【新刊】気になる本(8月後半編)

8/19-8/31で出版される本、約2700冊から個人的に気になった本を約60冊紹介します


ビジネス・政治・経済・社会
光通信からUUUM創業者。HIKAKINらとインフルエンサーを人気職業に押し上げてきた怒涛の人生。最初で最後の仕事論!


日本社会の孤独を見つめる
人びとの心に巣くい、時に死に至らしめる孤独という「病」。孤独は個人の問題に留まるものではなく、社会全体で取り組むべき問題である。居場所のなさや生きづらさの根源はどこにあるのか。インターネット掲示板や東日本大震災の被災地、映画・アニメにいたるまでのフィールドに踏み込み、心理学・人類学の専門知から現場をみつめる。


累計75万部ベストセラーの名著、待望の邦訳。CATVビジネスで大成功を収めた起業家から社会事業家に転身した著者が、人生「前半戦」で成功したものの、何か物足りなさを感じている中高年世代に向けて、人生「後半戦」に向けた棚卸しとゲーム・プランを伝授する。


2023年、日本がGDPで世界4位に転落し、代わりに浮上したのがドイツ!
この結果に対し、ドイツ経済が伸びたというよりは、日本の凋落が激しすぎるとの指摘もありますが、
実際のところはどうなのでしょうか。
本書では、ドイツ在住歴30年以上のジャーナリストが、
現在のリアルなドイツ経済の状況と、日本と比較した際の特徴について、
どのメディアよりもわかりやすく解説します。


パリの上流階級を抜け出し、コロンビアで活躍するジャーナリスト。日本の「女らしさ」に抗い、アフリカで起業家を支援する女性……。移住者を起点に新たな文化やビジネスが花開いている現象「ニューノマド」とはいかなるものか。移住が拓く新たな可能性を問う。


韓国ドラマには何が託されているのか、社会のリアルと新たなつながりの想像
韓国ドラマは面白いだけではない。そこには、いま・こことは異なる社会の想像と創造のヒントが隠されている。2010年代以降にヒットした韓国ドラマを、経済格差、教育、国家権力、軍事、フェミニズムなど、多様な視点から社会学的に読み解く。ドラマ案内、韓国研究入門としても最適な一冊。


価値創造に取り組む21世紀の全てのビジネスパーソンに必要な能力は、現在とは異なる、新しい価値観や社会像を「夢想」する力である。本書が指南するのは未来社会の姿の描き方、夢想の技術である。パンデミックにより我々が全く「新しい生活様式」を余儀なくされたように、これまでの常識や価値観自体が変わってしまうような議題に対しては、目の前の数字やデータの延伸で未来を予測することはできない。想像・妄想・夢想を駆使し、「新しい世界観」を打ち出し、不確実な世界を自分たちの意志で切り拓いていく能力を事例をもとに解説していく。


例えば……
選挙に行くのは何曜日が多い?
マクドナルドがない国は?
東京は思った以上に人が多い?
英国が侵攻したことがない22の国・地域は?
小数点の書き方の地域性は?
1人あたりの金保有量が多いのはどこ?
「サッカー」、「フットボール」、それ以外、あの国はどの言い方?
へー!と感心して、違いにびっくりして、地図を見るのが楽しくなる。
世界最大級の地図サイトがまとめた、世界の多様な常識や実態に触れられる地図帖です。


新しい時代のルールと必須知識を
日本企業と個人のグローバル適応の第一人者がやさしく解説。
政治・国家、社会システム、企業、知識・教養、
グローバル適応、テクノロジー、生き方・考え方――
ふるいアタマをバージョンアップして
好きなことを・好きなときに・好きなようにやれる、
〝最新の日本人″=「日本人3.0」に進化せよ!


SNS等に溢れるあいまい情報に飛びつかず、その不確実性に耐える力が輿論主義(デモクラシー)の土台となる。世論駆動のファスト政治、震災後のメディア流言、安保法制デモといった二〇一〇年代以降のメディア社会を回顧し、あいまいさに耐えられない私たちにネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)を伝授する。


経済学は複雑な現実をより総合的に捉え、より広い社会的公正を促進する方向に進化できるか。宇沢弘文を継ぐゲーム理論と情報の経済学の大家が、利己的動機や評判の形成といったアプローチのドグマをあばき、サステナビリティの視点から「新しい資本主義」と「新しい社会主義」というシステム構想を披露する。


「コミュニティを制すものはビジネスを制す。」
顧客と企業をつなぐ「コミュニティ」形成の有効性・活用法を、大手企業を中心に200社以上へのコミュニティ導入実績を持つ筆者がノウハウとともに解説。
近年、小売・飲食・流通企業を中心に、企業におけるコミュニティの活用が加速しています。
その背景には、(1)少子高齢化による新規顧客の減少、(2)オンラインショップの台頭やSNSの普及拡大により、従来のTVCMを中心としたマスマーケティングの衰退、(3)Cookie規制による新規顧客との接点の減少などが挙げられます。
コミュニティでは、既存の優良顧客(ロイヤル顧客)と継続的にコミュニケーションを取り、顕在化していないインサイトを把握することにより、顧客理解の解像度を高め、事業全体の成長に繋げることができます。


ビッグモーター、ジャニーズ、電通だけじゃない。
次々と起こる不祥事・事件は、大企業を中心にした「中身ゼロ」な空疎な仕事から来ている。
底抜け怠惰な社内政治社長、名ばかり管理職、オレオレ新人など、社内は惰性と負のスパイラルが続く。
無意味な会議、増える承認作業……。
こんな「ヤバい会社の構図」を、元日経BP記者が描き出す。
週刊東洋経済の人気連載を書籍化!
これってうちの会社のことでは? リアルすぎ!とベテラン、若手の社員を問わず大反響!
誰もかけなかった日本企業のリアルに多方面から迫る!
企業(不祥事)取材30年の記者が描く、現代「会社」の実態!


【本書の主な内容】
◎世界標準とは異なる日本人の老後に対する考え方
◎デフレからインフレで資産形成の前提が変わる
◎世界の投資家はどこからリターンを得ているのか
◎新NISA時代の投資のポイント
◎年代別に見た資産形成の考え方
◎老後のお金をインフレから守る方法 etc.


日本国民にとって円の価値の安定が重要なように、国際社会ではドルの価値の安定が重要だ。ドルの「基軸通貨」の座を揺るがしうるのは人民元かユーロか、デジタル通貨か? 円は今後どうなる? お金の基本から歴史、国際通貨覇権の未来まで一気にわかる入門書


応援消費やカスハラなど、消費者をめぐるニュースが増えている。本書は、消費革命をもたらした一九六〇年代から、安定成長期やバブル、そして長期経済停滞までを消費者の視点で描く。生産性向上運動、ダイエー・松下戦争、堤清二とセゾングループのビジョン、セブン‐イレブンの衝撃、お客様相談室の誕生などを通し、日本経済の歩みとともに変貌していく消費者と社会を描き出す。


テクノロジーと自由を誰よりも愛したサイバーリバタリアンのジョン・バーロウ、人々の信頼を裏切る中央当局を排除するために仮想通貨Bitcoinを世に放ったサトシ・ナカモト、完全な自由市場のはずが「ソ連2.0」へ傾くUberの創設者トラビス・カラニックとギャレット・キャンプ、宇宙にまで手をのばすAmazonの皇帝ジェフ・ベゾス……。これらデジタルプラットフォーム君主たちの野望や、栄光と蹉跌の経済学的メカニズム、そして彼らに抗った人々を、生い立ち・思想・行動の面から、ストーリーとデータで描く。デジタルテクノロジーを駆使する彼らが直面する、中世ヨーロッパやソ連の人々と共通の課題とは?
自由のためのプロジェクトが不自由をもたらすのはなぜか、君主への反乱の成否は何が決めるのか、デジタル帝国が強大な力を握ることの問題はなにか……。サイバーリバタリアンの理想が生んだ「雲の上の帝国」と、地上の国家の比較から、私たちがコントロールを取り戻す道筋を引きだす希望の書。プラットフォームも、国家も、重要なのは「制度」だ!


Xフォロワー約30万人の元幹部自衛官が教える、対人関係の秘密兵器。世の中を「戦場」に見立て、信頼できる人の見つけ方を解説。「テロリストの見分け方」「防空識別圏の設定方法」などを応用した、自衛隊×人間関係の超実践的なメンタル本。


ウクライナ侵攻を機に核使用をちらつかせるロシア、核弾頭を倍増させる中国、核大国アメリカの混迷、そして形骸化が進むNPT(核拡散防止条約)体制。混沌とした核情勢に出口はあるのか。外交の最前線を長年取材してきたジャーナリストによる迫真のレポート。



自己啓発・生き方
仕事・家族・人生を壊さずに世界一周をするにはどうすればいいのか。「幸せ=お金」の価値観を変え、自分らしさを取り戻せ!


ロボット=完全無欠な存在、とイメージする人は多いでしょう。本書に登場するロボットはどれも弱みや苦手を持ち、それゆえ周囲の助けをかりて初めてコトを成し遂げます。弱さを補いあい、相手の強さを引き出す〈弱いロボット〉は、なぜ必要とされるのか。生きることや他者との関係性、社会の在り方と共に考えます。



エッセイ系・紀行・旅行記・評伝・批評・評論
SF評論に何ができるか?
20世紀中葉、安部公房はSFを「この名づけがたきもの」と呼んだ。
21世紀現在、世界はSF化してしまった。
荒巻義雄の言う「SFする思考」は新しい日常の随所に浸透している。
ならばSF評論は、いかにSF的現在を、そして現在 SFを語りうるか?
本書は古典SFから現在SFにおよぶ多くのテクストに対峙しつつ、ベテランSF評論家たちの来るべきSFのヴィジョンを透視する力作論考 12本を結集。
論及されるのはメアリ・シェリーからヴェルヌ、ウェルズ、アシモフ、クラーク、ハインライン、レム、バラード、ゾリーン、ディック、ヒューガート、クライトン、ギブスン、シャイナー、イーガン、そして我が国の沼正三、光瀬龍、小松左京、星新一、筒井康隆、石川喬司、豊田有恒、平井和正、山野浩一、三枝和子、高野史緒、伊藤計劃、倉田タカシ、藤本タツキに至るまで。
いま「S Fを語ること」の楽しさが、ここにある!


2017年6月に発売された「東京わざわざ行きたい街の本屋さん」が7年の時を経てこのたび全面改訂!新たに加わった30以上の書店を含めいわゆる”独立系書店”と言われる個性的な書店を中心に165店を紹介しています。


世界中を旅してきたベテラン作家による珠玉の旅エッセイ。これまでの数多くの辺境旅の中から、特に忘れ得ぬ旅を厳選。ケニア、モロッコ、ポルトガル、バスク、北極圏、シベリア、中国など、10の辺境の旅物語を硬質な筆致で書き下ろした。「辺境への旅は私の人生をも変えてくれた」と語る著者渾身の一冊。


どんなものにも歴史はあり、その変遷は文化である。たとえそれが「エロ」と呼ばれるものであっても…。
AVにエロ雑誌、ピンク映画にアダルトCD-ROMまで……アダルトコンテンツはさまざまなメディアを通じて、オトナたちの需要を満たしてきた。時代と共に移り変わる性の概念と表現規制のはざまで、生まれては消えていくアダルトメディアの変遷を追う。


大切なあの子が死んじゃった。
どうして死んでしまったんだろう?
死をどう受け止めたらいいんだろう?
……その悲しみのなかから、著者は歩き出した。
釈迦の高弟「あなん」と、著者の分身「テンテン」を進行役に、仏教の教えからはじまり、ソクラテス、イエス・キリスト、オマル・ハイヤーム、宮澤賢治、エリザベス・キューブラー・ロスなど、古今東西の賢者の声を聴く、死をめぐる思索の旅がはじまった。心をゆさぶる、生と死のものがたり。


「決めたぞ。戦時下の日常で起きた重要なことを、きょうからひとつひとつ書き残すことにする。」(一九四一年一月十六日)――戦時下に密かにつづられた日記。第三帝国の下劣さ、馬鹿らしさを批判し、空襲や迫害など戦争の中の日常を鋭い観察眼で描いたこの記録から、今わたしたちは何を読み取ることができるだろうか。


1967年、ヨーロッパの中世美術への憧れを胸に、手帖とスケッチブックを片手に歩いた二ヶ月余のヨーロッパ旅行。ページをめくるたびに広がるのは、鋭い観察眼が捉えた異国の風景とかの地の人々との温かな交流。染色家・柚木沙弥郎が綴った「旅の記憶」。


100人100通りの
ほぼ日手帳を一挙公開!
ほぼ日手帳をたのしく使っているみなさんの使い方から
ほぼ日手帳2025の最新ラインナップまで。
160ページフルカラーでたっぷりご紹介している
『ほぼ日手帳公式ガイドブック』の
2025年バージョンが完成しました!


未来はすでに僕を侵食し始めている。
未曾有のパンデミック、加速する気候変動……人類の自己破壊的な営みとともに、「日常」は崩壊しつつある。それでも流れを止めない「生命」とその多様な賑わいを、いかに受け容れ、次世代へと繋ごうか。
史上最年少で小林秀雄賞を受賞した若き知性が2020年春からの「混沌」と「生まれ変わり」を記録した、四季折々のドキュメント・エッセイ!


「幸せ」を見つける、知恵の対話。
創作、家族、人間関係、健康、死生観……
小説が問いかける「幸せ」のかたちとは。
二人の作家の思索が詰まった珠玉の対話集。
世代も作風も異なるふたりの作家の共通点は、人間の「生」を力強く肯定する作品を書き続けていること。「ぼくは、小説の世界では、心根のきれいな人々を書きたい」(宮本輝)。「読んだ人に『自分と同じだ』と感じてもらえたら、ちょっとした治癒が起こるんじゃないか」(吉本ばなな)。創作の作法、家族、健康、死生観……。小説が問いかける「幸せ」のかたちとは? 知恵と思索が詰まった珠玉の対話集。


蒸し麺や揚げ麺に熱々の餡をかけて食べる「あんかけ焼きそば」。食卓ではマイナーな存在だが、その発祥はソース焼きそば以上に謎に満ちている! 探求の旅は戦前の東京、横浜・長崎を経てアメリカへ――。世界屈指の焼きそば通が解く、濃厚歴史ミステリ第二弾


ピンチばかりの毎日に。
夫婦の冷戦、うす毛問題、時代とのズレ……
迷える日常が楽しく化けるマナー考!
文庫書き下ろしエッセイ2編に加え、ジェーン・スーさんとのナルホド対談収録


日本語は本当に非論理的なのか――欧文との構成の違いを不連続の点と線、豆腐と煉瓦でたとえ、その独自の論理性と創造性を明らかにする。一方で、文学偏重の国語教育に対し、抽象論理的な思考に基づく「日本語」教育の重要さを説く。「島国考」、「知識と思考」(講演)を増補。



ネイチャー・研究系
内臓にある味覚細胞、健康な土、
身体に良い脂肪・悪い脂肪から、コンビニ食の下に隠された飢餓まで、
土にいのちを、作物に栄養を取り戻し、食べものと身体の見方が変わる本。


詰将棋史上に燦然と輝く二大棋書、伊藤宗看『将棋無双』と伊藤看寿『将棋図巧』。詰将棋が独自の世界を構築することになった名作を、現代最高の詰将棋作家が読み解く。


気候変動は、草地にどのように影響を与えるのか? 草地は、気候変動にどのように
影響を与えるのか? 草地関係者は、気候変動の諸問題にどのように取り組み、どの
ように解決すれば良いか? 本書は、土壌学、草地学、生態学、環境学の研究者が協
力し、草地生産量の維持・向上を目指すため、草地における生産性、物質循環、生
物多様性の基礎と気候変動との相互作用および対策を述べる。


「アリとキリギリス」に書かれる働き者で好感度の高いアリのイメージは今や昔、近年では「殺人アリ」として報道されるヒアリをはじめ、外来アリの侵入と繁殖力は日本列島をもかしつつある。電化製品を破壊し、仏壇の供え物は蟻塚になる。生態系をも変えてしまう。働き者から恐るべき害虫へ。身内(巣の仲間)には優しくとも人間を含め他の生物には無慈悲な外来アリは、私たちの生活のすぐそばまで迫ってきているのだ。その世界を支配するアリの生存戦略とは?



技術・デザイン・芸術・映画
どんな風景のなかに
生きていたいのか
リノベーション・ムーブメントを牽引した
「東京R不動産」の立ち上げをはじめ、
新領域への越境をつづけてきた“風景の建築家”は
今日も世界を右往左往!?
仕事と生き方をめぐる思考と記憶の雑想記。
「次の時代の都市が、風景が、なにを欲しているか。
それを探すために、また旅をし、言葉を紡ぎ、建築をつくる。
それを繰り返してきたし、これからもつづけるのだろう」(本文より)
「先が見えない」を愉しみたいすべての人へ
これからの働き方、生き方を導く1冊。


■年間鑑賞数500本のエンタメ評論家が映画にまつわる世界を深掘り■
映画をどのように鑑賞するかは人それぞれ。「観たい」と思ったとき、気ままに自由に楽しむものです。
でも、せっかくなら、映画の「奥深い世界」をのぞいたうえで、より深く思考をめぐらせながら鑑賞してみませんか?
・数字でひも解く映画業界
・映画賞の成り立ち
・映画史を変えた10作品
・日本映画界の現状と課題 etc.
映画パーソナリティ&エンタメ評論家で〈映画中毒〉のコトブキツカサが鑑賞ポイントから賞レースの舞台裏まで、映画に関する多様な事柄を、業界への忖度なしで歯切れよく解説! 読むだけで映画の知識と新たな視点が身につきます。
さらに、単に知識をインプットしていく「受け身」の姿勢ではなく、能動的に楽しむために、好きな映画を3本挙げることで心理を分析する著者考案のコンテンツ「映画心理分析」も紹介しています。
自分はどんな作品と出会いたいのか、気になるあの人はどんな嗜好なのか……、「映画」をきっかけにドキドキ・ワクワクすること間違いなしです。
劇場のスクリーンはもちろん、自宅で、スマホで、本書を通して、EXPERIENCE THE MOVIE 映画を体験しよう!


誰しも美術作品に感情を揺さぶられたことがあるだろう。
一方で、美術の用いられ方は時代や体制によって異なり、制作当時に見た人々の衝撃は、わたしたちと同じとは限らない。
本書では、すでに忘れられていた人々も含め、多様な芸術家たちの物語を通じてその作品を案内していく。
兵馬俑やノックの彫刻、ジョットやミケランジェロなどのルネッサンスの芸術家、ケーテ・コルヴィッツ、パブロ・ピカソ、フリーダ・カーロなどの先駆者、アイ・ウェイウェイやシリン・ネシャットなどの抵抗としての芸術を創作する現代芸術家、そしてソフォニスバ・アンギッソーラ、ジェイコブ・ローレンスなどの忘れられた芸術家。
一方でニジェール渓谷、ペルー、ラパ・ヌイ、オーストラリアなど各地を訪ね、土地と深く結びついた作品への理解を深めていく。
美術をより近くに感じる10万年の旅に出発しよう。


サスペンスの巨匠、アルフレッド・ヒッチコック。
その秘密の眠る、もうひとつの「映画術」
人々を驚愕させたヒッチコックの名シーンたちは、
いかに構想され、映像化されたのか?
膨大な未公開資料から、
ソール・バス、サルバドール・ダリ、ヘンリー・バムステッドら、
偉大な協力者たちとの共同作業を掘り起こし、
映画史に残る傑作群の舞台裏を解き明かす。
映画ファン必読の一冊!



文学・小説
韓国の100万部超の大ベストセラー、ついに刊行!!
世界を旅する愛の詩人イ・ビョンリュルは、140か国以上、多くの都市をめぐりました。
著者がカメラを抱えて旅したノルウェー、メキシコ、日本、イタリア、イギリス、フランス、インド、中国、ベトナム、カンボジア、ペルー、ブラジル…目に焼き付けた風景を文章と写真で綴ります。


シリーズ「あいだで考える」
不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。
いま、韓国の文学、音楽、ドラマや映画に惹かれ、その社会や言語に関心を持つ人はますます増えている。本書では、著者が韓国語(朝鮮語)を学び始めた背景、この言語の魅力、痛みの連続である現代史と文学の役割、在日コリアンと言語のかかわりなどを、文学翻訳の豊かな経験から親しみやすく語る。文字、音、声、翻訳、沈黙など、多様な観点から言葉の表れを捉え、朝鮮半島と日本の人々のあいだを考える1冊。


町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。
ある日父が病気で亡くなり、言いつけどおりに家の裏の焼却炉で遺体を焼いたところ、警察が駆けつけ大騒ぎになってしまう(何かまずかったようだ)。
マスコミが殺到するなか、赤い帽子を被って葬儀を終えたサリーは父が遺した手紙を開く。
そこには人とかかわるようにという願いとともに、ある凄惨な事件の記録が記されていた――。


「みんな手紙を待ってる。難民として認定する、って書かれた手紙。」十五歳のマディーナは、命がけで家族とこの国に逃げてきた。学校に通い、友情や恋に悩み、新しい生活になじもうとするマディーナ。留まれるのか、送り返されるのか。あいだで揺れ闘う少女が日記帳にぶつける、怒りと葛藤とあこがれの日々。


謎めいた「神話」が
IT企業を舞台によみがえる──
現代のカフカ的傑作!
そのYouTuberは「予言」する。
世界の危機を回避し、人類が進むべき方向を指し示すために。
かつて存在した「完璧な文章」を取り戻すために。
「この世界は、生きるに値するのだろうか?」
会社員からトップYouTuberに転身した元後輩の桜井君。またの名を、「YouTuberロボット」。
IT企業の幹部としてプロジェクトに忙殺される日々を送る「僕」の前に、再び彼が現れた──。


「こんなにたくさん。こっちでも買えるって言ってんのに!」
野菜、お米、緩衝材代わりの肌着や靴下、ご当地のお菓子など。昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!? 業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして母から届いた最後の荷物。家族から届く様々な《想い》を、是非、開封してください。



ムック・雑誌
「怪と幽」17号は、特集二本立て!
第一特集  怪を語る(【インタビュー】稲川淳二)
第二特集  『真・女神転生V Vengeance』


ランニングのレンズを通してストーリーを発信するカルチャー誌 Like the Wind日本版の03号です。
今回のテーマは、「南――Running South」です。東南アジアやアフリカなど、独自の文化を形成してきた「南」は、ランニングのレンズを通して今どのように見えるのか。ヨーロッパやアメリカ、日本にある政治的、象徴的な「南」は、どのように語られるのか。
「ここ」とは違う世界の人々の声はどんなものか? 私たちの「南」とは?
『自由について』から始まるストーリー27編をまとめています。



その他(歴史系・哲学系・スポーツ・料理・医学)
リンドバーグが飛び、アル・カポネが暗躍し、ベーブ・ルースが打つ! 情熱と楽天主義と悪徳に満ちた「大国」の姿を色彩豊かに活写。


本書では、実際にADHDを抱えて生きている、さまざまな民族的・社会経済的背景を持つ子どもたちの声やエピソードをふんだんに掲載しています。
インタビューの中で語られる話には、子どもたちの自己認識やADHDであることに対する考え方、感じ方が詰まっています。
これらはきっとあなたが子どもたちの思考や感情、行動をよりよく理解したいと考えた時に、重要なヒントとなるでしょう。


増え続ける花粉症、小麦アレルギー、喘息、アトピー…
2030年には2人に1人がアレルギー患者に!
「犬や猫が人間に対してアレルギーを起こす」
「アレルギー患者がかかりにくい『がん』がある」
「ダニに刺されて肉アレルギーになることがある」
――気鋭の医療人類学者だから書けたアレルギー研究の最前線
新しいワクチン、新薬も続々登場!
現代社会を生き抜くための最重要知識を一冊に凝縮した決定版


ほぼ同じDNAをもつ二人が何もかも異なるのはなぜか。毎日5個もの細胞ががん化しているのに、なぜ簡単には死なないのか。生命体とウイルスのちがいは。全盲の人が昼を感知できるのはなぜか。コンピュータがとうぶん脳には勝てない分野とはーー。医療・医学の最前線を取材し、7000𥝱個の原子の塊が2キロの遺骨となって終わるまでのすべてを調べ、描き尽くした大ヒット医学エンタメ登場。


《Netflix『ミート・イーター 猟理の達人』の案内役が教えるアウトドアの極意とマインドセット》
●必要なのは「知恵」「コツ」「ギア」と「冒険心」
●日帰りハイクから本格キャンプまで!身を守りながら自然を縦横無尽に楽しむ野外生活Tipsの決定版
●「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラーにも選出!


ストア哲学が、いま、シリコンバレーで大流行しているのには理由がありました。
とめどない不安に襲われがちな現代社会において「生き方の指針となる」のです。
2000年前を生きたマルクス・アウレリウス、エピクテトス、セネカらの言葉。
その奥にある、深い重要な原理は、この悩み多い時代の中で「どう生きるべきか」を示してくれる道しるべなのです。
本書では、英国ガーディアン紙の人気コラムニストである著者が古代ギリシア哲人に学ぶ「心の持ち方」をエッセンスとともにわかりやすく紹介します。


本書では、最新研究に基づいた睡眠学の「すぐに使える」テクニックを昼間の過ごし方、寝室の環境、睡眠の効能、睡眠にまつわる病気など幅広いテーマをカバーして、一挙に紹介します。
・よく寝ると、ダイエットに効果的⁉
・コーヒーで眠気を吹き飛ばすならアイスよりホット
・寝だめはせずに30分の仮眠をとる
など、読むだけでもためになる&知るとかならず試したくなる知識が満載!
「寝つきが悪くて困っている」「朝の目覚めが悪い」「睡眠の質を向上したい」など睡眠への悩みがある人は、必読の1冊です。


家事、育児、介護に仕事――家庭でも職場でも役割が多い女性は、とかく睡眠時間を削りがち。しかし!日々のタスクをこなし、人生をうまく回すためには、ぐっすり眠ることこそ最優先なのです。快眠方法は簡単、7つのアイデアから3つ選んで実践するだけ。しかもそのアイデアは「ぬいぐるみを抱きしめる」「整腸剤を飲む」など、長年のセミナーで効果の高かったものを厳選して紹介しています。期間は2週間、5万人の成功実績あり!!


髪切虫、雪女、姥が火…。人知を超えた様々な怪異を引き起こす妖怪。中世まではごく限られた種類にとどまっていた妖怪が、江戸時代に急激に増加したのはなぜか。その背景には「怪異」の変容と、新たな文芸である俳諧の興隆があった。諸国で怪談・奇談を集め、妖怪を創造した俳人たちの情報ネットワークから、江戸の〝妖怪爆発〟の謎に迫る。


睡眠不足からくるパフォーマンス低下やメンタル疲労……etc.その悪影響は想像以上です。睡眠の不思議から、睡眠負債を解消する方法、ぐっすり眠るための環境の整え方まで、睡眠研究の第一人者による最新の睡眠科学がわかる一冊。