【新刊】気になる本(10月)

10月に出版される膨大な本の中から個人的に気になった本を紹介します。
一気に調べるのは大変なので、随時更新で取り敢えず10/27まで。完成。


ビジネス・政治・経済・社会

社会デザインとは何なのか。本書では、日々思索を重ねてたどりついたその有りようがしたためられ、いっぽうでは実践のかたわら得られた教訓が語られる。わたしたちは多種多様な社会デザインの地平に立ちながらも、今後いかにして住みやすい社会をつくればいいのだろう。その重要なヒントをこの本からくみ取ってほしい。

為替の変動は我々の生活にいかに影響するか? 
世界情勢の悪化で、日本はどうなる?
先行きが不透明な2025年のシナリオを複眼的な視点で探る。
日本経済新聞社を代表するコメンテーター、編集委員らベテラン専門記者が徹底解説。どこに着目するかで、世界の見え方は大きく変わる。記者たちの視点をいち早く提示する1冊。

2025年版は、生成AIのソフトウェア活用、世界秩序の行方、「脱・歴史的円安」とこれからの見通しを特集テーマに、政治、経済、ビジネスについて22の論点で解説。

K-POP、韓国ドラマ・映画…、歴史や政治分野で対立しつつも、多くの人を惹きつける韓国。政治・外交・経済・経営・歴史・社会・文化といった幅広い分野について、「韓国のいま」と「韓国のなぜ?」に応える。韓国を多角的に知ることで、私たちがこの隣国にどう「向きあう」ことができるのかを考える。

10/21-27
新進気鋭のウェブメディア編集長が語る、ウェブの現在地と未来予測

一見華やかで先進的なウェブメディアの世界だが、その実態は広告費や閲覧数を稼ぐための泥臭い努力にあふれている。読者のみなさんも、記事本体を埋め尽くす勢いの過剰広告や閲覧数稼ぎのページ分けを見たことがあるはずだ。しかし、こういったメディアの細工は読者にストレスを与え、読みにくくするばかりである。本書では、広告費と閲覧数に頼らないメディアを目指し、2年で異例の黒字化を遂げた『みんかぶマガジン』編集長が、現在のウェブメディアが抱える問題点とその打開策、さらには経済的独立とジャーナリズムを両立させるためのウェブメディアの未来戦略を現場の視点から分析していく。

私たちは「背の高い自信過剰な男性」をトップに据えがち?
政治家が堕落し、職場にサイコパスがはびこる理由を、進化論や人類学、心理学によって読み解き、権力を腐敗させない方策を示す。

金融、マーケティング、医療、メディア……あらゆる分野にAIが組み込まれている今、経済界では何が起きているのか。AIが迅速に導入される分野とそうでない分野との違いとは何か。企業がAIを効果的に導入するための施策を語り、ありうべき未来の経済と労働を描く。

売り上げだけを見つめて膨らむ不安。労働時間を増やして心身ともに疲れたり、やみくもに営業をして成果を得られず落ち込んだり。
明日の不安は仕方がない――会社を経営していたり、お店をもっていると、誰だって不安は抱くものだ、と思いこんでいませんか?
ここ数年のコロナ禍や物価高の中でも、高い成果を出し続けている企業はあって、彼らには共通点があります。

「休みを増やしたのに儲かり続けるスーパー」
「ハガキ一枚で大型案件を受注した問屋」
「客単価が2.2倍になったレストラン」
……その秘密はすべて「顧客数経営」にあった!
明日の売上の不安から解放される、たった一つの指標

「顧客数」だけ管理していたら、売上も利益もいつの間にか上がっていた! マーケティングのカリスマが贈る、豊富かつ驚きの実例をもとに説く、まったく新しい経営手法。

円安やエネルギー資源の高騰、人件費高騰などで、軒並みコストが上がり、あらゆる商品・サービスが値上げを余儀なくされている。消費者としても生活コストが上がって大変だが、供給サイドの企業としても、顧客離れ、取引先離れを起こす不安があって、できれば避けたいのが実情だ。しかし、そのコスト増をうまくビジネスに逆利用して、値上げをしても顧客が離れないどころか、顧客を増やしている商品・サービスがある。そんな値上げをしても顧客離れを起こさず、売上を上げるノウハウを、リブランディングコンサルタントとして自らが関わった中小から大企業までさまざまな業種の成功事例とともに紹介するタイムリーな一冊。

昭和は、今この瞬間の私たちの立っている時空につながる。なぜ競争から降りられないのか、国にとっての独立・自立とは何か、人間にとっての自立とは何か。これらの難問に答えるべく、明治・大正から平成までを縦横に語りつつ、各々が昭和を知るための本も紹介する。好評『日本問答』『江戸問答』に続く第三弾

バブル崩壊後の不況期に就職活動をせざるを得なかった「就職氷河期世代」。本書は1993~2004年に高校、大学等を卒業した人々を就職氷河期世代と定義し、雇用形態や所得、格差などを統計データから明らかにする。不況がこの世代の人生に与えた衝撃は大きい。結婚・出産など家族形成への影響や、男女差、世代内の年収差、地域間の移動、高齢化に伴う困窮について検証。データから見える現実、講じ得る支援策とは。

10/15-20
こんな経済学の本、見たことない!!

ベストセラー作家 さくら剛による、
バカバカしいけどためになる「お金」と「経済」の超入門書。

◎ドラクエの世界で「景気対策」をやったらどうなる?
◎インドのぼったくりタクシーで「神の見えざる手」を検証してみた。
◎アイドルを観察すれば、「通貨の3つの働き」が見えてくる!

経済学者では決して書けない、わかりやすいたとえ話が満載。

『景気』『GDP』『金融緩和』『株・投資』…etc.
ちょっと気になるけど難しそうな経済学の用語が、
この1冊で面白いほどよくわかる!

持続的な賃上げによる経済の好循環が声高に主張されているが、その根拠はどこにあるのだろうか。失われた30年間で日本の賃金は本当に停滞し続けてきたのか。画一的な数値をみていただけでは、賃金の動向を掴めないのではないか。

政策、雇用の安定、雇用慣行、共働き世帯の増加……

賃金は複雑な要因が絡み合い決定されているのにも関わらず、こうした要因を無視すれば事実認識を誤る。今後、経済構造が大きく変化するなかで、真因を認識せずに賃上げを実行すれば経済に負の効果を与えかねない。

この懸念に対し本書では、労働研究の第一人者と元政策担当者がタッグを組み、多面的な視点から賃金を分析し、賃金のこれまでとこれからを徹底解説する。

挑発的な物言い、過剰なエビデンス主義、旧来の規範の軽視――とかく相手を「論破」することを是とし、かつ煽る「ひろゆき氏的な思想」が若者たちを魅了している。しかし、その行き着く先にあるのは、SNSでの誹謗中傷、過激YouTuberに外食テロ、FIREブームなど、現代特有の社会問題の数々である。ニーチェや三島由紀夫ら先人の思想をもとに、この危うい思考スタイルを乗り越える道を示す。

分断の激化が叫ばれるアメリカ。では、日本はどうか。変化するメディア接触との関連は?調査データから日本の「分断」が見えてくる!
アメリカの「分断の激化」に対し、日本ではいったいどのような分断が生じているのか? 調査データからはイデオロギー、政治との距離、道徳的価値観、首相のリーダーシップ、社会や政治の将来期待からなる5つの分断軸が浮き彫りになる。マスとネットメディアへの接触を分析に加味し、複合的な「日本の分断」の現在地を検証する。

今さら聞けない“そもそも”の話から、プロの投資家だけが知っている話まで
「これならはじめられる!」と思える知識を詰め込みました!
・投資をはじめるためにはどれくらいの資金があればいいのか
・株式市場の仕組み
・企業の売上高と利益の関係
などの基礎知識をわかりやすさにこだわって解説しつつ、
・投資家だけが知っている「ニュースの見方」
・株のどこを見て買って、何をきっかけに売るのか?
・株価が動く仕組みとハマりがちな罠
など、プロの投資家の頭の中にしかない考え方を徹底的に言語化しました。
投資やお金の知識は、現代を生きる私たちの必須教養でもあります。
この本で知識を身につけながら、そろそろ投資をはじめてみませんか?

トランプ対ハリスの争いに注目が集まるアメリカ大統領選。
両者の相容れない政治思想と対話が成立しない状況の中、どちらが勝利しても分断はますます深刻化するだろう。
そしてその分断はZ世代にも広がっている。
本書では、トランプ支持の右翼若者団体やそれに対抗する左翼若者団体など、
近年影響力を増している若者たちの動向からアメリカの未来を予測する。
著者が全米各地に足を運んで取材した生の声、圧倒的なリアリティで読ませる緊急リポート。

分断が進み、ますます混沌とする世界情勢。11月のアメリカ大統領選が話題となる一方、「アメリカ」をどう捉えたらいいのかわからない状況が続いています。
危機感を抱いた青木真兵さん(人文系私設図書館ルチャ・リブロキュレーター)の呼びかけに、米国で生まれ育った建築家の光嶋裕介さん、米文学を研究する白岩英樹さんが賛同。2023年10月、それぞれが自らの中の「アメリカ」を問い直すリレーエッセイが始まりました。
「生き直し」の先駆者、公平性にもとづく自由な社会、ヨーロッパの支流としての新しい国……3人が抱くアメリカのイメージは、対話を重ねるほどに深化し、ぶつかり、離れたかと思うとまた1つになっていきます。読むうちに、「自分にとってのアメリカ」がやさしく揺さぶられ、世界を見る目が更新される--今このときに多くの人に届けたい、真摯で率直な全18回の対話集です。

前作では、世界の隅々までインターネットをつなぐという著者の活動を通じて、日本人の思想や精神性を踏まえた「志」を実現しようとエールを送りました。
本作では、欧米と日本を比較し、今求められる価値観、そこから日本の役割は何かを考えます。日本は経済成長を進めつつ、共生の価値観への自信を取り戻し、世界を持続可能に戻して再び尊敬される国になろうと呼びかけます。

「最近の人は本を読まない」というような発言は、それが事実である一方、もうひとつの事実を覆い隠し、歪めてしまう可能性をはらんでいます。つまり否定的な論調は、「程度の差こそあれ、誰でも過去に読書体験はあり、無意識のうちにそこからなにかを学んでいた」という事実を覆い隠してしまうということです。(「はじめに」)「本が売れない」「読書人口の減少」といった文言が飛び交う現代社会で、「読書の原点」を問いなおす。

私たちの生活に存在する無数の広告。特に近年、デジタルメディアの普及によって、その役割や表現、手法は多様化し、私たちの生活様式やものの見方、購買行動に大きな影響を与えている。
本書は、広告の現状や課題と、広告をめぐる私たちの日常体験について、マーケティング的な視点からではなく、文化との結びつきをとらえるような社会学的観点から考える。

本書では、21の重要物資をめぐる国際情勢を統計データや地図とともにわかりやすくビジュアル解説。
国際貿易において、各国のパワーバランスや利害、紛争、気候変動などがどのように影響しているのか――物価高の背景も含めた世界のいまがわかります。

人生100年時代とさかんに言われる現在、老いを否認し「元気」を鼓舞する本や、「老いても大丈夫」と安心させる言葉が多く世に出ている。しかし80歳以上の長寿期高齢者の生活は、実際には困難に満ちており、実はひとり暮らしより夫婦二人暮らしの問題の方が深刻である。家族社会学者である著者は、高齢者への聞き取りを続けながら、現在の在宅長寿期高齢者に起こっている様々な困難をすくい取り、それを回避する方法を伝える。

10/7-13
大統領選、キャンセル・カルチャー、BLM、銃規制、LGBTQ、文化盗用……
私たちが毎日触れるニュース、映画やドラマなどのカルチャーは、そのまま見ても面白い。
でも、背景の意味や議論を知っていると、もっとぐっと面白い!
「ニュースの集積地」スタンダップコメディの舞台に年間400ステージ立ち
第一線で活躍するコメディアンの著者が、
現地のリアルな視点で伝える、アメリカ最重要&最新30トピック!

本書は、物流業界の基礎知識や用語の解説、最新情報や現状及び将来の課題をわかりやすく解説した業界入門書です。物流とロジスティクスの本質、人材不足・人材定着の秘策、物流スタートアップ企業のいま、法規制の意味と対策、業界主要企業の動向などがわかります。業界人、就職転職に役立つ情報が満載です。第5版では2024年問題やAIを活用した効率化、物流クライシスの概要とその対策など最新状況を盛り込みました。

国際協力キャリアガイドは、あなたの未来をつくるための本です。
国際協力キャリアガイドを読むことで、本当にやりたいことはなにか、どんな生き方をしたいのか、そのためには今なにができるのかを考え、自分を見つめ直すきっかけになるでしょう。
こんな人になりたい、こんな生き方をしたい、こんな仕事をしたいという具体的な夢を描けるようになります。目標は、行動を起こすきっかけになります。
国際協力キャリアガイドは、あなたの「最初の一歩」につながります。

甲子園強豪校、金メダリストを育てたメンタルコーチによる言葉がけの教科書が待望の文庫化!
良かれと思ってかけた言葉が逆効果にならないために…わが子のタイプを知って最高の言葉がけを!

令和バブルともいうべき株や都市部不動産の高騰、急速に進行する地方経済の衰退。近代英国の労働者のような低賃金に貧富の差が拡大している。老後への不安に付け込み、税優遇などの誘惑によって引きずり込まれた危険なマネーゲームの乱高下はチキンゲームの様相を呈してきた。バブルは壊れて消えるのが必定。マルクスは、資本主義には貧困が必要なことを喝破したが、日本はいま未曾有の労働力不足、人口減少社会に直面している。――日本の末期的状況を、マルクスやエンゲルスの枠組みで読み解く。

住宅ローンや消費者金融、銀行預金に個人向け国債。私たちの身の回りには「金利」があふれている。「低金利だから円安になる」「金利を上げると不景気になる」といったニュースも、毎日のように聞こえてくる。これらの「金利」は。お互いにどんな関係があって、それぞれの金利はなぜ/どうやって決まるのか。金利が動くと私たちの生活に何が起きるのか。金融政策の第一人者が、身近な事例をもとに根本から解き明かす。お金と社会を見る目が変わる、実践的経済学の書。

この20年間、日本人の1人当たりのGDPはG7の中で唯一増加していません。
さらに、平均年収は過去30年間横ばいにもかかわらず、物価や社会保険料の値上げが予想されています。
このような「逆風の時代」を生き残るための答えが、「厚利少売」。
「不要なものをつくるのをやめて、本当に必要とされるものを、必要なだけつくる」
というビジネスの必要性が高まる今、個人にとっても企業にとっても「少なくつくって高く売る」技術が不可欠です。

あなたが今捨てたそのごみはどう集められ、どう処理され、最終的にどこへいくか知っていますか? 自宅、会社、外出先それぞれで、実はごみの扱いも異なってくる。地域によっても特色があり、様々な工夫がなされているが、それには従事する人の頭と力が必要となる。もちろん環境や持続可能性を考えるなら、掘り下げる余地はまだまだある。自ら北へ南へ赴いて体験することで見えてきた、奥深い世界を紹介する。

病気やケガをしたとき、出産や育児、そして介護が必要になったときの生活を保障する社会保険。働けなくなったときや老後の生活を支える年金制度。毎月の給料から天引きされているものの、いざというとき自分がどの給付を受けられるのかわかりにくく、申請するのもどこか後ろめたい。日本の社会保障はなぜこんなにも使いづらいのか。複雑に分立した制度の歴史から、この国の根底に渦巻く「働かざる者食うべからず」の精神を問い、誰もが等しく保障される社会のしくみを考える。

人手不足なのに、なぜ人が余るのか?
少子高齢化による深刻な人手不足と、デジタル化の進展による急激な人余りが同時に起きつつある日本社会。人手不足はローカル産業で生じ、人余りはグローバル産業で顕著に起こる。
これまでの常識に捉われたホワイトカラーは、生き残る選択肢がほとんどなくなってゆく。
企業再生支援の第一人者による、国、組織、個人――それぞれの抜本的再生を促すための緊急提言!

自分の半径五メートルから飛び出し、はじめて目にするに世界に飛び込んでみよう。考え方がひっくり返り、社会の見え方が変わるはず。じっくりしっかり話を聞くコツもわかります。

強く、しなやかな知性で、激動の時代を迎え撃て!
時代の本質を見抜くために、「常識に囚われない知性」が最良の武器になる―
「知の巨人」佐藤優が、未来を切り拓く「自由な知」を持つ賢人たちと語り合う。
変わりゆくこれからの生き方を探る12の対話集。

塾なし・公立校から3人の娘全員をハーバードに送り出した母親が伝授!
牧師の夫の留学をきっかけに、幼い長女と次女を連れて一家でアメリカに渡米。
ただ、牧師の家庭で十分なお金もなく、現地の学校に通う娘たちは「アジア系のマイノリティ」。
そんな環境で、塾や入試コンサルティングにも頼らず、3人の娘それぞれの才能と個性を最大限引き出し、世界トップ大学に送り出した母親の家庭教育のすべてが詰まった1冊です。

イスラエルとはどのような国家なのか。その行動原理は。パレスチナ自治区でジェノサイドを続けているのは「ユダヤ人国家」を僭称する植民地主義のシオニストたちである。暴力を禁じるユダヤ教の伝統にとってイスラエルは、救済の途上の障害以外の何ものでもない――。在カナダの碩学のユダヤ教徒による渾身の批判、緊急出版。

バイデン大統領は現職大統領として56年ぶりの再選出馬断念を余儀なくされ、女性初の大統領を目指す黒人・アジア系のハリス副大統領を後継に指名。
「差別主義者」対「多様性の象徴」という、アメリカが直面する分断を体現する選挙戦が展開されることとなった。
 全米各地を徹底取材した『読売新聞』連載「変容する米国」「米大統領選2024 論争の現場」に大幅加筆。政治家や市井の人々、不法移民など、120人以上の証言で「変わりゆくアメリカの今」を描き出す総力ルポ。

長年日本のジャーナリズムを牽引してきたはずの新聞やテレビが衰退している。
背景にはインターネットの普及もあるが、マスコミ業界がジャーナリズムの使命を軽視してきたことが大きい。そうした近年の動きをテレビなど大手メディアで活躍してきた著者が批判的に振り返り、これからはジャーナリズムの主体が市民に移っていくだろうと予測する。市民ジャーナリズムに必要となる思考や志、技術を「ジャーナリズム・リテラシー」と呼び、その本質を教示する。

息が詰まるほど苦しい生活が続くのは「私のせい」? まったくの政治シロウトで50代のフリーランスライターが、映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』の国会議員・小川淳也さんに政治の疑問と怒りについて直接問答した365日。話題の一冊にあらたな対談「私たちは敵対してしまった」を加筆して文庫化。誰もが政治参加できると実感できる必読の書!

国家に比肩しうる影響力をもちはじめたデジタルプラットフォーム。その積極的側面を最大化し、消極的側面を最小化するためにはどのような秩序形成が必要なのか。デモクラシーの基本情報である人口動態が近未来にどうなるのか、どうあるべきなのか、民主政にいかなる影響を及ぼすのかを探り、デモクラシーの近未来についての問題提起とあり得る方向性を総覧する第3巻。

10/1-6
コミックのアカデミー賞「アイズナー賞」受賞作品
世界屈指の風刺漫画家による芸術的ジャーナリズム
「人間」を問う、小さき声。
1956年、ハーンユーニスで275人、ラファハで111人のパレスチナ人がイスラエル兵に射殺された。無数の公文書の奥に埋もれた凄惨な大虐殺事件に着目したコミック・ジャーナリストが、徹底的な独自調査により、ガザ地区の過去と現在、悲劇の本質を浮かび上がらせる。
漫画で学ぶパレスチナ/イスラエル問題

世界幸福度ランキングで、7年連続1位に輝いたフィンランド。フィンランドの学校には「良く生きるための授業」がある。それが、心理学、社会学、政治学、哲学など、様々な分野を横断しながら、自分の人生観を育むための知識と教養を得る「人生観の知識の授業」。「良い人生って何?」「生きる意味はどこにある?」などの問いに向き合いながら、自分だけの答えを探すフィンランド独自の授業、そしてその教科書から、幸せに生きるヒントを探る。

「世界には、真に偉大な人物や異色の人材が間違いなく存在する」
政治・経済から芸能・スポーツまで、
さまざまな社会問題に斬り込んだ調査報道のプロが選ぶ、
心打たれたノンフィクションの秀作・名作を紹介!

令和バブル大崩壊に備えよ!
株、不動産、仮想通貨、高級嗜好品などあらゆる資産が高騰を続ける「令和バブル」が続いている。
しかし私たちは現在、既存の体制や価値観体系が崩壊し、
新たな体制へと移行する歴史的な大転換期のまっただ中にいると
著者は警鐘を鳴らす。
不動産市場は価値指標が変わって資産価値が激変し、
金融システムのリセットにより金融市場も大きく様変わりする。
社会が大きく転換するいわゆる「グレートリセット」が
すぐそこまで迫っているからだ。
これから先、不動産市場、金融システム、そして社会がどう変化していくのか。
資産をどのように守り、何に投資をすればよいのか。
激動の時代の最適な資産戦略とは?
本書は、そんな激動期の変化を読み解き、
来るべき未来への布石を打つための指南書である。

「薬草」で地方創生に挑む、唯一無二のまちがあった!
・「唯一無二」の地方創生に挑むまちを描くノンフィクション”究極のまちをつくる”シリーズ創刊。
・シリーズ第2弾は、「薬草」を健康とまちづくりに活かす、官民のストーリー。
・カラー写真も豊富、市民の薬草暮らしやプロの薬草料理、薬草事典、食べ方・使い方もご紹介。
岐阜県飛騨市は、高山市と白川村にはさまれた2万人のまち。専門家の薬用植物調査で245種類の薬草が自生するこのまちで、人びとはどんな薬草を食べ、使い、暮らしに取り入れているのか。薬草は市民たちの健康づくりに一役買うだけでなく、交流人口や観光、商品開発につながり、経済効果ももたらしている――本書は、官と民が連携して取り組む「薬草のまちづくり」を描くノンフィクション。市民がよく使う薬草事典や実践レシピ、移住者の薬草ライフ、料理人の薬草会席などカラー写真も豊富で、野草やハーブ好きにも役立つ一冊である。



エッセイ系・紀行・旅行記・評伝・批評・評論

好評を博した「大塚康生 道楽もの雑記帖」に続く第2弾。大塚さんの雑誌への寄稿・インタビュー・対談など、未書籍化原稿を集成。東映動画時代の先輩=大工原 章さんと森康二さんへの敬意、後輩=高畑 勲さんと宮崎 駿さんとの対話、模型や愛車フィアット500についてのエッセイなど。大塚さんならではの鋭い分析とユーモアと愛に溢れた文章で生涯に亘る交遊を振り返る。
巻頭には『ルパン三世 カリオストロの城』修正原画、多彩な車両イラスト、動物スケッチなども掲載。 
大塚さんと長年親交のあった叶精二が構成・編集・解説文を担当。

地球のどこにも居場所がなかったギャルが、アウェイな場所を自分の居心地のいい空間に変える方法を話します!
家庭崩壊、貧乏、人種差別、言語の壁、文化の違い、アイデンティティー・クライシス……
北京、ハワイ、ロサンゼルス、東京へ移住してきた著者は、これまで様々な困難に直面してきました。
各国でのリアルと課題解決のヒントを、豊富なエピソードで振り返ります。
YouTubeで81万回再生されている言語習得法についても、じっくり説明します。
どんな逆境にも折れない芯の強さや、自らを分析する冷静さが魅力的と大人気な「ろこゆん」初のエッセイです!

きもちよく うんこ していますか?💩

やせられないのは細菌のせい? 清潔な家で育つとアレルギーになりやすいって本当? 男性との握手には気をつけたほうがいい!?──わたしたちの健康と幸福の鍵をにぎる細菌たち。よりよい共生のための、有益で刺激的な、大人のためのうんこ読本!

10/21-27
言語化できずに頭の中に存在している「モヤモヤ」が晴れない。
社会の中で空気のようにある“何か”に抱く疑問や違和感が、解消できない。
日々、そんな風に感じていませんか?
本書で、竹田ダニエルさんはアメリカの若い世代から生まれた言葉の社会的背景を読み解き、内包する価値観の変化を鋭く分析します。
その分析と同時に言語化され、可視化されるのは現代社会に蔓延する“モヤモヤ”。
―新しい言葉を知ることは、新しい価値観を知ることであり、それは新しい世界を知ることでもある―
自分が置かれている環境や感情が言語化されたとき、初めてそれについて学び、話し合うことができるようになります。
今、あなたの頭の中にあるモヤモヤを捨てに、本書を開いてみませんか?

「生け贄」として埋められる子ども。
78歳の老人に嫁がされた9歳の少女。
銃撃を逃れて毒ナタを振るう少年。
新聞社の特派員としてアフリカの最深部に迫った著者の手元には、生々しさゆえにお蔵入りとなった膨大な取材メモが残された。驚くべき事実の数々から厳選した34編を収録。
ノンフィクション賞を次々と受賞した気鋭のルポライターが、閉塞感に包まれた現代日本に問う、むき出しの「生」と「死」の物語。心を揺さぶるルポ・エッセイの新境地!

生き残るために、自分を変えろ。
不安の「正体」とは? 日本復活のカギは何?
混迷の時代を生き抜くためのヒントが満載!
ニッポンの問題をやさしく読み解く「警世の書」

朝カルの講座でも大人気! 
ノンフィクションの名手が贈る「伝わる」表現のための新バイブル

・メディアが見落とす、テーマの“空白地帯”を見つけよ
・「違和感」「矛盾」「現場ならではの言い回し」こそ記録する
・ ICレコーダーは使わない、“脳を活性化”するノート術
・「構成力」で本は決まる――9つの「型」の力を借りよう
・「見上げて」「驚く」ライティング術の真髄とは?
・五感描写、キャラクター造形法の門外不出テクニック…etc.

プロの取材技術、書籍水準の構成力・表現力……暗黙のノウハウのすべてがここに。

29歳でADHDと診断された著者。どうやってADHDの自分と折り合いをつけていけばいいのかわからず途方にくれていました。そんな彼女が自分にとっての居場所として見つけたのが、インスタグラムのコミュニティー。開設したアカウントにADHD当事者としての日常をかわいいイラストとともにつづっていくうち、いつしかそこには共感を覚えるフォロワーが集まるように。
ADHDについてより多くの人に知ってもらうことが、ADHD当事者にも周囲の人たちにも暮らしやすい世の中をつくっていくカギになると考える著者が、インスタグラムで発表してきた情報をまとめました。

時代を超えて読まれている作品や、国や人種を超えて多くの人から愛されている作品のことを、「名作」と呼びます。
そこには、人類の叡智や世界の真理など、たくさんのメッセージが込められています。

例えば、『若きウェルテルの悩み』『罪と罰』『人間失格』『神曲』『ラーマーヤナ』。
でも、長かったり難しかったりして、
「結局、何を言いたかったの?」と思ったことはありませんか。

例えば、『カラマーゾフの兄弟』『草枕』『ライ麦畑でつかまえて』『デカメロン』『西部戦線異状なし』。
教科書や資料集でその題名は覚えたものの、
「どんな作品なのかは、よくわからないまま」ということはありませんか。

「一生読まずに、終わってしまうかも」という作品はありませんか。

本書は、古今東西の名作たちが「何を言いたかったのか」をまとめた本です。
名作のメッセージには、生きるヒントがたくさんあります。
読まないままではもったいない「名作」たちとの出会い直しを始めましょう。

ひとつの言語に特化した専門書店。その書店員はどんな思いで本を届けているのでしょうか。九つの専門書店に尋ねたインタビュー集。
外国語を学ぶ人なら誰しも、その言語で書かれた本を読んでみたい、と思った経験があるのではないでしょうか。あるいは、日本語の教材ではなく、その言語で直接説明された教材で学びたい、ということもあるかもしれません。
原書を読みたい、買いたい。どんな本が面白いか、自分でも読める本はどれか。それを自分で選ぶのは難しい。そうした読者の気持ちに寄り添ってくれる専門書店があります。
そうした外国語専門書店を取材して一冊にまとめました。なぜその外国語の本屋になったのか、どのように店を続けてきたのか、どんな思いでこれから本を届けようとしているのか。外国語を読者とつなぐ書店員の声を記録しました。

生成AIの登場が世界に大きな影響をもたらし、また各地で戦争が続いている波乱の現代。今こそ、しなやかな「教養の力」が必要なのではないか。広島大学の名物学長と、分野の異なる8名の有識者(夏井いつき、池上彰、ティムラズ・レジャバ、元村有希子、松本紘、竹内薫、小泉悠、茂木健一郎)が、若者たちの未来に向けて語りあう。広島大学開学75年記念刊行。

バルカン半島、キューバ、ヨーロッパetc…スケッチブック片手に、50歳を過ぎて旅をはじめた画家の小さな冒険と出会い。30年分をまとめたエッセイと画(モノクロ)。

10/15-20
人生の踊り場で聞きたい、
他愛のない大切な話たち---TENDRE(アーティスト)

BRUTUS.jp×J-WAVE「BEFORE DAWN」「夜リラタイム」連載、待望の書籍化
“絶対的な安心感”が詰まった30篇とちょっとのエッセイ集

ジャングル、砂漠、市場、戦闘地域で――口福至極! 胃袋直撃の五つ星食旅記。世界一周では満足できぬ。ペダルを踏んで踏んでトータル地球三周(今なお更新中)。キューバでぷるんぷるんの丸焼き豚をフハフハ、松茸の極楽浄土ブータンでムハムハ。甘い水の桃源郷に遊び、トラックドライバーと串肉にむしゃぶりつく。天国メシと地獄メシ、心震える涙メシをみずみずしい筆で綴るとびきりの胃袋旅行記。

北欧と聞いて何を思い浮かべますか? 素敵なインテリア? 大自然?……でも実際に移住して待っていたのは、「ゆるくて、頑張らない暮らし」でした! 

・昼も夜も、カフェインを気にせずコーヒーを麦茶のようにがぶ飲み。
・敬語がないので、先生や上司もフレンドリー。
・誕生日は、学校や職場に、自分で自分のバースデーケーキを持参する。
・金曜日はお菓子の日。私にとっては「グミを買いまくる日」。
・仕事はあくまで人生の一部。16時には帰宅し、プライベートを大事にする
「ほっこり」はもちろん、「へぇ~」「クスッと笑える」……それがリアルな私の毎日です。

家でのんびり過ごす時間、友人とのカフェでの会話、時に感じる文化の違い…移住して6年、たくさんの発見がありました。
日本生まれ・日本育ちだからこそ伝えたい「ガイドブックにはない、幸福度の高い暮らしを送るヒント」を、写真&イラストとともにたっぷり紹介します!

食をテーマに旅した南インド、天空の湖の国ラダック、先住民アートが残る奇跡の村、そして西ベンガルへ──
インドの東西南北、ぐるりと方々(ほーぼー)を歩き回った、名著『ゴーゴー・インド』の著者による待望のインド旅行記。著者自身の撮影による各地の美しい写真が旅心を刺激する一冊。

「30年前、夜景は単なる夜の景観として認知され、香港やニューヨークのような発展都市においてのみ観光対象となっていた。現在はどうだろうか。夜景鑑賞はその街に滞在するモチベーションとなり、宿泊に結びつく観光資源として昇華するようになった。」(「はじめに」)世界411都市、写真602点収録!ヨーロッパから中東、北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、アジア、アフリカまで。夜景写真&評論の第一人者が挑んだ珠玉の情景!

10/7-13
私が逮捕されたのは2016年10月25日のこと。
 その年の参議院議員選挙に出馬したときよりも、大麻取締法違反で逮捕されたときのほうが、大きく報道された。
 この逮捕劇で、「医療大麻」という言葉は広まった、しかし、女優・タレントとしての高樹沙耶の商品価値は地に落ちた。

長年たしなんできたお気に入りの家の酒の肴
太田和彦の、家の定番おつまみを初公開。和えるだけ、焼くだけ、炒めるだけなのに、これがたまらない!という55品をレシピとともにお届け。

五木寛之と栗山英樹――。本書は、五木氏の「人生のレシピ」シリーズの全10巻完結を記念して出版する特別企画。博識の二人による対談は、「スポーツとビジネス」「野球と読書」「大谷翔平」といった話題から、「自力と他力」「意識と無意識」といった内容まで、多岐に及んだ。なかでも軸となったテーマが「対話」について。監督は選手たちに言葉を伝え、選手たちから話を聞くことが大事な仕事という栗山氏に対し、五木氏は「語りかけて、メッセージを発して、相手からの反応を自分の中で咀嚼する。栗山さんは、現代の偉大な〈対話者〉だと思う」と語る。各界を代表する二人が計4時間かけて語り合った珠玉の一冊。

リュミエール研究所所長、カンヌ国際映画祭総代表であるティエリー・フレモ―自伝。
柔道を縦糸、映画を横糸に織りなされる、全シネフィル必読の一冊。

人はなぜ小説を読むのか、なぜ書くのか。
小説はなぜあるのか。
しかも古今東西数えきれないほどの作品が書かれている。
それは小説という表現形式が大いなる可能性を秘めているからだ。
小説好きも、そうでない人にも知ってほしい
小説の計り知れない可能性について。

『アナ雪』でひとり氷の城を作ったエルサは本当に孤独だったのか?
運命の恋人、姉妹の愛、孤独から救うのは個人のつながりだけなのか?
映画、マンガ、英文学の名著、とある女王の史実までを読み解き、良い孤独のある社会、孤独を許容する社会を想像する。新時代を目指すカルチャー批評。

アメリカの大統領選が盛り上がりを見せています。カマラ・ハリスが民主党候補になったことで、大統領選の構図は、まさにアメリカの分断を象徴する形となりました。そして、10月4日に映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が公開されます。アメリカの19州が独立戦争を起こす内戦を描いた映画です。まさにアメリカの分断を象徴する映画です。本書は、アメリカの分断をテーマにした新書です。

会社の経営に失敗して家庭も破綻した著者は、再起を目指して仙台へ。だが、待ち受けていたのは過酷で醜悪な日々だった。仕事仲間からの陰湿な苛め、危険極まりない除染作業、守られない労働契約に金銭搾取……。「下級国民」に落ちて男が気づいた、日本の真の姿とは? すべてが実話。衝撃のエッセイ。

自殺マニュアルではありません。「ひとりっ子親なし配偶者なし子なし」のひとり暮らしが増えている昨今、若くても、親兄弟がいても、いつなんどき部屋で倒れたり不幸にも亡くなってしまうという、孤独死ならぬ孤立死をしてしまうかわかりません。本書は、ボッチのみなさんがいかに部屋で腐らず、綺麗に人生を閉じるかを、実例を挙げながらユーモア溢れる文章で指南する”実用エッセイ”。

日本で最も津山三十人殺しに詳しい著者が残した十数年に及ぶ取材の記録。

生まれも育ちも日本の韓国籍の男性が韓国に留学した結果、
それは単なる「リスキリング」ではなかった!
本書は元全国紙記者で在日コリアンの著者が、30歳にして
K-POP好きという「今っぽい理由」で決めた韓国留学の体験記です。
日本と韓国の狭間を生きてきたからこそ見える
韓国という国の内側に迫ります。

「もう古い」と言われ慣れたメディアの変わらなさ・変われなさを見つめ、
垂れ流しの情報から主体的に“今”をとらえた痛快時評集。
2018~2024年の週刊誌連載「武田砂鉄のテレビ磁石」から厳選したコラム164本を、大幅に加筆・修正して収録。

日常にひそむ社会の問題を、自らのことばで表現し続けるブレイディみかこのエッセイ・アンソロジー。若い人たちに向けて、地べたからの視線の強さと深さを味わう15篇を精選した。今、あなたの足元にはどんな問いが立っている?

500冊近い本を編集し、『ちくま文学の森』『中学生までに読んでおきたい日本文学』などの多くのアンソロジーを手掛けた著者が愛した「編集」という仕事が何であるかを綴ったエッセイ集。

10/1-6
就職氷河期世代は、50代に。
あのころの思い描いた未来と今は、どこかちがう。
昭和の地域社会、就職氷河期、オタクの変遷、発達障害の台頭、インターネットへの期待と現実、ほんとうにやってきたポストモダン社会……時代の変化のなかで何を体験し、そして、何を見落としていたのか。1975年生まれの精神科医が、半世紀の記憶と記録をたどるクロニクル。

2024年5月、惜しまれつつ閉店――。伝説の書店をモデルにした、仕事と人生に効く「感動のノンフィクション&ノベル」!
 なんとなく社会人になった、出版取次の新入社員・大森理香。悩んでいた理香を上司が連れていったのは、わずか 10 坪しかない町の小さな書店だった。この書店の店主・小林由美子との出会いをきっかけに、理香の仕事と人生への考え方が少しずつ変わっていく――。

「自信はなかったけれど、とにかく書くのが楽しかったのです」――生誕90年、名作を生み続けた作家の数々の言葉は、没後の今も心を打つ。
 1964年からNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』(共作)の台本を執筆。69年に、『日本人のへそ』で演劇界にデビュー。小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞(小説部門)も受賞するなど、作家・劇作家として多くの業績を遺し、2010年に永眠された著者。晩年にその人生をふりかえり、自ら語った本書は、まさに「井上ひさし」入門書といえます。

怒涛の共感性羞恥に「ゾワゾワッ!」、でも読み出すと「止まらない!!」――SNS震撼&同人版〝即完〟続出の未体験エンターテイメント、まさかの書籍化!! 
昼下がりのファミレス、深夜のファストフード店、喫茶店や電車の中、駅のホーム……誰もが耳にしたことがある「隣のヤツらの、めちゃくちゃつまらない会話」=「面白くない話」。実際に街中で著者自ら収集したリアル「面白くない話」を10余年分を完全収録。
その場から逃げ出したくなるような生々しい共感性羞恥、「ひょっとしたら自分も同じことしているかもしれない」というそこはかとない恐怖――。創作やAIでは決して生み出せない「生々しすぎる」「聞いてるこっちが恥ずかしい」147エピソード。
読んで楽しめるだけでなく、マンガやラノベなど会話シーン描写の〝ネタ帳〟〝元ネタ〟としても使えるお得な一冊。

コロナ禍、気候変動、ウクライナ戦争、ガザ紛争など、人間社会はますます危機に瀕している。なぜ、人間はこんな世界にしてしまったのだろうか。半世紀以上、ゴリラと向き合い、研究してきた霊長類学者の著者が、「ゴリラの目」で現代社会を見つめ直す。

ドラキュラ、アリス、赤ずきん、ファウスト、スーパーマン……古今東西の伝説や文学作品に描かれた登場人物たちをめぐる、『図書館 愛書家の楽園』の著者による最新エッセイ集。
タイトルは「はしがき」の冒頭、『鏡の国のアリス』のユニコーンとアリスの会話に出てくるFabulous Monstersより。著者が子供の頃から心惹かれてきた童話、小説、神話、伝承に登場するモンスター=異形の、もしくは人間離れした、あるいは一筋縄ではいかないキャラクターたちと、その背後に広がる驚くべき文学世界が綴られる。

あの名著がついに新版として復刻!先行き不透明な時代を生き抜く胆力を身につけて、タフな心と身体をつくる!
思想家で武道家のウチダ先生とヨーガ指導者・成瀬雅春先生が、身体とこころを柔らかくして、生きづらい現代をたくましく生き抜く知恵とコツについて愉快に語る。



ネイチャー・研究系

「地球温暖化は真っ赤なウソ!」と譲らない相手に、あなたなら何て言う? 認知バイアス、擬似科学を押さえ、気候変動を平易に学ぶ。

10/21-27
難しい話はなし、地図にするからこそ見えてくる世界の姿。
地球のなりたちから身近な動物、天気や宇宙のことまで、自然にかんする不思議をわかりやすく地図化。テーマ別地図100枚で世界の解像度が上がる!

目にとまる全ての生物を分類し記録するべくレスボスの海岸を逍遥したアリストテレスから、砂漠の動物たちの多様な生態に神の叡知を見た中世イスラムの碩学ジャーヒズ、トスカーナの山頂の化石の存在に地球規模の水の循環を思い描いたレオナルド・ダ・ヴィンチ、さらには、秘密警察の監視の下で宇宙の始まりと生命の起源を考察したドゥニ・ディドロらを経て、アマゾンとボルネオの密林に種の変異の謎を探ったアルフレッド・ウォーレスに至る、傑出した自然学者たちによる、飽くなき観察と探究の歴史!

チェスのルールを覚えたら、次に読むのはこの1冊!
チェスオリンピアード日本代表の著者が、序盤から終盤にかけたさまざまな理論をクイズ形式で出題。
「なぜその手が良いのか」「なぜその手を選ぶのか」が分かるようになります。

地球環境やエネルギー問題、男女賃金格差、少子高齢化、外国人受け入れ、子育てや女性の社会進出、金融リテラシーなど、社会の様々な課題を考えるための資料やデータを読み解くスキルをテーマごとにわかりやすく解説します。誤った情報に踊らされず自ら考えて判断するため基礎的な情報活用能力を身に付けよう。

かわいい植物の冬の姿=冬芽を堪能

植物観察は冬が一番楽しい!?

冬の乾燥と寒さから新芽を守る樹木の冬芽。
植物観察家で植物生態写真家の鈴木純さんが
これまでに撮り溜めてきた写真の中から厳選した
ユニークでかわいい冬芽50種と
可憐な芽吹き10種を
優しい語り口で紹介。

さらに後半では、
驚くべき冬芽の生存戦略を詳しく解説しています。
観察にも持って行きやすい新書サイズです。

10/15-20
渡り、寿命、そして危機――100年続いた調査からわかる、野鳥の興味深い最新の生態を紹介。

10/7-13
ダーウィン進化論以降、適者生存、競争に勝ったものが生き残るとされてきた。
しかし、土壌微生物、植物、昆虫など、生物同士がいかに緊密に協力しあっているかが、
近年の研究で次々と明らかになっていく。
自然への理解と関わりを深め、行動を起こした各地の研究者、農場主、牧場主、市民たちを訪ね歩き、
生物界に隠された「互恵」をめぐる冒険を描く、驚きと希望のリポート。

10/1-6
サナダムシ、コロナウイルス、HPV、エキノコックス、マダニ……
他の生物を搾取して生きる寄生生物たちは、どこで誕生し、
どのように進化し、今日まで生きてきたのか。
また人類は、どこで彼らに出会い、その拡大に影響を与えてきたのか。
その先に、人間や動物と寄生生物が共存する未来はあるのか。
北欧の気鋭の生物学者が、進化生物学の観点に人類史を交えて、
ウイルス学、細菌学、寄生虫学の垣根を越え、
寄生生物の壮大な進化の旅を描き出す。



技術・デザイン・芸術・映画

作品の理解を深め、作品をより楽しむ
アメリカ映画の水先案内

第I部では、各章冒頭で、各時代の歴史や出来事を概観したうえで、その時代の監督と作品を映画史的意味とともに紹介。
映画監督82人は、来歴、代表作、評価などを概説。
映画作品63本は、あらすじ、作品の特徴をコンパクトにまとめている。
第II部では、映画研究の主要テーマと研究方法を解説。論文やレポート執筆の手引としても利用できる。

自然のポテンシャルを活かす照明・暖房・冷房・ 換気などの建築環境システムをエクセルギー概念を基礎に据えて研究する、東京都市大学名誉教授・宿谷昌則。建築環境空間におけるヒトの振る舞いと建築環境システムの関係について生物学の視点を取り入れた研究も行ない、自然のポテンシャルを活かせる住まい方とは何かを明らかにしようとする。数式は一切使わず「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く、面白いことをまじめに」書くことを方針に、建築環境を巡る様々な自然現象をエクセルギー概念を駆使して読み解き、あってしかるべき技術を浮き彫りにする。


10/21-27
問題と対策、活用策のすべてがこの1冊でわかる。
空き家が生まれるメカニズム、関わる法律や税制から、行政の空き家対策、空き家を活用するための手法、その仕組みや担い手について、50のキーワードと、50の事例によって、見開きでわかりやすく整理した。行政や事業者はもちろん、空き家に悩む地域の人々のための手引き。

韓国〈ソウル〉のこだわりショップデザインファイル100

韓国のトレンドを発信する、個性的なショップの特集です。衣食住のさまざまなショップを一堂に集めました。店の外観・内観・グラフィックツール・パッケージ・オリジナルグッズ等、ショップデザインの実例を豊富な写真で紹介します。また、内装や設計関連、デザイナー・イラストレーターの名称も可能な限り記載しています。あまり知られていなかった、韓国〈ソウル〉の店づくりに携わるクリエイター情報が満載の価値ある1冊です。

都市はコンピュータではない。AIやIoT、データ分析による効率化からこぼれ落ちるものにこそ、人が交わる公共空間としての都市の本質があるのだ。アメリカの人類学者が示す、まちづくり、そして図書館などのコモンズ(共有空間)をめぐる新たなビジョン。

me too運動、BLM、地球温暖化、パンデミックなどにより、我々の価値観は大きく変動し、建築や建築家の存在意義も問われている。それに関わる「言葉」も新陳代謝が必要だ。本書では、これからの建築や都市を考えるための言葉・概念を取り上げている。目指したのは、たんなる「教養」ではなく、より実践的なツールとしてのガイドブックである。


10/15-20
【800万部超!世界で一番読まれている美術の名著】
『美術の物語』、幻の「ポケット版」が、装いを新たに発売決定!
あの大きな名著がポータブルに。
期間限定&初回生産分限定の「刊行記念特価」で発売!

35件の住宅について絵本のようなコンセプトスケッチのパートと、それを実現するための図面・ディテールのパートを交互に掲載しています。
コンセプトスケッチパートでは、「反復と連続」「机で棚で床」「たくさんのものと生き生きと暮らす」などをキーワードに住宅での暮らしの一コマを描き出します。
図面・ディテールパートでは、ふわりとしたコンセプトをどう建築に落とし込んでいったのか、思考のプロセスと細部の検討が見えます。
建築を学ぶ学生にはコンセプトと図面・ディテールの結びつきを読み解く参考書として、建築を専門としない一般の方には家づくりを体験できる絵本のように、楽しくて役に立つ1冊です。

10/7-13
文章を書くコツは芸術的な名文を書くことではない。読みにくい「悪文」を書かないことである。では悪文はどのようにすれば防げるのか。本書は日本語文の構造的特徴を分析したうえで、書物・新聞・公的文書などから100を超える実例を取り上げ、「機能的な文章」へと洗練させる技法を紹介する。長文を避ける、結論を先に述べる、必要な主語を省略しない、接続詞を濫用しない、やさしい言葉を使う……。読み手に寄り添った明快な指針とわかりやすい図解で悪文克服への道を示す本書は、時代を超えて通用する文章技術書である。

テレビドラマについてレポートや卒論を書きたいけれど、どこから始めればいいかわからない。そもそも、テレビドラマってどうやって研究するの?
そうした疑問に答えるテレビドラマ研究の入門書。ドラマの選び方、時間軸やキャラクターの考え方などの基本的な要素を押さえたうえで、「ジェンダー」「LGBTQ」「都市」「権力」など、人文学・社会学の視点からテレビドラマを研究する方法を案内する。

アーティストとはなにか、なにを考えるべきかを伝える
アーティスト・イラストレーターとして活躍中のマテウシュ・ウルバノヴィチ氏による自伝的イラスト理論を覚書としてまとめた1冊。長年執筆してきたブログエッセイを中心に、改めて作者自身のアートに対する考え方や人生観などを再構築。「アートの道」「道具」「ライフスタイル」「ロジカル」の4つの観点に分けて、読者に伝えます。

映画、マンガ、アニメ、音楽、ゲーム、ラノベを学問する方法!
ありとあらゆる場面で私たちは漫画を読み、ゲームをし、アニメや映画を鑑賞しています。この本は、それらを「学問」としてより深く知りたい、考えたいとあなたが思ったときに――ポップカルチャーと神話をめぐる学びの旅に出たいとあなたが思ったそのときに――携えるアイテム、手に取る一冊として作りました。

欧州では、大都市も地方都市も、街の空間を再編し、多様な移動の選択肢を提示することで豊かな生活を実現しつつある。これはEUが提示した「持続可能な都市モビリティ計画(SUMP)」に基づく交通まちづくりの成果といえる。欧州の事例をそのまま日本には適用できなくとも、良いところを学ぶことで活力を取り戻せるはずだ。欧州における最新の取り組みと背後にある考え方、日本の交通政策の歴史的経緯を踏まえつつ、これからの日本に求められる具体的な戦略を提言する。

特集は【オフセット印刷で特殊印刷】。
世の中にある印刷物に一番多く使われている「オフセット印刷」。デファクトスタンダードな印刷だけに、CMYKでの「普通の」印刷しかできないと思われがち。でも実際には特色印刷、メタリックや蛍光表現、特殊なインキ、製版や印刷時の工夫などで、さまざまな特殊表現ができる。
今号ではそんなオフセット印刷を使ってできる特殊印刷を、豊富な実物サンプルとともにドーンとご紹介します。

革新的な建築はいかにして生み出されているのか。
その創造プロセスの現場に迫る。
いくつもの検討を重ねて方向性を見つけ出し、また戻って、を繰り返す
ひとつの仕事としては不釣り合いなほどの熱量をもってつくり出される
設計のリアルを、7組の建築家が自ら解き明かす。

JavaScriptの基礎から応用までを,実習中心に自学自習で学んでいける教科書です。変数,入出力文,代入文,演算式,分岐,繰返し(反復),配列,関数など,JavaScriptでプログラミングする際の基本的な内容について説明し,また,JavaScriptでプログラミングする際に必要となるアルゴリズムについて述べています。さらに,より実用的なプログラミングとして,HTML/CSS/JavaScriptを含めたWebサイトによる簡単なゲームプログラミングについて取り上げます。

10/1-6
読者の声に応え、朝日新聞の人気名物連載がついに書籍化!!
全国各地のユニークで魅力的な建物が大集合した見応え満載の一冊!
全国各地のユニークで魅力的な建築物を紹介する『建モノがたり』は、朝日新聞の火曜夕刊にて2020年3月から連載がスタートし、すでに200回を超えて続いている人気企画。本書は、そんな名物連載『建モノがたり』をまとめたベストセレクション的一冊です。学校や公的機関、博物館や美術館、宗教施設、民間企業のビル、タワー系などなど、数名の担当記者が心を惹かれた建物を毎回取り上げているコラム記事ですが、同新聞内に数ある連載の中でも人気は一際高く、読者からの書籍化を望む声も多く寄せられていたため、刊行実現の運びとなりました。一部未公開カットも収録した上で再構成し、建築物のジャンル別にまとめますが、それらの背景となる物語もあわせ、見応え・読み応えのある一冊となること請け合いです。建物好き、建築物ファンのみならず、朝日新聞の読者の方々にも広く手に取っていただけるのではないでしょうか。

現代の「AI時代」を生き抜くために必要なデジタル・メディアの基礎知識を技術と社会の側面からわかりやすく解説した入門書。技術と社会の相互構成関係をつねに意識しながら、AIやアルゴリズムといったデジタル技術の基礎を解説し、現代のデジタル・メディア環境特有の社会状況を読み解く。メディア論の意義、情報技術、社会システムとしてのデジタル・メディア、デジタル・メディアと社会課題の4側面から、これからのAI時代を生き抜くための知識やリテラシーを養う。



ゲーム関連

10/21-27
ゲーム音楽の歴史と本質を知るための最良の手引き
第一人者による積年の研究の集大成

いまわたしたちの目の前にあるゲーム音楽は、
なにがどうなった結果としてそこにあるのだろうか?

『コンピュータースペース』『ポン』『アメイジング・メイズ』
『スペースインベーダー』『ラリーX』『ゼビウス』
『ジャイラス』『デウス・エクス・マシーナ』
『スーパーマリオブラザーズ』『ドラゴンクエスト』
『ジーザス』『ファイナルファンタジー』『アクトレイザー』……

ゲーム音楽を「ゲームサウンド」という大きな枠組みのなかに
位置付け直すことで、その答えを探る。


●10/15-20
10/7-13
世界的人気RPG 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のヒーロー、ドリッズト・ドゥアーデンに関連する多数の登場人物、偉大なる戦いの数々、その舞台となるフォーゴトン・レルム〈忘れられし領域〉について多数の図版で解説した、決定版ガイドブック。

ゲームも、君の人生も、
ルール次第でおもしろくなる!
ゲームづくりの核は「場を楽しくするルール」を生み出すこと。それができれば、君の人生はもっとおもしろくなる。『ぷよぷよ』『はぁって言うゲーム』『あいうえバトル』など人気ゲームの開発者が、ゲームのつくりかたをイチから伝授。楽しさの仕組みを解明し、遊び、手と頭を動かして使いこなす、かつてないガイドブック!



文学・小説

ブルース・チャトウィンが「聖典」と呼び、グレアム・グリーンやイーヴリン・ウォーが賞賛した戦間期の傑作紀行文学がついに本邦初訳。
ブルース・チャトウィンによる解説「アフガニスタン哀歌」を併録。

戦間期の1933年、才気煥発な20代の青年ロバート・バイロンは、イスラム建築の源流をもとめて、地中海からペルシャをめぐり、アフガニスタン北部〈オクシアーナ〉と呼ばれる地をめざす――
未だ見ぬ異国の美と精神への渇望につき動かされつつ、その地の風土・文化・人心を犀利な批評眼で描き切った旅の記録。

10/21-27
「とにかくヘンな小説をお願いします」そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。憎き取引先への復讐を計画する「そうだ、デスゲームを作ろう」、集団心理を皮肉った「行列のできるクロワッサン」、第76回日本推理作家協会賞ノミネートの『ファーストが裏切った』など、日々の違和感を増殖、暴走させてたどり着いた前人未到の五編。これも浅倉秋成。いや、これこそが浅倉秋成。

10/1-6
東京下町にゆかりのある7名の作家が強火の愛で綴る、下町×SF。
郷愁や人情だけではない東京下町の物語が、帰納的にSFを証明する!? ブロックチェーンと転生ラマ、IoT、ハクビシン、カワイルカ、町工場、戦争、朝顔市、父と娘……人とモノと生き物が織りなす、珠玉のアンソロジー。

映画「リバー・ランズ・スルー・イット」でブラット・ピットが演じたポールが現実世界で殺されたのは、モンタナではなくシカゴの路上だった。世界的ベストセラーとなった原作『マクリーンの川』は当初ニューヨークの大手出版社から出版を断られ、ピューリッツァー賞の候補となりながらも受賞できなかった。なぜだったのか? 原作の発表直後にオファーがありながら、なぜ映画化が遅れたのか? などの疑問を、ノーマン・マクリーンの息子で、シカゴ・トリビューン紙の記者だった著者が明らかにする。『マクリーンの川』の読者、そして映画「リバー・ランズ・スルー・イット」のファンにとって、もっともショッキングかつ印象的だったのはノーマンの弟ポールの死だろう。映画ではブラット・ピットが演じて、一躍スターダムにのし上がった役柄だが、現実のポールも相当ハンサムな男だったらしい。働いていたシカゴ大学では、(そう、じつはモンタナで殺されたというのはフィクションで、現実はノーマンの導きでシカゴに移って働いていた)、ランチタイムになるとポールを一目見たいという女子職員が大学の通路で待ち伏せしていたという。そして本書では、その後ポールがたどった運命が詳しく語られている。



漫画

10/21-27
北⽶のマンガ業界から、21世紀で最も成功した⼥性マンガ家のひとりといわれるケイト・ビートン。本書は彼女が大学卒業後すぐ、学⽣ローン返済のためにオイルサンド採掘現場で働いた2年間の記録を、コマ割りのマンガ仕⽴てにした⻑編グラフィックノベルである。

ビートンは自身が体験した、男性優位の社会における⼥性の立場、理想の仕事を得ることの困難さと過酷な作業場で蝕まれる人間の心、環境破壊などの問題を、淡々とかつユーモアを交えて描く。『DUCKS』という書名は、汚染された貯⽔池に⾶来して死んだ⼤量のカモにちなんで名づけられた。それはまるで、⽣活のために厳しい環境で傷つきながらも働く主⼈公と仲間たちが、泥の中でもがいている姿を重ね合わせているかのようだ。

本書はバラク・オバマ元大統領が2022年のお気に入り本に選出。コミックス界のアカデミー賞といわれるアイズナー賞および北⽶で権威があるコミックス賞、グラフィックノベル⽂学賞など多数受賞しているほか、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、タイム誌などでベストブックとして絶賛されている。

10/7-13
覆面の看守により、刑務所内に集められた女囚たち。
始まったのはデスゲームかと思いきや、ボ、ボードゲーム!?
しかも市販品!?女たちの絶対に負けられない戦い、ここに開幕!!



競馬

10/15-20
レース予想をする上で、出走馬の好不調を見極めるための重要なデータとなるのが調教タイムだ。しかし、現代競馬における調教はコースや調教法の多様化が進んでいることに加え、調教駆けする馬としない馬など1頭ごとの個性もファクターとなるので、タイムだけの単純比較で勝ち馬を予想することはできない。

本書では、「厩舎」と「コース」に着目して調教タイムの傾向を分析。YouTubeチャンネルの「調教・追い切り」に関する動画で好評を得ている著者が、馬券回収率をアップさせるために知っておきたい「調教タイムの読み方」を指南する。



ムック・雑誌

10月、国立西洋美術館で「モネ 睡蓮のとき」展が開催されます。これに合わせ本誌では、日本でも人気の印象派画家であるモネの生涯と作品100点の背景をくわしく解説していきます。モネはいつ睡蓮と出会い、どのような思いを込めて一連の睡蓮作品を描き続けたのか。さらに、美しい色彩を生み出すための「筆触分割法」なども詳しく解説。この一冊を読めば、美術館や展覧会をより楽しめること間違いなし!

10/15-20
翻訳家・岸本佐知子と柴田元幸が、いまいちばん訳したい創作をあつめた海外文学作品特集の第2弾。2人が選んで訳した英語圏の作家6名による、珠玉の8作品をお届け‼︎

10/7-13
雑誌「&Premium」発、人気連載をまとめた初めての台北ガイド。現地コーディネーターによる21エリアと3テーマの案内から、スイーツ、朝ごはん、日用品まで、全315軒を紹介します。

TRANSITガイドブック第二弾!昨年のタイにつづくガイドブック第二弾は、TRANSITが何度も旅してきた国、インド。「印度放浪」や「深夜特急」など、数々の名作の舞台となってきたインド。かつてはバックパッカーの聖地であり、今でも多くの旅人を惹きつけます。旅先としてハードルが高いと思われがちなインドですが、近年はITの発達や経済発展により旅もしやすくなっています。そのなかでも比較的初心者へ向けたメジャーな場所を中心にピックアップしました。大都市デリーやムンバイ、インド最大の聖地バラナシ、砂漠のラージャスターン、大注目の南インドなど、インド全土を特集。時が止まったような古代遺跡も、高層ビルが乱立する都会の最新カルチャーも。まさにインドの混沌が詰まったような一冊です。

日本の美しい世界遺産から、最新の絶景スポットまで100箇所紹介!
美しく迫力のある写真で、日本中の知られざる楽園・建造物・秘境・奇景などを楽しめる一冊。

10/1-6
今号の特集は、前号(60号)に引き続き、アニメ作家の方々による「“極私的偏愛”映像作品ベスト10」です。
「映像作品」としたのは、Netflixなどのサブスクリプションサービスでつくられているものが映画となんら遜色もないものになったということが大きい。ついでに、TVドラマなどについても語ってもらいたいと思い今回はこういう括りになりました。(結果、こちらが思ってた以上に幅が広がりましたが)
このベストを選んでくれたのは、バリバリ現役のアニメ作家たちばかり。選んでくれたものを通して、それぞれの作家がつくったアニメ作品の背景などが垣間見えたりしますよ。

批評誌『ゲンロン』第17号。東浩紀による論考「平和とはなにか」をはじめとする、旧ユーゴ圏への取材記を収録。ボスニア戦争に従軍した作家へのインタビュー等を通し、現在の戦争を考えるヒントを探る。さらに暦本純一、清水亮、落合陽一による座談会、『世界は五反田から始まった』の星野博美によるエッセイ、メディアアーティスト藤幡正樹による特別寄稿などを掲載。戦争、AI、万博、絵本、チベット映画、左翼運動、アフリカ哲学ほか、多彩なテーマから社会を考える。



その他(歴史系・哲学系・スポーツ・料理・医学・心理学・語学・教育)

なぜわたしたちはかくも「世界の終わり」に惹きつけられるのか?
さまざまな漫画、アニメ、音楽をとおしてその魅力に迫る!

表紙・巻頭『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』
浅野いにお(原作)インタヴュー

宇川直宏 宮台真司 小川公代
world's end girlfriend sasakure.UK
藤田直哉 野田努 飯田一史 北出栞 後藤護 福田安佐子 冬木糸一 藤井義允 伊藤潤一郎 小林拓音 松島広人 しま Flat

2人に1人の子どもが「死にたい」国、ニッポン。
そんな不幸な国で生まれた子どもたちは、戦後から続く“洗脳”“調教”教育を受け、心身を病み、思考力はゼロ。
当然、あらゆる面で日本は世界の“落ちこぼれ”です。
本書はジャーナリスト 船瀬俊介が、子どもたちを取り巻く教育環境を、綿密な取材で明らかにしていきます。
そこで見えてきたのは、親も子どもも先生も……誰もが不幸せに“しか”ならない呪われた教育システムでした。
それはまるで“日本人は苦しめ”と言っているかのような……。
教育界のウソと欺瞞を暴き、それを打破する方法をかつての日本の高い教育水準を支えた「寺子屋」に見出し、今一度、フリースクールの可能性について論じたのが本書です。

「ヘッドセット」「デジタル計量スプーン」「USBケーブル」など…最近の100円ショップに置かれる電化製品は種類を増し、「まさか、こんなものが?」と思えるようなものまで店に並ぶようになりました。

しかし、本当に使えるのか、電器屋で売っているようなものと差はあるのかなど、気になったりするでしょう。

本書では、サークル「1000円あったら電子工作」を運営し、安価な工作を得意とする著者が、100円ショップに売っている、さまざまな電化製品やデバイスを分解し、回路はどうなっているのか、パーツは何を使っているかなど、1つ1つ、丁寧に解説します。
 
安くするための工夫に溢れていたり、意外と高価な部品を使っていたり、シンプルで小さい中に隠された秘密や工夫を見つけてみましょう。

ごく些細な心の傷の蓄積が、あなたを生きづらくさせている。この「スモール・トラウマ」を克服する方法を臨床心理に基づき提示する。

SNSのハッシュタグから、ネイティブスピーカーが使っている英単語やフレーズを紹介。どのようなニュアンスで使われているか、どんな意味合いがあるのかを解説しています。英語のハッシュタグのつくり方や、楽しんで英語を学べる新しい勉強法も紹介しています。

10/21-27
オカルトブームの立役者にしてスピリチュアル業界の影の支配者・武田崇元と、UFOからナチスまで何でもござれの学術的オカルト研究の先駆者・横山茂雄(稲生平太郎)がオカルトの全歴史を語り尽くす!
霊統は異なる二人が知られざるオカルト・ムーヴメントの辺境最深部を掘り起こす、前人未到空前絶後の超濃厚対談がついに実現。

部下の「4つのメンタルタイプ」×リーダーの「4つの声質」で、 部下とのコミュニケーションはうまくいく!!

多くのリーダーが、理想のリーダー像と、うまくいかない現実のギャップに悩んでいます。
しかし、部下を主役として支え、主体性を引き出す話し方ができれば、 部下の才能を開花させ、チーム全体の力を最大限に引き出すことができます。
すると、部下との間の信頼関係が築かれ、「共感されるリーダー」として、 チームをまとめることができるようになるでしょう。
そして、部下に信頼される話し方とは、必ずしも生まれ持ったものではありません。
「声の仮面(ペルソナ)を身につければいい」のです。
リーダーに相応しい内面や自信がなくても大丈夫。
具体的には、4つの声を使い分けることで、部下から共感されるリーダーとして 振る舞うことができます。

論理的思考法は世界共通ではない。思考する目的をまず明確にしてその目的に合った思考法を選ぶ技術が要る。論理学・レトリック・科学・哲学の推論の型とその目的を押さえ、価値に紐付けられた四つの思考法(経済・政治・法技術・社会)を使い分ける、多元的思考を説く。不確実なこの世界で主体的に考えるための一冊。

子どもは未熟で弱く、親が常に愛情を注ぎ育て上げなければいけない――。しかしそれだけでは、親は追い詰められてしまう。動物とヒトの行動を比較すると、親の資源を奪いながら自ら育つ、ヒトの子どもの強さがみえてくる。対立や衝突を繰り返しつつ、親も子も共に育つ調和した関係をどう築くか。発達行動学の知見から探る。

10/15-20
──地球規模の危機を乗り越え、未来を確かなものにするために、わたしたちは何をすべきか。

巨大な危機に直面したいま、私たちは「古いやり方」に立ち戻る必要がある、とインゴルドは唱える。
古来、脈々と紡がれてきた「知恵」とは、いったいどのようなものだろうか?

ティム・インゴルド思想のエッセンスを総動員して語られる、希望の書。

気候変動、紛争、経済格差や不況、AIの驚異など…、混迷を極める「いまの世界」の諸問題(ISSUES)を議論するために必要な、最新の英語キーワードとその背景を学ぶ1冊。「まだ日本語になっていない」、「日本語に訳しきれない」最新の英単語を100語(関連語句をあわせ全300語)掲載。ポップでわかりやすいイラストとともにカジュアルな解説で「いまとこれから」の世界を考える。扱うテーマは環境、政治・経済、文化・社会、健康・ウェルネス、テクノロジーなど。著者は通訳者、ラジオパーソナリティのキニマンス塚本ニキ。本書掲載の全見出し語と例文、関連語のナレーションも担当。
SDGsに関心の強い若い世代にもおすすめ。

安倍政権以降、「学力向上」や「愛国」の名の下に政治が教育に介入し始めている。
その結果、教育現場は萎縮し、教育のマニュアル化と公教育の市場化が進んだ。
学校はサービス業化、教員は「使い捨て労働者」と化し、コロナ禍で公教育の民営化も加速した。
日本の教育はこの先どうなってしまうのか? その答えは、米国の歴史にある。
『崩壊するアメリカの公教育』で新自由主義に侵された米国の教育教育「改革」の惨状を告発した著者が、米国に追随する日本の教育政策の誤りを指摘し、あるべき改革の道を提示する!

5歳までの語彙力が人生を変える!
子どもの人生を左右する「壁」は5歳にあり。
壁突破のキーワードは「語彙力」。
「やばい」「すごい」で済ませる会話が普及し、
言葉が不要な環境に子どもたちは慣れています。
しかし、考える力を身につけるためには語彙力は不可欠です。
就学前までに、大人が子どもとしっかり向き合い、絵本を読んだり、
読み書きを教えたり、知性あふれる会話をしたりすることで、
子どもの語彙力は飛躍的に伸びます。
語彙が増えれば、見える世界の解像度が上がります。

日常生活から難解な科学理論にいたるまで、現代のネット社会では、欲しい情報の入手にはほぼ困らない。では、人はなぜ学校に行くのか。教師や教科書を通して知識を得るためか、それとも経済的に恵まれた仕事につくためか――長年アフリカをはじめ世界の教育政策と歴史を研究してきた著者が、自身の試行錯誤を振り返りながら、「学ぶ」という人間の本質的な営みの核心へと迫る。AI時代の到来を見据えた画期的論考。

10/7-13
デジタル機器による脳への悪影響は、AIの登場でますます高まっている。「紙の本と電子書籍で読んだ後の記憶力の差」「タブレット入力と手書きの場合の認知度の差」など、脳科学者の研究成果に基づき、デジタル環境とどう付き合うべきかを示す一冊。

「ママ」は「パパ」より柔らかい?
「萌え」「ツン」メイドに名の傾向が?
「クリラ」は国民的怪獣になれない?
なぜ「天ぷらゾバ」じゃないの?
キャラも呪文も長いと強い?

身近にあるさまざまな言葉の不思議を、あふれるユーモアと本気の学術的アプローチで解き明かす! 人気言語学者の言語学・音声学の入門書的読み物。

「本当はヤバい内臓脂肪」、放置していませんか? 「脂肪肝といわれたけど、症状は何もないから」「お腹は少し出ているけど、体重はそんなに重くないし」……そんな人は要注意です! 内臓脂肪がたまったままにしておくと、やがて高血圧や動脈硬化、腎臓病などの重大な生活習慣病を招いてしまうかもしれません。自覚症状がないのに、知らないうちに命にかかわる病気を引き起こす可能性が高い、怖い脂肪なのです。やせ型の人でも内臓脂肪がたまっているケースもあり、油断できません。本書では内臓脂肪はなぜヤバいのか、どんなことに気をつければいいのかなどの基礎知識に加え、内臓脂肪を今すぐ落とすためのセルフケアを徹底紹介。肥満治療のスペシャリストが、つらくないダイエット食事術やキツくない運動など、誰にでも実践しやすく効果的なケアを提案します。気になる人に、まず手にとってほしい一冊です。

日本人はなぜ冥福を祈り手を合わせるのか
死者や動物や草木さらには人の命を奪う疫病神までも供養する歴史を
日本思想史家の第一人者が実地に解明する

全体像という「型」に当てはめることで、難しい英文法の知識を単純化して整理する。書く練習や演習問題も充実。基礎をしっかり固めることで、無意識の状態で瞬時に英文を判断できる状態になれば、さらに上のレベルも目指せる。

日本人の英語は丁寧だが、時代に追いついていない表現もある。ビジネスや旅先で、SNSでもう少し生きた英語、かっこいい英語を使いたい人はぜひ手に取ってほしい。決して難しいわけではなく、ほとんど「5語以内」のシンプルなやさしい表現で相手に通じて、「わかってるね」と思われる。あなたの英語をブラッシュアップして、会話力を爆上がりさせよう!

5年生存率2%の壁を突破!
「折れないメンタル」をいかに作るか?
「何があっても生き抜く」ととなえよ!
がんを5回告知されても生き延びた著者。
40歳で最初のがんになり、53歳の現在までに
脳腫瘍、悪性リンパ腫、白血病、大腸がん、肺がんを乗り越えた。
生き延びるためにはいったい何が重要だったのか? 
病院選びや医師との円滑なコミュニケーションはもちろん必要だが、
もっとも重要なのは不安や苦痛に負けない「折れないメンタル」だった!

10/1-6
人と人のあいだに通う「ポジティブ・エネルギー」に注目して、そのエネルギー(日本語の「気」のようなもの)の謎を考えていきましょう。目に見えない「不思議」現象の数々、そして《感じるココロ》そのものの「神秘」にも迫りたく思います。三色ブックレットの到達点! 8つの教室が、見開き2頁の38の授業で展開します。
好感は「よい感じ。好ましい印象」と定義され、「好感がもてる青年」「人に好感を与える」などと使います。本書では、これに思いきった解釈を加えて、好感を「ポジティブ・エネルギーをもっていること」と捉えます。本書でいう“エネルギー”は、日本語の“気”に相当するものと考えてください。つまり、「好感がもてる相手」は「気が合う人」ということになります。
 この本には、いわゆるスピリチュアルな自己啓発書にあるような、ノウハウは書かれていません。かといって、科学書というわけでもありません。たとえるなら「未知なるエネルギーをめぐる散歩」のガイドブックでしょうか。実際、本書で採り上げる話題は、超常現象や心身問題など、読み手の皆さんを右往左往させてしまうような(根っこはつながっていますが)展開になりそうです。私自身の考えはroom8に書くつもりですので、しばらくお付き合いいただければと思います。

日々の生活のなかで直感を耕す方法を紹介します。わざの練習、イメージの練習、瞑想や身体感覚の練習、波長を合わせる練習、自分を守る練習、導かれているという感覚を磨く練習、偶然や出会いの意味を考える練習を実践していきます。目標は直感的な「ライフスタイル」! 8つの教室が、見開き2頁の36の授業で展開します。
本書では、心理学の科学的研究とスピリチュアルな非︱科学的視点をブレンドして、〝直感〟を六つに分類しました。すなわち、〈熟達〉直感、〈ひらめき〉直感、「第六感」、〈エンパス〉直感、〈スピリチュアル〉直感、〈シンクロニシティ〉直感です。読者の皆さんは、「直感といっても、こんなに種類があったのか」と、まず驚くかもしれません。
 ちなみに、ここでいう〈スピリチュアル〉とは、「目に見えない世界に基づく」という意味です。それを信じることで得られる直感が、あるらしいのです。検証するのではなく、信じるという話ですから、慎重に議論しなければいけません。信じる人が「救われる」ことも、足を「すくわれる」ことも、どちらもありうるでしょう。しかし、世界観や生命観を広げるためにはスピリチュアルな視点も必要ではないか、と私は考えています。

気持ちが合う(合わない)という現象は、私たちの《感じるココロ》のなかでも、もっとも不思議なことです。本書ではそれを〝共感〟のはたらきとして考えてみましょう。心理学による共感の定義や、気持ちが伝わる仕組から、「遠くにいる人とつながれるのか」という話題まで! 7つの教室が、見開き2頁の44の授業で展開します。
考えてみると、気持ちが合うというのは、単に仲が良いだけではありません。仲良くなるにつれて、気が合うようになる相手もいれば、それほどでもない相手もいます。この違いが、「相性」の良し悪しなのかもしれません。気持ちが合う相手は、相性が良い相手です。皆まで言わずとも、全部を説明しなくても、察し合えるような間柄です。
 ところで、気が合う相手、相性の良い相手が、自分と似た性格の場合もあれば、違うこともあります。これは、どういうことなのでしょう。相性には何か科学的な法則があるのでしょうか。
 あるいは、第一印象で「この人とは気が合いそう」とわかる場合もあります。このような直感は、なぜ生じるのでしょうか。根拠のないひらめきは、正しいのでしょうか。テレパシーのような遠隔コミュニケーションは、はたして存在するのでしょうか。
 これらのことについても、とりあげていこうと思います。

人類と地球にはどのような未来があり得るのだろうか。気候危機、横行・拡散する核の恐怖、頻発する地域紛争や戦争といった近年の状況は、私たちの生存基盤が有限かつ壊れやすいものであることを教えている。資源やエネルギーの争奪競争は大地・海洋・大気圏・宇宙の至るところで激化しており、野生動植物との関係性、災害、自然破壊といったことがらもそれに伴って大きく問題化してきている。環境や資源は誰のためのもので、どのような目的から活用されるべきものなのか。繁栄や幸福とはどのようになることか、そしてそれにあずかるべきは誰なのか。環境に注目することで考えてみたい。

1日3000歩、歩ければ筋肉の衰えを防ぎ
寝たきりにならずに、健康を保てると言われています。
外に出るのがつらいのであれば、どうすればよいのでしょうか。
そこで、アメリカで「足病学」を学び、
日本初の足の総合病院の院長を8年間務め、
4万足の足を診察してきた著者が
その経験を基に、椅子に座ったまま「歩行と同じ効果」を
得られるような運動を開発しました。
それが、本書でご紹介する「すごい足踏み」です。
何がすごいのかといえば
①外に出なくていい
②座ったまま行うのに歩くのと変わらない運動効果
③歩くときには刺激できない筋肉も刺激できる
また、座ったまま気軽にできるので
●音楽を聴きながら
●テレビを見ながら
といった「ながら運動」も可能です。
1日2分からスタートできます。
まずは、気軽な気持ちで始めてみてください。