパーソンに必須な教養」とまで喧伝されている行動経済学。
従来の経済学が想定してこなかった、人間の多様な行動を理論化したことにより、二〇〇〇年代から脚光を浴び始めた。
しかし近年、主要理論の「再現性」に疑問が生じたことにより、その正当性が疑われ始めた。
果たして行動経済学は信頼できるのか?
行動経済学会の会長を務めている著者が、主要な成果を再検討することによって、根本から行動経済学を見直す。
入門から応用までが詰まった決定版。

「小心さ」「臆病さ」こそが、不確実な世界を生き抜く「武器」である――。ブリヂストンの元CEOが教える「経営哲学」の全て。

「近くて遠い国」──長らくそう称されてきた韓国と日本。
しかしインターネットの発達に伴い、
両国を行き交う情報量は著しく増加し、
文化交流は過去に類を見ないほど盛んだ。
似ているようで異なる韓国の社会や文化と比較することで
見えてくる日本の現在地とは?
東京に15年以上暮らしたメディア人類学者の視点から
躍動する日本社会の「いま」を鋭く切り取る。


エッセイ・旅行記・批評

世界は「意味不明」でできているーー
路上の怪文書から、不幸の手紙まで。
なぜ人は、理屈でわりきれないことに熱中するのか。
鋭い観察眼とブラックな笑いで現代社会を斬る、異色ノンフィクション。
倫理観も道徳心も常識も、時代がつくる宗教で、しかもコロコロ変わる。ちょっと俯瞰して見れば、おいおい人間、何してんだよ! と思う不思議な行動がたくさんある。
人間は一番のブラックボックスで、未整理なことだらけだ。となると、「止めたくても止められないもの」「なぜか分からないけど、そうなってしまったもの」「体が勝手に動いたもの」にこそ、人間の本質が現れるのではないか。
本書は、そんな人類の未整理な行動を突っついて、綺麗にまとめることもなく、放り投げてみようという試みである。

世界中に多くの優秀な頭脳を輩出しているインド工科大学。そのインド工科大学で客員准教授を務める著者は、若いころからインドと不思議な縁で結ばれていた。
若干二十歳、女学生時代のバスガイドのアルバイトのお客さん御一行はなんとインドの国会議員の集団、そこから始まるインドとの数奇な運命。
インドの人はよく「ノープロブレム」と口にするが、著者が出会ったインドの人や出来事はまったくノープロブレムではなかった。
著者がインドと関わった44年間にも数々のノープロブレムでない出来事が著者や著者の周りでも起こった。
例えば、住んでいたアパートの壁が隣の部屋の改装工事のためいきなり大穴が開いて崩れたり、ある朝 車も雇っていたドライバーも消えていたり、
ドライブに行けばハイウェイを平気で逆走してきたり、盲腸で入院した友人の腎臓が悪徳医師によって摘出され売られてしまったり、
ある恩師は本を出したらまるまるパクられすっかり同じ本を出されてしまったりと、日本人の感覚では信じられないことが次々と・・。
また、世界中にエリートを輩出しているインドでは実は自殺率が高く、カンニングなども普通に行なわれている。悪名高いカースト制度でも、
なぜか今では下のカーストに偽装する者も出るとか。
庭に虎が出るかと思えば、大気汚染で苦しむインド、すべてが混沌で住んでみるととても疲れる国だが、著者はインドの魅力にひかれる。
その不思議なインドの魅力を著者の体験とともに、発展し続けるインドの現状と底力がこの本から感じられます。
読むだけでインドを旅した気分になれ、インドの魅力を十分に感じられる1冊です。

ラダックに行けばなにか変わるかも…
「感染症がいくばくか落ち着いた2022年夏。東京での生活に消耗しきった私は、1 か月の夏休みを取得し、夢だった“ライダーの聖地” ラダックへ向かった。」
有用でなければ生きていけない―。メンタル不調の30代会社員が意を決して自分を取り戻すための旅へ。向かった先はインド最北部・ヒマラヤ山脈の西端にある秘境ラダック。高山病と腹痛にあえぎながらバイクでヒマラヤを駆け回り、1か月の旅を経て見えた景色とは…?

自分に合った言葉を見つけるには? 上手に伝えるコツ、正確な記述、あるいは日々の体験を、 感じた瞬間のままに描写するにはどうすればいいか……いま「書く」ことの第一線に立つ15人が、それぞれの考えと方法、喜びや苦しみを綴る。これから筆をとる人も、書きあぐねている人にも、その背を支えるアンソロジー集。

発達障害の観点から小説版ムーミン・シリーズを読み解いた、全く新しいムーミン評論!
はみだしている人たちのために書かれたというムーミン・シリーズの新たな魅力を見いだし、ムーミン谷のように、誰もが住みよい世界をつくるヒントに満ちた1冊。
作品の奥深さ、トーベ・ヤンソンの才能の素晴らしさがより多面的にわかります。

バックパッカー経験なし、英語力なし、35年のローンと大きな夢だけはある3児のおかんが、
1歳、3歳、5歳の子どもを連れて世界一周の旅に出た。
本書はその200日間の記録です。子どもと一緒に旅をしたくなる本です。

もはや日々の生活のインフラと化したインターネットという科学技術なしに、私たちは生きていくことすらできない。全世界で利用者が50億人を超えたいま、インターネットは、趣味や仕事から医療や安全保障までを包摂するひとつの「文明」と化した。そこにはどのような人類史的な課題や使命があるのか。第一人者が語る。

ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊による大反響エッセイ集、第2弾! 2000日を超える日記には「こちとらこう生きるしかないんだ」という、人間にしか出せない迫力がある。古賀及子さんとの対談も特別収録。

うちの子ってもしかしてHSC?
「共働きで忙しいのに、むすこが学校に行かない」
入学後3週間で小学校に行かなくなったHSC(ひといちばい敏感な子ども)のむすこと親の葛藤を綴る日記エッセイ。
5人に1人いるといわれているHSC=繊細さん。
不登校の8~9割はHSCではないか、とも言われています。
学校に行きたくても行けない子どもの心情、親が抱える葛藤、
付き添い登校でみえてきた学校の教育環境などとともに、
夫婦が試行錯誤しながら情報収集した、専門家からのアドバイス、不登校支援制度なども掲載。

『更級日記』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』まで、古今東西の文学・エンタメ作品をひもとき、ポジティブに「おばさん」を再定義する、カルチャー・エッセイ。
ジェーン・スーさんとの特別対談も収録!

広大なモンゴルの大草原。そこに生きる〝悠々自適〟な遊牧民。大自然に囲まれた彼らの暮らしを想像して憧れたことがある人もいるかもしれない。しかし、遊牧暮らしは本当に〝悠々自適〟なのだろうか。150kmにも及ぶ遊牧、マイナス40℃の冬、家畜という懐事情を曝け出した生活――。本書では、そんな遊牧暮らしのリアルを現地でフィールドワークを続けてきた著者が赤裸々に綴る。はたして草原世界で生き抜くための「掟」とは──。

日本に来て、何を見、何に仰天し、何に感心し、そして何を考えたのか。
留学の道程において、見たり聞いたりして体験した物事が感性的なものだとすれば、そうした見聞を踏まえて、感じたり、思ったり、悟ったりしたものは理性的なものだと言えるであろう。

「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」
小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広い創作で注目される作家、くどうれいん。その創作の原点は日記にあった。そんな彼女の日記の初の書籍化が本書である。日々の短文日記=「日記の練習」とそれをもとにしたエッセイ「日記の本番」をとおして浮かび上がる、作家くどうれいん一年間の生活と思考と情動。書かなかった日も、あまりに長くなってしまう日も、それこそが日常のなかの日記だ。


ネイチャー・研究

足元に置いていかれた存在からこの世界を問い直す
かつてハワイ諸島に存在していたカタツムリは現在では3分の2近くが失われた。植民地化、コレクションブーム、肉食のカタツムリを持ち込んでの害虫を駆除…、かれらが絶滅した多くの原因は人間の歴史の延長線上にある。カタツムリたちの魅惑的な生態と人間の歴史が絡まりながら絶滅へむかう過程を精緻にすくいとる。

なぜグラスフェッドビーフが美味しいのか?
なぜグラスフェッドでなければならないのか?
ニューヨーク・タイムズ紙で絶賛された「新しい農業」「ホリスティックで再生可能な農場」のアイコンによる待望の書。
農村の再生、気候変動、食品産業、工業的農業に関連する健康問題といった喫緊の課題に訴える「過激な伝統」とは?
農薬と化学肥料をやめ、牛や豚へのホルモン剤投与と抗生物質の注射をやめ、土壌流出と地球温暖化を止めるための「より良い食糧生産」のすべて!
リジェネラティブ農業(環境再生型農業)のパイオニアで、牧草飼育と人道的飼育による食肉を主流にした最初の人物のひとりである牧場主が自身の挑戦を振り返り、人と食のつながりを再構築することを促す一冊。

生物進化は年中いたるところで起きており、そのうち運良く時機を得たものだけが爆発的成功を遂げる。そして、車輪が何度も発明された末にようやく広まったように、人類のイノベーションにも同様の法則が! 進化生物学が解き明かす、この世界の隠れたルール。

第42回星雲賞ノンフィクション部門受賞のサイエンスライター、鹿野司による、2022年に逝去するまで続いたSFマガジン連載を全回収録。AI、疫病、そして自身の父の看取り体験まで、確かな知識と特異な視点に裏打ちされた知的好奇心を刺激する科学エッセイ集。

認知科学の概念「プロジェクション」とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働きのことである。
プロジェクションには “推し”の存在に生きる意味を見出すようなポジティブな面がある一方で、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、ジェンダー規範など、他者によってこころを操られたり自分自身を無意識のうちに縛ったりすることでネガティブな問題を生じさせる面もある。
実際には起きていないことや存在しないものを想像して現実に投射できるがゆえに生まれる「イマジナリー・ネガティブ」を認知科学の視点で考察する一冊。


技術・デザイン・芸術・映画

プログラムは「書く」ものだと思っていませんか? 実はプログラミングを学ぶときも、プログラマーとして働くときも、実は「読む」に費やす時間がたくさんあります。読む力を養っておけば、学習の効率も仕事の効率も間違いなくアップします。「書く力」だけでなく、「読む力」もプログラミングスキルなのです。
「読む力が重要なんてことは知っているよ」という人もいるでしょう。すでにプログラミングを仕事として実際の業務に携わっている人なのでは? 他人の書いた“読みにくい”コードと格闘していることでしょう。必ずしも読みやすいコードばかりではないことを日々実感しているのではないかと思います。
本書では単にプログラムを読むテクニックやコツを紹介するだけではありません。本書では、豊富なサンプルプログラムを例に、簡単でわかりやすいプログラムから、実際の業務システムで実装されている機能をプログラムにしたものまで、さまざまなプログラムを具体例として実習パートも用意しています。自分でプログラムを探して読んでみる前に、ぜひ本書の実習用プログラムを読んでみてください。本書ではあえて読みにくいプログラムも取り上げ、その場合にどう読み解いていくのか、読み方を紹介しています。本書は主としてPythonを取り上げていますが、どのプログラミング言語でも基本は同じ。本書を通じてプログラムの読解力を鍛え上げ、プログラムを書く力、設計する力も伸ばしていきましょう!

映画系のサブスクリプションで「何か映画を見たいけど、何見よう?」がなくなる! わかりやすくて見たくなる、8コママンガで楽しく映画紹介!

かたい書物からやわらかい本へ。
文字が発生した紀元前から活版印刷、写植を経てDTPに至る現在まで、古今東西の長大な歴史を網羅。
50年以上グラフィック・デザインに携わってきた松田行正の集大成にして、「書物とデザイン」の歴史を追う決定版!

世界にはいろんなことをしている人たちがいます。
本書に登場する人たちが耕しているのは自分の庭ではありません。
見つからないようにこっそりと、空き地、手入れのされていない花壇、道路の中央分離帯、行政区分のあいまいな土地、いつの間にかゴミ捨て場と化しているスポット……、そんな土地を「庭へと変えてしまう」、これがゲリラガーデニングです。
その土地の成り立ちを調べ、見つからないように細心の注意を払い、無断で、創造的に、まるで魔法のように、ふさわしい植物で街を飾るアナーキーな庭づくり。
世界中の実例を紹介しながら、伐られていく世界の中で「植えていく」ことに突き進む。読んだらやってみたくなることまちがいなしの一冊です。

衰退してゆく日本経済と社会に必要なのは、地域社会と住民が一体となった「都市コミューン」である!
「都市と人の再構築」を学・民・官の精鋭が検証し、これからの在り方を提言する!
個人や家庭よりも大きく、国家や行政よりも小さい集合体が地域コミュニティである。
なぜ、コミューン(更には、コミュニティ)が必要なのか?
学者からの視点で捉えた「理論と論理」、民間企業の立場から「これから必要になる交通インフラ」、政治と行政の両面から「実体験を踏まえた現状と施策」を考察する。
三者三様の立場と視点で見据える「今、そして、これからの日本」についての(様々な事例をも含む)論考は、「都市計画」「地域社会の活性」という問題に直面している人にとって必読である!

企業が利益直結型の開発を追求する一方で、私たちは余白的共用空間に日常の豊かさを求める。経済と公共のジレンマに揺れる都市に、儲けに価値をおかない空間やサービスが最終的に利益をもたらすという逆説的思考=迂回する経済を実装しよう。再開発地、盛り場、郊外住宅地、学生街のフィールドサーベイから切りひらく新境地。

朝日新聞で30年以上美術や建築の記事を手がけてきた記者、大西若人による初の単著。
1996年から2024年にかけて書かれた展評、美術家や建築家のインタビュー、作品評、文化評などから、時代のキーワードである「身体」に着目した記事約160本を選び、再構成して一冊の本にまとめた。
本書は大きくアート編、建築編、文化編から構成され、複数回登場する美術家、建築家については作家別にまとめている。美術や建築をはじめとする文化の現場を、ジャンルにとらわれない幅広い視野から取材してきた著者が、これまでに執筆してきた記事は3000本以上。この膨大な数の記事から「身体」を軸に抽出して編んだ本書を読むと、さまざまな変化に揺さぶられたこの30年間の時代の様相が生き生きと浮かび上がってくる。

アート×テクノロジーが未来の都市を創り出す
「20年後の私たちはどのように生きるのか?」
竹中平蔵氏、南條史生氏、市川宏雄氏、伊藤穰一氏が
国内外の有識者と語り合った、10年間の貴重な講演がまとまった一冊

建築・都市は今、「公園化」したがっているのではないか?これまで街に閉じていた公共施設、オフィス、商業施設などが緑豊かなオープンスペースを備え、街にひらくようになった。この現象を「パークナイズ」と呼び、人々のニーズ、実現する仕組みを紹介。Open Aが設計・運営するプロジェクト、国内外のリサーチ事例、妄想アイデアから、多彩なデザイン、マネジメント手法を解説。

発見的・開眼的に思考/試行せよ。
未来の都市像「スマートシティ」は、どのようにデザインされ、どのように人々に生きられるのか? 本書では、その構想のために「人類とは異なる知性の象徴としてのキノコ」と「人類を超越した知性の象徴としてのブッダ」を召喚。現在の人間と都市と社会を相対化し、人間中心「ではない」アプローチで世界を捉え直す探求の道を、地中と宇宙から照らし出します。
本書が提唱する思考法のポイントは、東洋/日本的な知のあり方である「無分別智」を身につけ、「今ここ、目の前にあるモノやコトの価値を新たに見出し(発見的)」、「その価値を別のところへ結びつけ、さらなる価値を生み出す(開眼的)」こと。さまざまな分野の先駆者たちとの対話を軸に、人間中心主義を超えるデザインのための理論、実例、練習問題を展開する一冊です。

台湾で人気のスケッチ講師による、大人でも気軽に自由にスケッチが描けるようになる初心者向けの解説書。
台湾で20刷のロングセラー!
幼少期に日本式寮で暮らした著者による、台湾や日本の風景を描いたスケッチシリーズの入門書。
「絵を描く」という一歩が踏み出せない初心者の方や、日常に追われ、絵を描くことから遠ざかってしまった大人に向けた気軽に自由な気持ちでスケッチを描き始められるコツをレクチャー。
何気ない日常の小物や、心に響いた風景を書き留めて、子どもの頃の落書きのような気軽さでスケッチを始めてみませんか。

本書で取り上げる4人の漫画家、白土三平、つげ義春、吾妻ひでお、諸星大二郎。いずれも個性的な作品を描き続け、今も熱狂的なファンを持つ。何より後続の漫画家(志望者)を惹きつけ、畏敬され、その遺伝子が次世代のポピュラーな表現を形作ってきた。彼らはどんな方法で時代を掴み取り、本質を抉る表現に到達したのか。その作品はどう社会を動かし、変えたのか。作品と生涯を通し昭和戦後から現在に至る日本の精神史を読み解く。


ゲーム関連

本書は、ゲームに特化した視点でデータ分析の方法論を学ぶ、唯一無二の教科書です。ゲームにおけるデータとはどんなものがあるのか、それらをどのように収集・分析するのか、そしてどのように運営・広告に活かせばよいのか。ゲームと一口に言っても、SLGやRPG、カジュアルゲームなど、そのジャンルやユーザーもさまざまです。ゲーム専門のデータ分析ソリューションを提供する著者が、多様な例を挙げながら、アナリストとして知るべき競争力を強化するための基本知識を一冊にまとめました。


文学・小説

第40回日本SF大賞受賞作

故郷を追放された主人公。
異種蘇倶の道連れとともに危険な旅へ出る。
著者による挿絵50点+全種蘇倶イラスト入り

その惑星では、かつて人類を滅ぼした異形の殺戮生物たちが、縄張りのような国を築いて暮らしていた。罪を犯して祖国を追われたマガンダラは、放浪の末に辿り着いた土地で、滅ぼしたはずの“人間”たちによる壮大かつ恐ろしい企みを知る。それは惑星の運命を揺るがしかねないものだった。マガンダラは異種族の道連れとともに、戻れば即刻処刑と言い渡されている祖国への潜入を試みる。『皆勤の徒』の著者、初長編。

ブッカー賞受賞、『短くて恐ろしいフィルの時代』の著者による、大注目・全米ベストセラーの「小説入門」!!
現代アメリカ文学を代表する作家ジョージ・ソーンダーズが、ロシア文学の巨人たちと寄り添い、悩み、格闘する。
チェーホフ、ツルゲーネフ、トルストイ、ゴーゴリ──
珠玉の短編小説7本を通じて、物語の読み方と書き方、そして人生の意味に迫る、刺激に満ちた楽しい創作講座。
シラキュース大学の創作講座を20 年にわたって担当し、小説家志望の若き学生たちに小説の書き方と読み方を教えてきた小説家ジョージ・ソーンダーズ。
ソーンダーズの名物授業を再現した本書では、ロシア文学の巨匠による7本の短編を読み解き、読者に頁を繰らせるためにいかなる技法やテクニックが駆使されているのかを解説する。

アメリカ現代文学の先駆的傑作、待望の新訳!
夢を求めてアメリカ社会の中で生き抜こうとした青年……。貧困と差別、性の在り方、資本家と労働者、宗教の役割、陪審制度と死刑問題、新聞の役割など、現代に繋がるアメリカ社会の断面を浮き彫りにしながら、その中に生きる人々の苦闘を描く。


漫画

コマの中でキャラクターが動く「GIF漫画」というジャンルを開拓した作家 クイックオバケによる、初めての “動かない” 漫画。
なにげない日常の中に在る、ささやかな光やどきりとする暗闇……ふとした瞬間に抱く感情を切り取った、ノスタルジックな短編集。


競馬

全国15場の地方競馬のルール解説のほか、馬券攻略のヒントなどに迫った前作「地方競馬完全攻略ガイド」の第二弾が登場! 今年から、3歳ダート三冠競走が整備され、益々活気を帯びる地方競馬。本作ではそんな生まれ変わった地方競馬に再びスポットを当て、活躍している騎手、調教師、馬主、NAR関係者へのインタビューを行い、その魅力を大きく伝える内容となっています。
前作で好評だった「ダート交流重賞ページ」は、地方競馬場46レース分に加え、中央競馬場15レース分も加わり益々パワーアップ。地方競馬の知識を得て、馬券力もアップする究極の一冊となっています。


その他(歴史系・哲学系・スポーツ・料理・医学)

米大統領選が今年11月に実施される。現在の国際政治と文化をリードするアメリカは、いかに世界の覇権国となり、現在の地位を確立したのか。歴史を中心に、カルチャー、スポーツなどを幅広く解説するシリーズ15冊目。監修は池上彰氏。

多くの起業本・副業本は実践するためのステップやノウハウだけを伝えるもので、アイデアの掘り起こしの内容が弱い。または考え方に終始しており、実践的でないものが多い。また具体的なSNSやアプリに話を特化するとわかりやすくなる反面、それらの仕様が変わった段階で使えない情報になる。本書はいわゆるSNSやツールの使い方解説のような短命本ではなく、かといって抽象的なお金の話でもない、具体的で実践的な本。また、事例を集めたカタログのみの本ではなく、再現可能なノウハウを紹介し、その具体的例として【事例】を多く紹介する。本書の各ノウハウと各事例は【ひもづいて】おり、実践するとどのような成果につながるのか? がわかりやすくなっている。

「田舎臭い」ので変えられた地名
「墓地前」「蛇」ではアレなので変えられた地名
「マツザカギュウ」の読みにイラっとする松阪市民?
消えた東京の地名
本書では、40の「地名」にまつわる摩訶不思議なエピソードをご紹介!

100以上の個性豊かなコンビニが大集合!
全国展開する大手のコンビニ以外にも、地方を中心にシェアを広げる地域限定のコンビニ。地域色豊かな商品ラインナップや、お店の工夫を凝らしたサービスなどで、地元の人たちにとっては全国区のコンビニ以上に馴染み深いコンビニも多数あります。
本書では全国に存在する100以上のローカルコンビニを紹介。北海道ではセブンイレブンより有名なチェーンである「セイコーマート」や、クマ肉やウサギ肉のおにぎりを取り扱う「立山サンダーバード」など、個性豊かなコンビニをチェーン・個人店問わず取り上げます。

ブランド物の服って、正直めちゃくちゃ高いですよね?
値段が値段だし、高品質でこだわっていることは分かるけど、それでも一見なんの変哲もない白シャツやパーカーが、普通に10万円を超えてしまうような世界です。
「それでも好きだから頑張って買う」という方と、「自分には理解できない」という方……両方いらっしゃると思います。僕はどちらの方にも読んで欲しいと思って、この本を書きました。
本書に書いてあるのはファッション全体の歴史、そしてその中で誕生してきた、たくさんの素晴らしいブランドたちの物語です。
アパレル業界は、ものすごく見栄っ張りでカッコつけなところがあります。おまけにプライドもめちゃくちゃ高い。だから、いざファッションの歴史について知りたいと思っても、小難しく説明してきたり、余白を残した抽象的な言い回しをしたりします。
不必要にハードルを上げてしまいがちなんですね。
そういった現状を打破する本にしたいと思い、カッコつけた言葉は使わず、可能な限り具体的な解説を心がけました。
服好きな方にとっては、よりファッションが楽しくなる1冊に。
なんとなく興味本位で手にとっていただいた方にとっては、新たな世界に踏み入れるきっかけとなる入門書に。
本書がそんな存在になってくれれば、幸いです。

遙か2500㎞離れた外洋から,日本の河川まで大回遊する驚異のウナギの生態。
絶滅の危機に瀕するウナギは,地球生命系の未来を指し示している! 
最新の研究報告から保全活動,伝統文化まで,
ウナギと私たちの未来を本気で考えた,28名の専門家とウナギ応援団の声。

「表現の自由は大切だが、あまりに攻撃的な表現は許容すべきでない」「少数派や女性に対してより配慮すべきだが、多数派や男性のことが無視されるのもおかしい」
……意見が対立するさまざまな問題について、多くの人はどちらの「正義」にも同意や共感を示し揺れている。
こうしたに正義まつわるモヤモヤに対し、どの意見が正しいのか、社会の規範はどうあるべきなのか、その「答え」を提示する政治哲学的論考。キャンセル・カルチャー、マイクロアグレッション、トーン・ポリシング、弱者男性論など重要な概念・議論を題材に、感情に流されない「公共的理性」による問題解決を試みる画期的なテキスト。

IT人材は 世界でひっぱりだこ!
IT分野は、今、新しい仕事がどんどん生まれ
世界規模で人材が必要とされています。
ITに関するおしごとの
詳しい内容や特徴、違いなどをよく知って
どんな関わりかたが自分に向いているか
どんなスキルや勉強が自分に必要か
じっくり考えてみましょう。
将来を考える、可能性を広げる1冊です。

アジアや東欧の民主化の先駆けとなったピープルパワー革命から約40年。国を追われた独裁者の息子が大統領となり、父の戒厳令下での人権侵害や蓄財の記憶が消されようとしている。SNSが偽情報を拡散し、伝統メディアが衰退する今、フィリピンの民主主義の姿は。長年の現地取材から描く渾身のルポ。

現在のアメリカ英語は、今まさに新たな方言が生まれ、変わりゆく場である。アメリカ英語に見られる様々なバリエーションについて、社会言語学の大家ウォルト・ウルフラム教授とナタリー・シリング教授が豊富な実例を交えて解説をしてくれる、アメリカ英語方言研究の入門書。上巻では、アメリカにおける移民の歴史から見た方言の形成過程や、現代アメリカ英語の地域的・社会的バリエーションの実態に焦点が当てられる。

他人の言葉、うわさ、専門家の発言、マスメディアの報じるニュース、ネット発のニュース、あるいは陰謀論……、私たちは瞬時に莫大な情報を手にする一方、時に何を信じたらいいのか、わからなくなってしまう。本書では、「知る」ことを哲学的に考察し、「真理を多く、誤りを少なく」知るための方法、そしてその意味を問う。

肉体を離れたスピリットたちと幾度となく交信してきた世界屈指の霊能者(ミディアム)が語る、人生を有意義に生きるヒント。

「こんな症状、私だけ?」「あの人は、なんであんなことをしているの?」
本書を読めば、自分が悩んでいることに名前があるとわかるかもしれません。精神症状を学ぶことで、あなたとは少し異なる言動を取る人がいても、「ありがちなことで、何も問題はないんだ」と理解を深められるかもしれません。
本書は、明らかな精神障害によるものから、病気とは言えないが誰にでも起こり得るものまで含め、304にも及ぶ精神症状について解説した一冊です。