【新刊】気になる本(9/9-15)

9/9-9/30までに出版される本、約5000冊から個人的に気になった本を紹介します。
一気に調べるのは大変なので、随時更新で取り敢えず9/9-15まで。



ビジネス・政治・経済・社会
米中対立、いわゆる"デカップリング"が喧伝される一方、不動産の暴落など、中国経済の失速がメディアをにぎわせる。そんな状況に日本は安堵していないか? 正しい情勢判断のために、日本は今、何を見るべきなのか──。
日本はアジア太平洋の産業チェーンの需要な結節点になれる国だ。そうなれるかどうか、今、大きな分岐点に差しかかっている──。
 気鋭のストラテジストが改めて日本企業、そして日本が生き残るための「繁栄の道」を徹底解説。現実思考で、情勢をしたたかに見極める必要性を説く。
 膨大なデータを取り込んだ中国・アセアン経済のビッグデータも分析。大中華経済圏」のリアルを伝える。

今日から仕事に役立つ経済データの「読み方」「使い方」
GDP、失業率、消費者物価、金利etc. 関連づけて見れば、日本と世界の動きがつかめる。
40年間ウオッチし続けてきた人気コンサルタントがノウハウを公開。

「人はいいのに、組織としては残念……」
その原因は組織の「体質」にありました。
多くの人は、社員のやる気の低さや離職の原因が、「やりがい」「仕事内容」「給料」などにあると考えます。ですが、問題の本質はそこではありません。著者のこれまでの経験上、組織を辞めていく人たちの多くは「やりかたが時代遅れ」「価値観が古い」「旧態依然な思考」といった「体質」に不満を持っていたことがわかったのです。
今の若い世代は、ネットやSNSを通して知識や価値観をアップデートしています。デジタルツールを使いこなすのは当たり前だし、他者の尊重や多様性が大切なことや、変化や成長が必要なことも当然知っています。
一方で、組織はどうでしょうか。いまだに「紙」主体の情報共有、画一的な働き方しか認めない空気感、失敗回避前提のしごとの進め方……そんな文化がはびこっています。その「古さ」、要するに「ダサさ」が耐えられなくて、組織を辞めています。
「閉鎖主義」「管理主義」「横並び主義」といった体質が顕在化したのが、こういった「古い組織文化」です。つまり反対に、これらの古い組織文化を変えていくことができれば、やがて組織全体の体質も変わっていきます。
そこで本書では、そんな古い組織文化を変えるために現場からできる方法を100紹介します。

★韓国発 ベストセラー!
文章さえ書ければ、なんとかなる
文章が書けると、どんないいことがあるのでしょうか?
この本が目指すのは、直接書くことがお金につながるエントリーシートや仕事の書類、あるいはSNSやブログ、小説など、自分に必要なあらゆる文章が上手に書けるようになることです。
しかし、そもそも文章を書く能力は、学歴、就職、事業など、あらゆる場面で私たちの人生をよくします。
文章を書く前に「読解力」や「思考力」があるからいい文章が書けるようになりますし、書ける人は内容があるので上手く話すこともできます。新しい事業や副業をはじめたいときなど、思考の構築もうまくできるでしょう。
文章力があがることは、さまざまな能力も一緒に上げることになります。
大げさだと思いますか? 
でも、文章力を鍛えるに越したことはないのです。
韓国の文章本のランキングで長い間1位を取り続けているこの本ですが、「受け身を使わない方が読みやすくなる」「とても、最もなどは使わず具体的に書く」といった実践的な文章の書き方はもちろん、「好きな本を書き写す」「具体的にチャットGPTと一緒に小説を書く」などさまざまにご紹介しています。
この1冊で、文章という武器を手に入れましょう!

知られざるプーチンの世界観とロシア国内の認識とは――プーチン大統領の出現は世界の様相を一変させた。ウクライナ侵攻、子どもの拉致と洗脳、核攻撃による脅し…世界の常識を覆し、蛮行を働くロシアの背景には何があるのか。ロシア国民、ロシア社会はなぜそれを許しているのか。その驚きの内情を解き明かす。

ロシアのウクライナ侵略は、なお終わりが見えない。なぜ兄弟民族が殺し合う悲劇が21世紀の現代に起きたのか、何がプーチン大統領を戦争へと駆り立てたのか。本書は、今回の侵略にロシアという国家の姿や歴史が深くかかわっていることを、プーチン体制に決定的な影響を与えたロシア正教の原理主義と20世紀の思想家イワン・イリインに焦点を当てて明らかにする本格的ロシア論。

日経記者が厳選・解説!
25年版では、新たな試みとして、巻頭16ページに3Graphicsをカラーで導入し、要点を素早く理解したいニーズに応えます。 
3Graphicsとは日本経済新聞が連載している旬のニュースをビジュアルに解説したものです。
図やイラストを用いることで分かりやすく表現した「インフォグラフィック」3つを見ればポイントが分かるようになっています。

2040年に1200万人の労働力が足りなくなる。迫り来る超人口減少社会とどう向き合うか。取材班が現場を歩き実態に迫り打開策を探る、「朝日新聞」大反響連載を書籍化。多和田葉子氏、小熊英二氏、安宅和人氏、増田寛也氏ほか識者インタビューも収録。

国際情勢、メディア、親ガチャ、教育虐待、ネトウヨ、インテリジェンス、AI、カルチャー……異才の二人が縦横無尽に語りつくした4年に及ぶ対談が待望の刊行です。
この国を覆う無意識の世界を鮮やかに描き出し、「生き抜く力」「直観力」「だまされない力」を磨き、進むべき未来を照らす、混迷の時代に必読の一冊です。

あらゆる言葉を少なく、短く、最速にせよ。NYタイムズ絶賛、世界的ベストセラー! すべてが「超高速化×超効率化」する本。

預貯金の額が、ある一定の額以上にならない」
「毎月、給料日前になると赤字になる」
「自分の収入は、この程度でも仕方ないと思う」
そうしたお金の不安や苦労を抱えている、すべての人へ!
ベストセラー『親子の法則』に続く、待望の最新刊!
15万人以上にコーチングしてきた著者が
いま最も伝えたい「お金とメンタル」の深い関係とは――?
転職や副業、投資など
収入アップ法を紹介する本はたくさんあるものの、
うまくいかない人が多いのはなぜか。
その原因は、心の奥に根付いた「お金のメンタルブロック」にあった!

日本国内に、中国人だけによる「経済圏」が形成されていた! 
在日中国人社会の驚くべき実態を、豊富な取材で明かす迫真のルポルタージュ。
いまや、日本国内に住む中国人は80万人を超える。
留学、出稼ぎ、就職など、さまざまな理由から日本にやってきた彼らだが、その数が大きくなるとともに、中国人のみで経済を回すコミュニティが形成されてきた。
彼らは、何を考え、どのように暮らし、そして日本についてどう思っているのか。
さまざまな背景を持つ人々を紹介し、在日中国人社会を多角的に紹介する。

アッサム州はじめ8つの州からなるインド北東部は、民族的・文化的・宗教的に際だった特徴を持つとともに、近年開発の重点地域となり、日本とも縁深い。本書は地理から政治までを網羅し、この地域の多様性と複雑な歴史が織りなす魅力を紐解き、インド北東部の独自性を深く探る。

世界人口の増加に伴い食料危機は本当にやってくるのか。まず、実証的な数値からその虚構性をあぶり出し、その裏腹にある地下資源の大量消費を背景とした飽食暖衣の高度消費社会の実際を経済学的に捉える。農と環境からの視点を通して、これまで培ってきた自然と人間の共存のあり方から現代社会の矛盾を見つめた警鐘の書。

生活を書く、それがエスノグラフィの特徴です。そして、もっとも良質なエスノグラフィの成果は、 苦しみとともに生きる人びとが直面している世界を表し出すところに宿るものです。もともと人類学で発展したこの手法は、シカゴ学派を拠点に、 社会学の分野でも広がっていきました。本書では、5つのキーワードに沿って、そのおもしろさを解説していきます。予備知識はいりません。ぜひ、その魅力を体感してください。


エッセイ系・紀行・旅行記・評伝・批評・評論
怪談は怪異への懐疑という逆境に耐え、鍛えられ、しぶとく生き続けた――。
最も怪談書の流行した18世紀。神秘への感受性はどのように醸成されていったのか。
江戸の怪談を新たに見出し、知られざるその世界を切り開く。
この時代のマイナーな怪談書類を作品論によって掘り起こし、再評価を試みる。またその中で、近世人の怪異観や近世怪談のこれまであまり論じられていない側面、例えば、儒家や神職の怪異観や、被害者意識の希薄な幽霊ばなし、浮世草子から草双紙へと引き継がれた怪談パロディの精神、宣伝素材としての怪談の機能など─に光を当て、近世怪談についての理解を深めていく。
百物語や化物振舞のような怪談イベントを開催し、種々のネットワークを通じてハナシを共有する近世の共同的な怪談文化について明らかにもしていく。

大企業の営業職でシングルマザーとして働いていた著者だったが、いつからか聞こえ出した「あなたの人生これでいいの?」という心の声が止まらない。そんな30歳の頃、リフレッシュのため息子と旅したルワンダで「ここに引っ越そう」と決めたときから怒涛の日々が始まった。ほぼ廃墟からのお店作り、子どもの預け先探し、「レシピ」の意識がないシェフ、そしてお客様第一号は泥棒! ”常識”が通用しない日々に発狂寸前になりながらも、息子やたくましく生きるルワンダの人々に背中を押されて奮闘する姿を描く傑作ノンフィクション。

■「よいモノを少しだけ」、それが大人の男と女の断捨離の心得です
モノが散乱していないからといって、片づいているわけではありません。キレイに収納されているからといって、片づいているわけでもありません。
断捨離で言う「片づけ」とは、モノと向き合い、そのモノと自分との関係を問い直すこと。そして、関係が終わったモノをしかるべき方法で手放し、始末をつけることなのです。
余分なモノをそぎ落とし、余計なモノを手放して、あなたの大事な人生をより際立たせ、あなたの大切な暮らしをもっと美しくしていきます。

翻訳された言葉には必ずわたし達の社会があらわれ、
そして翻訳されたものは社会に影響を与える。
翻訳小説の女性達は原文以上に「女らしい」言葉で訳されていることがあります。翻訳と社会とわたし達の密接な関係を読みとき、性差別をなくすための翻訳、社会に抗する翻訳の可能性を探る一冊。

「自分の時間は、ほんとうは、他の人びとによってつくられているのだと思う」
「後になっておおきな意味をもつことになることのおおくは、しばしば始めは、何でもない些細なことにすぎない」
「得たものはつねに、失ったものに比例している」──。
言葉と共に暮らし続けた詩人の記憶から静かに届けられる、自らの人生を生きていくための小さなヒントたち。傑作エッセイ集。

あなたの知らない韓国が、ここにある!
韓国の人間関係は「親しき仲には遠慮なし」? 韓国人が大好きな「代理満足」とは? ソウル在住約30年の著者が、世界中で支持を集める韓国ドラマの数々を手掛かりに、隣人の知られざる素顔に迫る。。厳しい経済格差、色濃く残る家父長制、塾通いで心を病む子どもたち……7つのテーマから、現代韓国が抱える「闇」をも明らかにする一冊。


ネイチャー・研究系
依存は回復の始まり。
やめればいいってものじゃない!?
連載時から当事者、当事者家族、支援者・専門家を騒然とさせた
不良患者×不良医師による画期的な往復書簡がついに書籍化――。
現代人にとって最も身近な「病」である依存症――非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、その対象は多岐にわたる。
そんななか最も身近な依存物質であるアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する文学研究者・横道誠と、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症で、依存症治療を専門とする精神科医・松本俊彦の、一筋縄ではいかない往復書簡が始まった。最小単位、たったふたりから始まる自助グループ。
依存症の裏側にある、さらにその深淵へ!

4200年前の最初の家畜馬、古代ウマ、アラブウマ、中世の軍馬、農耕馬、荷馬、サラブレッドなど、最新科学で解くウマの世界史。

食べられ、貯められ、くっついて……。動物に託されたタネの行く末とは?
タネまく動物と植物はどのように進化してきたのか? 生態系における動物と植物の相互作用の象徴的な現象である「種子散布」に関する最新の研究をわかりやすく紹介。ツキノワグマやサル、コウモリなど哺乳類のほか、カラスやヒヨドリ、海鳥の仲間、ナメクジ、糞虫、ワラジムシなど、20種類以上の多種多様な動物が登場。各分野の研究者が監修した図解イラストも掲載。

風に舞い、波に漂い、動物を操る。
小さなタネたちが繰り広げる、32種類の巧みな旅の物語。
植物は動けないなんて大間違い。
新しい場所で命をつなぐタネたちの、驚くような旅の知恵を大公開!
旅するタネたちは、驚くほど巧みな道具や作戦をもっています。
風に乗るパラシュートや翼、水に浮くコルクに自動発射装置、さらにはかぎ爪や色仕掛けで動物をヒッチハイクしたり。
タネはときに、時間をも飛び越えて旅をします。
何年でも何十年でも休眠して事態の好転を待つのです。
この本では、ムクゲやジュズダマ、ジャノヒゲ、オナモミなど、32種類の身近な植物を取り上げ、それらのタネに秘められた子孫を残すための工夫、巧みな旅のしかたをご案内します。

・東洋大学国際共生社会研究センターによる研究成果
・フィールドワークとは何か,どのように実施し,どんなことができるかを11の事例で解説

都市のあちらこちらで再開発の計画が持ち上がり、少なからず反対の声があがっている。社会科学や自然科学の研究者は問題点を指摘するなど活発に発言しているが、人文学の研究者からの発言はあまり表に出ていない。都市は人間が生活する場であり、そこには暮らしの歴史や物語がある。そう考えると、歴史学や倫理学、美学など人文学の研究者も何か語ることができるのではないか。そのような思いから、2023年6月に、神宮外苑再開発問題をめぐるオンラインセミナーが開かれた。
本書ではそのときの登壇者にあらたな執筆者をくわえ、10章構成で、それぞれの専門分野から、都市の自然と人間との関わりについて論じた。関係的価値、グリーンインフラ、将来世代への責任などのキーワードを軸に、具体的な事例を参照しながら幅広いテーマを扱っている。都市に生きる私たちにとって、持続可能な都市とは何かを考える一助となるだろう。


◆技術・デザイン・芸術・映画
◆ゲーム関連


文学・小説
「エイリアンの子供が他にも山ほどいると思っていた。間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがあちこちに」
灰色の空をしたアメリカ西海岸の街アバディーン。
周りの大人たちへの不信感から、九歳の時に眠ることをやめた青年ホーマー・B・エイリアンソンは、ある夜、橋のたもとでカートと名乗るミュージシャンに出会い、ドラッグに溺れてゆく。身を削りながら自らの音楽表現を追求するカートと、別世界の恋人を求めて旅に出るホーマー。間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがたどり着く先とは――
イタリアのポストモダン文学の奇才トンマーゾ・ピンチョの代表作。

西尾維新がおくる青春怪異譚〈物語〉シリーズ、初となる短々編集!
初期三十三編に六つの書き下ろし短々編を加えた、三十九編の身近な物語!


漫画
実在する心霊スポットで起きた心霊体験を描いたホラーアンソロジー。『近畿地方のある場所について』コミカライズの碓井ツカサ氏も参加の本格マンガ短編集です。北は北海道から南は九州まで、全国各地で報告された恐怖の心霊体験全10編をお楽しみください。

職場で人を怒鳴ってしまったさなえ。自分に強い怒りがあることにショックを受け、
出社できなくなってしまう。
さなえは亡き祖母のアパート・くじら荘で、色んな若者と住むことに。
そこで自分の感情と向き合うけれど?

2024年アイズナー賞、3冠を達成!
コールデコット賞オナーやアイズナー賞等を受賞したグラフィックノベル『THIS ONE SUMMER』のマリコ タマキ(作)&ジリアン タマキ(絵)が再びタッグを組み、制作された作品。3人の大学生が過ごした5日間のニューヨークの旅を描き、Volume1ではDay1~3の物語を収録する。
2009年3月。高校時代の親友ダニエルとゾーイは、大学1年の春休みにニューヨークで再会することに。ダニエルの大学のクラスメイト、フィオナも一緒にさまざまな観光スポットをめぐる3人。お互いの大学生活、家族や将来のこと、セクシャリティについて対話を重ねるうち、長年の友情がゆらぎ始め――。大都市ニューヨークを舞台に繰り広げられる、繊細でみずみずしいクィア・ロマンス。

2024年アイズナー賞の3冠を達成!
コールデコット賞オナーやアイズナー賞等を受賞したグラフィックノベル『THIS ONE SUMMER』のマリコ タマキ(作)&ジリアン タマキ(絵)が再びタッグを組み、制作された作品。3人による5日間のニューヨークの旅を描き、Volume2ではDay4~5の物語を収録する。
ニューヨークの旅も、気がつけば残り2日間。惹かれ合う相手と心が通じたときのトキメキ。かつての関係が変わりゆく中で覚える、戸惑いと寂しさ。時間を共にしながらも3人の気持ちはすれ違い、さまよい歩く。たしかなのは、この旅が終われば、またそれぞれ在るべき場所に戻るということだけ――。大人になる過程で誰もが経験する、ほろ苦くて懐かしい旅の思い出。

女の子にもなりたくないし、男の子にもなりたくない。
私はただ、自分自身でいたい。
クィア、ノンバイナリーのコミック作家マイア・コベイブの自叙伝。
自身の生い立ち。幼少期から思春期で過ごした環境、そして、青年期にかけてクィアをテーマにした音楽や漫画、ファンタジー作品と出会い、自身の性のあり方に向き合い出すことで、生まれた、気づき、葛藤、戸惑いを丁寧に描く。
ひとりの人間の、ありのままの記録。


競馬
美味しい軸馬が3分でわかる!
JRA全競馬場のコース別に、馬券の軸にふさわしい馬の条件をランキング形式で提示します。ランクインしている好走条件は、膨大なサンプルレースの検証のもとに成り立っているので、上位の条件に該当する馬は、3着内率の極めて高い軸馬候補といえます。条件は、「父ロードカナロア」「距離短縮」など、初心者でも取り入れやすい条件ばかり。流し見するだけでもコースの傾向やイメージを掴むこともでき、これから競馬を勉強するビギナーにおすすめの1冊です。


ムック・雑誌
私たちの食卓に当たり前のように登場する「パン」。日本のみならず世界各地で人びとに愛され、胃袋を満たしています。そんな身近な存在であるパンを紐解いてみると、地域ごとに素材や工程、形状や呼称も異なり、その土地の気候風土や歴史を色濃く反映していることに気付きます。その起源は古代メソポタミア・古代エジプトに遡り、地中海やシルクロードをわたり、またヨーロッパの世界進出により世界中に広まっていきました。焼いたり、揚げたり、蒸したり、挟んだり…。パンは各地の文化と結びついて進化し、今もなお発展を遂げているのです。そんな各国で日常的に親しまれているパンのある暮らしを辿り、世界のパンをめぐる冒険へと出かけた1冊です。


その他(歴史系・哲学系・スポーツ・料理・医学)
欧州二国間の事件が深刻化した第一次世界大戦では、四つの帝国が崩壊した。
その戦後処理の因果から、人類史上最悪の第二次世界大戦が勃発。
軍事力、経済力、生産力をぶつけ合う総力戦で疲弊した世界は冷戦へ突入。
核の抑止力が秩序を保ち、オイルショックを経て、自由主義の勝利に終わる。
かつてない繁栄を謳歌する一方、気候変動の危機、世界のシステムの綻びといった
難題の中、人類は歴史から何を学び、どんな未来を創造するのか。

成田と羽田の2つの首都圏空港で国際線が飛ぶまでには複雑な歴史と関係者の尽力があった!元官僚が初めて明かす航空行政の舞台裏。

囲碁で棋風を分けると主に「実利派」と「厚み派」に区分できますが、実利が嫌いという方はおそらく少数派なのではないでしょうか。特にダイレクト三々といった序盤から地を稼ぐ打ち方が確立された現代では、より実利の価値が見直されています。
そこで本書では、各時代の実利をテーマにした名局を集めました。
棋譜解説に定評のある木部夏生三段に1手ずつ解説していただき、地を稼ぐ奥深さを学びます。
過程はどうであれ、囲碁というゲームは最後に陣地の大きい方が勝ちます。
となれば序中盤から地を稼ぐ行為はある種当然であり、有力な打ち方になってきます。
ためらうことはありません。ガツガツ地を稼ぎましょう!