【競馬】凱旋門賞・スプリンターズS レース回顧

 レース回顧

総じて言えば、
「ローテーション・馬場適性・トラックバイアス(枠)・騎手の判断」
全ての要素が噛み合わないと好走出来ないことを改めて思い知らされた土日となりました。
現代競馬ではレースレベルが上がるほど、馬の能力以外の部分で恩恵を受けないと好走出来ない。


凱旋門賞
改めて考えると、勝てる筈がない。
良馬場でも日本の洋芝の稍重くらい重く、この時期には高確率で雨が降るという条件を承知の上で重馬場適性の薄い血統の馬で挑んでいるのだから。
ある意味、後出しジャンケンで、凱旋門賞さんはチョキを出すよって言っているのに、日本はパーを出しているようなもの。…いや、それは勝てる筈がない。

なので、来年からは良馬場の時だけ日本馬を買えばいいのかなと。
今年の結果から来年へ活かす点は以下

・斤量が軽い3才馬が上位に多いため、やはり斤量の恩恵はかなり大きい
・2000m以上のG1勝利馬が何だかんだで素質高い、道悪をこなしていれば尚良い
・馬場が同じであれば、リピーターが多い
・枠あまり関係ない、馬場適正とスタミナ勝負

今年はあまりにも散々な結果だったので、来年は何か変化がありそう。


スプリンターズS
いつも読んでいるレース回顧記事。
スプリンターズSは、
『一番速い馬』ではなく、『速くて運のある馬』が勝つ。運というのは1〜8番を引けるかどうかという意味。
外を回した時点で、その馬の勝ち筋はなく、内もラチ沿いを長く走れた馬がより良かったという感じで、ジャンダルムは全ての要素が噛み合っていて、ウインマーベルは少し展開に恵まれた。
ナムラクレアとメイケイエールについては、自分が予想の時に書いた懸念の通りになってしまった。勿論、枠順的に好走は難しかっただろうけど、追い切りで速すぎる時計が出てしまうのは良くない場合もあるということです。追い切りで仕上がり過ぎてしまって、気性は乱れるし、調子も落ちてきている可能性がある。
去年から見ていてもその傾向は幾つかあり、ダノンベルーガだとかストロングウィルだとかも本番でポテンシャルを出し切れないコンディションに変わっていた。つまり追い切り時点で調子が良すぎる馬は逆に良くないということです。

メイケイエールについての回顧は、【池添謙一騎手】スプリンターズステークス・メイケイエール最速回顧&凱旋門賞2022同時視聴ライブ - YouTubeで語られていましたが、池添騎手自身はどの枠でも勝てるくらいに自信はあったようです。しかし、4角入る前辺りで全く手応えがなくなったということで惨敗。原因は色々考えられますが、明確なことは何も言えないですね。まぁ強いて言うならローテーションかな。


シリウスS
ハヤブサナンデクンが案外だったこと(騎乗もやや微妙だった)と、明らかに状態が良くないオーヴェルニュが良馬場のトップハンデでも能力を出せるということが完全に想定外。クリノドラゴンはG3ならやれそう。


日刊スポーツ 調教評価の凄さ
日刊スポーツを読むようになってから数週間が経ちますが、調教評価の信頼度はかなり高いですね。
特にC評価になってしまった馬については、1頭も馬券内に来ていない。※重賞のみ※人気馬や穴馬人気しそうな馬も含まれていた
スプリンターズSのウインマーベルやシリウスSのオーヴェルニュあたりは、個人的にはC評価でもいいように思えましたがCではなかった。