【新刊】気になる本(6/3-6/9)

6/3-6/9までに出版される本、約1100冊から個人的に気になった本を約30冊くらい紹介します。



ビジネス・ノウハウ・教育
職場で感謝や称賛を交わすことは、なぜ、どのように重要か――ダイバーシティ推進やテレワーク拡大といった現代的課題を抱える組織のマネジメントに有用な、感謝や称賛の多様かつ職場全体にも及ぶ効果やその促進法について、質問紙調査とアプリの活動データから可視化・検証する。


「やられたらやりかえす」「ルールは破るためにある」
「空気なんて知らない」「意地悪したい」
「自分が楽しければいい」
これに共感する私って「ふつう」ですよね?
ちょっといけないことをしたとき、ドキドキして心が躍る。
意地悪、自己中、復讐にも絶妙な快楽がつきまとう。
なぜ、私たちはそんな気持ちになってしまうのか?
私たちのよくない部分から、悪と善を考える。


投資ブームが到来する今日、お金の話は日常会話に入り込んでいる。
「新NISAやってる?」「日経平均株価が…」などなど。
お金を増やすことが目標とされ、私たちは投資の本を買い、頭を悩ませている。
ところで、「なぜお金を増やす必要があるのか」と考えたことはあるだろうか。
私たちはいったい何のためにお金を増やすのだろうか?
そもそも「お金」とは何なのか?
『すべてがFになる』や『スカイクロラ』で知られる人気作家・森博嗣が、
自らのお金との付き合い方を振り返りながら、お金の本質を解き明かす。


「改善はできても、新しいものが生み出せない」
日本人の多くが抱えるジレンマを解決!
考え方のフレームを身に付けるだけで、誰でも魅力的なアイデアが出てくるようになります。
東大の教養学部で東大生が殺到する授業があります。
それが、「ブランドデザインスタジオ」、通称、考える力の教室です。
この授業は、「過去を知る学び」を得意とする東大生に、
「新しいものを生み出す思考法」を体系的に学ばせたい、と2011年にはじまりました。



政治・経済・社会
中東の動向は世界の経済に直結している
日本にとって、石油を通じて中東は重要な地域です。しかし日本で中東政治や文化についての出版物はありますが、経済関連のものは皆無といえます。本書は、トレンドをおさえつつ学術的な観点から中東経済のしくみ・成り立ちを説明し、世界との関係性を考えるための入門書です。


世界は、流動化する国際情勢をどう見極め、何に備えるべきなのか。
日本は、少子高齢社会が深刻となる中、これからのグランドデザインをどう描くべきか。
日本と世界の未来に向けて、136名の専門家が語る。


「心」や「自分」の正体を知り、どうしたら悩みが消えていくのか、
心穏やかに過ごせるのか、「心を分析する」インド哲学を通じて、やさしく学んでいく入門書です。
広い世界の知恵や、思いがけない言葉、日常的にできる「10の教え」など、
自分自身のためにヒントを探している人への、メッセージが見つかる1冊です。


19歳までに手に入れるのが理想ですが、何歳からでも遅くはありません!
あなたは、「7つの武器」のうち、いくつ持っていますか?
大人気の精神科医が教える、新時代の「生き方」の正解。


投資は「普通の人」がお金持ちになる唯一の道? GAFAMからニトリ、セリアまで企業の儲けのしくみに注目しながら対話形式で展開する異色の株とお金儲け入門書。



エッセイ系・紀行・旅行記・評伝・批評・評論
本書は、大反響を呼んだNHK「100年インタビュー」のやなせたかし氏の回を書籍化。苦しい時もユーモアと好奇心を忘れなかった著者が、半生を振り返りつつ前向きに生きる秘訣を語ります。波瀾の人生を乗り越えて綴った、痛快人生論。読むだけで元気が出る1冊です。


「ジャニーズ問題と玉音放送」「ひとしとたけし」「AI文学者」など、文学、アニメ、映画など、話題になっているテーマを、さまざまな角度でアプローチした切れ味鋭いエッセイ48本収録。 サンデー毎日「これも、アレだな」の書籍化第3弾!


私が旅好ものを書くときに注意しているのは、読者が私と一緒に旅をしているみたいな気分になってもらいたいとの一点であって、その雰囲気はかなり醸し出せたのではないかと自負しています。
いつの間にか年をとって、とうに古稀も過ぎてしまった私のドタバタ旅行は・・・フランスびいきの私ですから、迷わずに決めたノルマンディ-近郊とパリの〈種々雑多な〉情報満載の旅行記!!


「その人オリジナルの仕事をつくり上げている人たちですから、話には自然と思想や哲学のようなものが含まれます。だからわたしはこの本で、彼らの声を一本の糸のように縒り合わせるだけでよかった」
荻窪に新刊書店「Title」を開いて8年。ふと自分の仕事がわからなくなり、全国にいる仲間のもとを訪ねると、消費されず、健やかに生きるヒントが見えてきた――。
読み終えるころにはきっと元気がでる、少し偏屈、でも愛すべき本屋を訪ねる旅。


琵琶湖のほとりで翻訳漬けの日々。さらに執筆、合間に掃除、料理、義父母の介護、出版イベント、草刈り、双子の送迎、愛犬との散歩、読書、ネットショッピングなどなどあっという間の1年間の記録。


2023年の5月、「GWはどこへ行きましたか?」と聞かれた。挨拶のことばが「コロナ」から「旅」になった。自分の人生に現れた、一瞬の晴れ間のようなこの機会を忘れないようにしようと思う。また困難のなかにあるとき、支えてくれるかもしれないから。
今日マチ子、初めてのエッセイ集。


吉行淳之介、司馬遼太郎、和田芳恵……文人たちの素顔と背中、そして文学が文学であった時代の痕跡! 半世紀以上にわたるわが編集者人生を振り返り、作家との交流、文学論から書評までを収録した回顧録。


アートアドバイザーとしてアートの魅力を発信している奥村くみさん。実はアートと同じくらい本への情熱が深く、これまで自身のインスタグラムを中心に本紹介をしてきました。あらすじやネタばれなしの文章は、どんどん本を読んでみたくなり、書店に行きたくなる不思議な魅力にあふれています。ページをめくるたびに本の世界にいざなってくれる、大人の読書エッセイです。



ネイチャー・研究系
2023年、Chat GPTに「GPT-4」が登場し、当時、人々を大きく震撼させた生成AI。その後もAIの進化は留まるところを知りません。「AIが人間の仕事を奪う」と叫ばれて久しいですが、ではAIによって人々の生活はどのように変わるのか。「AIは敵か? 味方か?」その答えを、これまでの人類の発明の歴史から紐解くのが本書です。


なぞるだけで自動書記チャネリングが始まる、摩訶不思議なスピリチュアルアートブック。
本を開いた瞬間から16種の宇宙種族とマスターたちがあなたを宇宙次元に招待します。
「宇宙写経」は、牧季が16 種の宇宙種族とつながって、描き降ろした宇宙絵文字をなぞっていくものです。なぞっていくうちに、手が勝手に動き出すような感覚になり、見本がなくともダイレクトに文字や絵が出るようになる、つまり、いつのまにか“自動書記ができる”ようになっていきます。


沖縄の植物を観察し、作成した193種類の植物スケッチ画集。


気候変動対策には、「緩和」(温室効果ガス排出量削減)のほかに、もうひとつ大きな柱があるのをご存じだろうか。「適応」(気候変動に対応すべく、種々のインフラや営みを改変すること)である。身近なコミュニティでも、気候変動に備えた防災や作物の転換などの取り組みを「適応」の認識で結びあうことで、ノウハウを共有したりエンパワーしたりすることができる。本書は適応、気候の公正性、自治の3つをつなぐ格好の入門書だ。



技術・デザイン・芸術
やるせない、疲れた、ずっと休んでいたい。それでも明日も、生活は続く……。
香港と台湾を拠点に活躍する人気イラストレーター、黒山 キャシー・ラム、日本初のイラスト作品集!
食べて・寝て・働いて・遊んで、気ままに日々を謳歌する猫や犬、カピバラなどの動物たちの姿に、どこか自分に似たものを感じます。
新作18点を含む、鉛筆と水彩で描かれたイラスト作品約250点を掲載。フィギュア作品の写真や描き下ろしの6ページコミック作品も合わせて、著者のユニークな世界観をお楽しみください。



文学・小説
“革命の話をしよう”という一文から始まる、大河ファンタジー小説「レーエンデ国物語」。大国に挟まれた地政学的要因、特殊な自然環境などから苦難の歴史を刻むレーエンデ国を舞台にした壮大な物語です。第一部から第三部まで刊行され、第四部も2024年4月刊行予定。各部ごとに異なる登場人物、時代設定で広がるクロニクルは第五部で完結予定です。
刊行当初より、その世界観に魅了されたファンは多く、2024年の本屋大賞ではシリーズ作品として初めてノミネートされました。
本書は、この物語の作品世界の細部にわたり掘り下げ、多くのカラービジュアルと共に解説していく公式ガイドブックです。
各部ごとの物語解説はもちろんのこと、年表、登場人物の移動ルート、人物相関図、名セリフ集、聖イジョルニ帝国の歴史から支配構造、レーエンデ国の地誌まで完全網羅。


漫画
『無限大の日々』『人類圏』などに続く、鬼才・八木ナガハルのSF作品集第6弾!!
「惑星スカラブラエ」「地中式太陽光発電所」「非思考ゲーム」「地球文書」ほか、宇宙と世界の神秘に迫る前代未聞のSFコミック満載!! 漫画だから表現できるSFのかたちがここにある。(全8作収録)



ムック・雑誌
今までありそうでなかった、図鑑特集!さまざまな図鑑を一挙に紹介します!



その他(歴史系とか哲学系とか)
作曲家に成功への道を切り開くのは、才能だけとは限らない――。〈孤高の天才〉とされるベートーヴェンの評価を、18世紀末の音楽趣味の変化やパトロン貴族からの受容、師弟関係、ライバル作曲家たちとの差異といった「音楽家を取り巻く環境」から考証する。


古来、人類が発酵を利用して醸造を始め、堪能してきたアルコール飲料。
一体いつ頃から、どんな方法や材料を使って造られてきたのか?
世界各地の遺跡に残る器に付着した残渣の化学解析結果を手がかりに、
探究心に溢れる考古生化学者と型破りなクラフトビール醸造家がタッグを組んで、
かつて飲まれていた様々な地の超絶発酵アルコール飲料の再現に挑戦していく。


仏教のみならず、書道・芸術・語学・土木・建築などあらゆる分野で才能を発揮した
日本仏教界のスーパースターこと、弘法大師・空海。
生誕1250年を迎えてなお、人々の心を掴んで離さないカリスマ的存在です。
そんな「空海さん」こと「お大師さま」の魅力や生き様、
伝説、歴史的事象、人間関係はもちろん、
彼が説く深淵かつ明解な真言密教の教えや世界観、修行や修法まで
要点を掴みやすい年表や地図、人物相関図やイラストを用いて徹底図解。