2021年に期待するゲーム【下半期編】

【上半期編】の続きということで、2021年内にリリース予定なっているタイトルをメインに紹介します、ただ、有名なタイトルは殆ど紹介しません&本当に紹介したいタイトルだけを紹介します。(力尽きた)
表記についてですが、PS4やXB1のソフトは基本的にPS5やXBSXでも起動できるので、次世代機専用ソフトでない限り、「PS」「XB」と表記します。因みにNintendo Switchは「NS」。

対戦ゲーム

『遊戯王 マスターデュエル(仮)』(TBA)(恐らくPS/NS/PC)
・恐らくマスタールールに対応した、本格的な路線のデジタルタイトルの決定版

「ジャンプフェスタ2021 オンライン」でサプライズ発表されたタイトルで、その正体は2015年のジャンプフェスタで発表され、その後全く音沙汰がなかった『遊戯王オンラインゲーム(仮)』だと予想され、恐らく開発期間は既に7年以上経過していると思われる。
ここ数年で『デュエルリンクス』や『MTG ARENA』他幾つかのカードゲームデジタル版が成功を収めてきている中で、ある程度の方針が決まって発表に至ったのかもしれないが、マスタールールのデジタルタイトルをリリースする上では幾つか不安点が存在する。
①『デュエルリンクス』と同じようなマネタイズプランの場合、課金に対する印象が良くない。
②グローバルで展開する場合、OCGとTCGのルール相違点をどうするのか、それともオリジナルのカードプールとリミットレギュレーションなのか?
③膨大な種類のカードがあるので、スタート時点でどういった内容を用意するのか?
これらの不安点をどう解決するのかに注目ですが、現時点ではゲーム内容について詳細不明なので、過度な期待はせず待ちたいと思います。
ただ、コロナ禍での公式イベントや大会などはオンラインが主流になってきているので、思ったより早くリリースされる可能性もありそうです。


・『HOMM3』の本格的な現代風アレンジ
・ターンベースストラテジーの希望
・かなり綺麗で特殊なピクセルアート(2.5D)
・日本語対応は不明

『Heroes of Might & Magic III』を現代風にアレンジしたような内容のゲームということで、一部の界隈では非常に注目を集めています。
ゲーム内容はターンベースストラテジーで、王国を築き、軍隊を育て、Wieldersと呼ばれる強力な魔術師を操りキャンペーンのクリアもしくはPVPで相手の魔術師と対決します。
因みに『Heroes of Might & Magic III』というのは、1999年にリリースされストラテジーゲームファンから非常に高い評価を受けた作品で、現代でも未だに大会が開かれておりTwitchでは常時数千人の視聴者数を集めています。
ゲーム内容の詳細は開発ブログを見ることをおススメします、現時点で31回更新されていますので。
また、本作以外にも『HOMM3』の現代風アレンジにチャレンジしている『FANSTRATICS(仮)』というタイトルがあり、そちらは本家『HOMM』の開発に関わっていたクリエイター自らが手掛けるということで注目されています。


『War of the Ring card game』(2021年)(ボードゲーム)
・TCGではなく、カードを主体としたボードゲーム
・日本語版が出るかは不明ですが、話題になれば出る。出なくても誰かしらが和訳するだろう

『指輪物語』を題材としたボードゲームの頂点である『War of the Ring』を生み出したARES GAMESが5年かけて開発したのが、カードゲーム版の『War of the Ring』です。
非常に複雑な原作をどうコンパクトにカードゲームで再構築しているのか、ゲームメカニクスが非常に気になりますね。そして、複数人での対戦が可能ですのでプレイもしやすい筈。
恐らくプレイ時間は慣れれば1時間級くらいだと思うので、内容が良ければ身内で研究したい。


・マイクロ4Xという新しいジャンル定義
・PVPが主体(4Xゲームは1人でプレイするのがメインになりがち)
・日本語非対応

まず、本作の最大の特徴といえる「マイクロ4X」の4Xについて少し書きます。
ターンベースストラテジーというジャンルで最も有名といっても過言ではない『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』が開拓したジャンルが「4X」で、「探検」「拡張」「開発」「殲滅」の4つの性質を兼ね備えた作品を指します。
元々『シヴィライゼーション』は1人用のゲームだったこともあり、対戦ゲームとしては不向きな要素が非常に多いです。主には「時間がかかり過ぎる問題」と「パッと見で何をしているのか分かり難い問題」です。要するに4Xというメカニクス自体があまり対戦ゲームには向いていないのかもしれないのですが、そこを現代風の感性でアレンジしたのが「マイクロ4X」です。具体的な特性としては、コンパクトなマップ(マップ内容は毎回変わる)と同時ターン性+独自の優先順位システムによってもたらされるハイペースな試合展開です。何れにしても「短時間で終えられるPVPを主体とした4Xゲーム」というだけで非常に貴重。


・日本語非対応
・オリジナリティがそれなりにありそうなデジタルカードゲーム

根本的なメカニクスは『ハースストーン』式で、テーマが「クトゥルフ神話」な本格的なオリジナルカードゲーム。
パッと見で特徴的なのがフィールドで上段と下段に分かれており、カードステータスにはお馴染みのSAN値(正気度)があったりと多くの工夫を感じられそうで非常に楽しみ。


・自動戦闘のAIカスタマイズ+育成

KONAMIが手掛ける「バトグラミングストラテジー」という独自ジャンルの新IPタイトル。
やろうとしていることは『カルネージハート』みたいな感じで、自パーティのモンスター各々のAIにプログラミング(戦闘・行動・反応の設定など)を行い、全国のハッカー(プレイヤー)とオンライン対戦をするという流れ。
プログラミングの精度を競うだけでなく育成要素があり、ディープマイニング(放置育成システム)やモンスターの上限解放(モンスターを合わせて強くしていく)などもある。
つまりは、「ソシャゲ」っぽさ+プログラミングというやり込み要素があるゲームという感じ。


・日本語非対応

ボードゲームにおける名作が多く登場しランキングの変動が激しかった2015年〜2019年の後でも常にBGGランキングTOP20に居続けている人気作品で、2013年にリリースされてからこれまでにデジタル版が出ていなかったのがおかしいと感じるくらい。ゲームの具体的なルールについては他のサイトで調べて欲しい。


長期プレイを見据えた大作

・マルチ要素ありのアクションアドベンチャー
・オープンワールド

最上位に期待している韓国産タイトル四天王の1つ。
パールアビスの持つ主力IP『黒い砂漠』の後継的なタイトルだと思っていたので、てっきりMMORPGになるとばかり思い込んでいましたが、実際には『黒い砂漠』とは全く関係がないマルチ要素ありのオープンワールドのアクションアドベンチャーであり、世界観やアクション性のクオリティが非常に良さそうな印象を受ける。
文章では伝わらないと思うので、動画を見てもらった方が早いでしょう。
因みに他の四天王は以下、
『ODIN:VALHALLA RISING』:Kakao Games
『CHRONO ODYSSEY』:NPIXEL
『Project BBQ』:NEXON


・バンダイナムコ開発のMMOアクションRPG
・アニメ調グラフィック

バンダイナムコが開発しているMMOアクションRPGで、昨年大ヒットした『原神』に似たグラフィックとプレイフィールであることから、海外からも既に注目を集めている。


Looks Goodなアドベンチャーゲームは至高!

韓国のスタジオ「Neostream」が開発しているアクションアドベンチャーRPG。
超自然的な現象の調査を生業とする大学教授と、教授に仕えるプレイヤーの冒険を描く作品で、巨大な悪を退治し世界を救う物語ではなく、魅力的な世界を旅し、困難を生き延びながら、地平の向こうにある様々な世界を発見する楽しさにフォーカスしたタイトルと伝えられている。
既に5年以上は開発している筈ですが未だに全体像が見えない。ただ、昨年公開されたトレーラーを見れば期待せざるを得ない。


・日本語対応
・美しいピクセルアートによるサイバーパンク世界観の表現が最高峰

SIEや大手海外メディアで何度も取り上げられるくらいには有名な中国産のタイトル。
2Dと3Dを組み合わせた奥行きのあるピクセルアートとサイバーパンク+SCPという世界観が特徴のアクションアドベンチャーゲーム。
主人公Annはその腕を頼りに、不吉な巨大企業、謎の地下組織、形容しがたい怪奇生物でうごめく大都会を一匹狼の如く独りで生きながら、自らに課せられたミッションを遂行していく。
このタイトルも本来なら2019年末くらいにリリースされる筈が2年近くの延期になっているので、やはり開発期間の長期化が目立ちますね。


・日本語対応
・目的に沿って行動というよりも、自由に旅をするコンセプト

このタイトルも延期の常習犯で、当初は2019年リリース予定でした。まぁそれは置いておいて、ゲーム内容は非常に美しい独特なグラフィックデザインを用いた、自由に砂漠を旅するようなゲームで、雰囲気は『STARWARS』の幾つかのシーンを彷彿とさせる。
セーブルと一緒に、大地を滑るように空を走ろう。広大な砂漠を渡り、墜落した宇宙船が散乱する景色を横目に、通過儀礼に臨もう。
長きにわたって忘れ去られた謎を紐解きながら、ある時は途方もない遺跡をよじ登り、そしてまたある時は荒野をさまようノマドたちと出会う。ホバーバイクにまたがって、思うがままに砂漠を旅しよう。
パッと見では性別が判別できませんが、Steamのタグによると女性主人公らしいです。


・日本語非対応
・自転車による旅
三人称視点でロードバイクトリップを行うアドベンチャーナラティブゲームです。田舎から来た女の子の視点で、まだ見ぬ世界を探検しましょう。謎の大災害で世界が一変する前に。
文書、写真、絵画、生活記録。一人ぼっちの自転車旅で、自分だけの思い出や、あなたの周りに広がるあなただけの世界を作りましょう。目指すは、これらの宝物が忘れ去られないよう守ることです。新しくも親近感のある、まだ見ぬ世界の謎は、クエストに沿って進むことで明らかになります。Seasonの世界の謎が隠れた別社会に夢中になるでしょう。これは、20世紀半ば頃の、何の進化も遂げないまま何千年も経過した、超現実的な世界の話です。前の崩壊の原因が何であったのか、次の崩壊は何が原因になるのか、その答えを探しましょう。
トレーラーが発表された時に、絶対面白いだろうなと感じた作品。
現時点では日本語非対応ですが、恐らくテキストベースなゲームではないと思うので、何とかなると思われる。


・日本語対応
・数多のルート
本作はプレイヤーの選択肢がストーリーを大きく左右するアドベンチャーゲームです。
1996年、猛暑の夏。
崩壊の危機に瀕した国から脱出するため、一人の少女が数千キロも離れた山中にある国境を目指していた。
少女は旅の途中で、助けを必要とする人々と出会い、様々な決断を強いられる。その決断が、少女の国境への旅を大きく変化させ、そして幾千もの物語が生み出されていく。
数多あるルートで起きる出会いや出来事を体験するうちにゲームの世界観や情勢が徐々に見えてきて旅の目的すら変化していく。そこに主人公である10代の若者が感じえる様々な葛藤なども描かれる。
非常に多くの分岐がありそうなので、周回プレイ前提かな?。


・日本語非対応 

『The Last of Us』のようなポストアポカリプスな世界でのアクションアドベンチャーゲーム。
「ローグライト」とも書かれているので、繰り返し遊べる要素があるのかもしれません。


シングル向けストラテジーゲームの厳選作

・日本語非対応(ですが、このスタジオの過去作品はSwitchで国内向けリリースされているので、将来的には日本語対応もしくはSwitch展開があるかもしれない)
・ローグライト+オートチェス

リプレイ性重視、シングルプレイ用のローグライトなオートチェス風シミュレーションゲーム。
徐々に難しくなっていくステージをオートチェスのような要領で攻略していく。
どこら辺がオートチェスなのかというと、「キャラクターの配置」・「どのキャラへどんな装備を付けるのか」・「どんなスキルを覚えさせるのか」、他にも幾つかありますが、プレイヤーが行う判断は主にこれらで、戦闘はオートで行われる。
プレイヤーが操作するユニットは最大で49体にもなるので、終盤は時間との勝負になったりするのかもしれない。ということで非常に面白そう。


・日本語対応
・タワーディフェンス系

リアルタイム制ラインディフェンスゲーム。それぞれ独自な特徴を持つ6名の兵士を同時に操作し、大挙して押寄せてくる異生物をすべて駆逐し、ステージを攻略していく。
プレイヤーの移動とスキルの発動は手動、通常攻撃はオートで行われるので、操作感は非常に良さそう。


・日本語対応
・カード要素を用いたタワーディフェンス系
・『カルカソンヌ』+「Slay the Spire」=『ORX』

有名なボードゲーム『カルカソンヌ』のような「領土」を配置するカードによる陣地の戦略性と「建物」カードによる防衛・サポート施設の設置、「戦士」カードによる迎撃によって、敵の襲撃を凌いでステージの攻略を目指す。中心地の城が破壊されたら負け。
コンセプトがしっかりしているし、こういう系は大体人気が出るので期待したい。
・300種類以上のカード - 使えるカードは全て試してみよう、そして新たなカードを解放し、完全無欠のデッキを創り上げよう!
・4つの勢力、おのおの異なるカードセットと戦略を有する。
・ローグライクスタイルの全三幕から成るキャンペーンモード。それぞれに生態系が異なり、昼夜の時の流れ、そして季節の変化も!
・敵は30種類以上、その全てが君の城を滅して燃やし尽くさんと襲いかかってくる!オークは雑兵から精鋭まで様々、手練手管のアビリティを駆使してくる。待ち構えるは怒涛の危機危険!
・上級難易度モードあり。キャンペーンモードを制覇した強者よ、極めた技を抱き、究極の試練にいざ立ち向かえ!


アクション主体ゲームの期待作

・日本語対応、日本語ボイス

本作は、神と人との戦いを描いた2D横スクロールアクションゲーム。 プレイヤーは神殺しの騎士となって「神域」と呼ばれる世界を駆け巡り、6柱の神の打倒を目指す。
キャラクターデザインは、『FGO』などでお馴染み「Namie氏」。


・日本語対応

リリースが間近に迫る『HUMANKIND』を手掛けた、SEGA傘下のスタジオによるローグライトアクションゲーム。
シングルプレイとCo-opが可能なスリーマンセルで行う斜め見下ろし視点のアクションゲームで、モンスターが蔓延る放棄された宇宙ステーションに難破したプレイヤーは、脱出するための方法を探るためにクリスタルを防衛しながら宇宙ステーションの中心部へと探索する事になります。
ローグライトとあるので、宇宙ステーション内部構成やモンスターの配置はプレイ毎に変化すると思われます。



モバイルゲーム

期待しているタイトルは『ウマ娘』を除いて全て中国産タイトルなので、以前に書いたこちらを参照。