Month Topics October(#4)


ピックアップ

早速発表に。ゲーム内容的には何とも言えなところですが、Quantic Dreamが手掛ける対戦ゲームということで期待してもいいのではないでしょうか。
MOBA風ですが、従来のMOBAクローンとも言い切れない独自要素がありそう。

掲示板Redditでは、「他のUniverses Beyondセットと比べても、スパイダーマンセットが嫌われる理由は何だと思いますか?」というスレッドが立ち、プレイヤーたちの不満の声が寄せられています。
もちろん好意的な意見もありますが、それは少数派で、主な不満点は「デッキに入れたくなるようなユニークな能力がない」というカードの持つ性能そのものへの不満と、「舞台が現実のニューヨークであること」の2点に集約されるようです。
個人的には、そこまでの不満はないですが値段が高過ぎて、そもそも買う気になれないというのが最大の問題かもしれない。普通のパックが770円で、豪華パックが4400円ですからね。
ただ、日本よりも海外…特にアメリカからの不満が大きそう。

多くの世代の記憶に残る作品を数多に残した巨匠。ご冥福をお祈りいたします。

来年初頭に行われる台北ゲームショウのインディーゲームアワードのファイナリストが公開された。
非常に熾烈になっている中で、特にゲームデザイン部門のファイナリストが気になった。
最優秀デザイン賞
Brazil・『9 Kings』・Sad Socket
United States・『BALL x PIT』・Kenny Sun
Japan・『MotionRec』・HANDSUM
South Korea・『Telebbit』・IKINAGAMES_Traveler
Serbia・『The King Is Watching』・Hypnohead
China・『Roots Devour』・Rewinding Games
Germany・『Net.Attack()』・ByteRockers’ Games

様々なプレイ体験、しかもミクロで多様なプレイ体験を沢山しているであろう現代ゲーマーを満足させるのは非常に大変で、特に同じIPのナンバリング新作では大きく変化させ難いため、近年でナンバリング新作がズッコケ(全く売れないわけではないが、期待以上には売れない)やすいのもそのせいだろう。
そんな中で本作は現代ゲーマーを満足させ得る要素を十分に持ったタイトルになっているとしている。(停滞している部分はありつつも)

『Megabonk』は革新さでは目新しさはないが、あれだけの中毒性を生み出すデザインに成功したという意味ではGOTYレベルではあるね。売上本数的にも100万本を超えている。

この成功率の低いジャンルに挑戦する新作がまた1つ。ただ、スクリーンショットから感じさせるクオリティの高さは本物で、なかなかの注目作になるのかも。

申し訳ないですが、長文過ぎて読んでいませんが、長文レビューの末に★3。
でも言いたいことは分かるような気がするね、粗削りな部分が結構あるし、単調な部分があるのも否めないけど、新たなポケモンバトルの挑戦としての面白さもある。

FFシリーズ自体がスマホゲームのようなカジュアル寄りのF2Pゲームとミスマッチに感じられる可能性が高いという問題があると思う。本家ディシディアは対戦に振り切った&FFのアクション対戦という目新しさでヒットしたのであって。

毎年思うことですが、「延期するタイトルが多過ぎて、翌年の”群雄割拠”感がヤバい」という気配がひしひしと。






Steam通

かわいくて居心地の良い管理ゲームである『ChloroLink』では、生命の植物である「Lux」が根を織り広げて魅力的な植物をつなぎながら導きます。各植物の成長パターンを利用して探索し、植物間のつながりを強化し、穏やかな課題を克服し、「Lux」が世界を生き返らせるのを手伝ってください!

君は墓地を相続したのです、主権者。しかし、あなたの兵站スキル、外交、戦争技術によって、スペースヴァンパイアの時代はあなたの壮大な旗の下で再び台頭するでしょう。
スペースオペラ+ヴァンパイアはあまり記憶にない組み合わせですが面白そう。

混沌とした部族戦争を描いたローグライクアクション戦略。部族の首長として命令を吠えながら、軍隊と一緒に戦いましょう。実行するたびに、新しいチャンピオンをドラフトし、アーティファクトやアップグレードを試し、毎回異なるプレイで変化するマップを征服します。

迷路構築、ローグライク、タワーディフェンスは、ソロまたは協力プレイで素晴らしい体験になるようにゼロから設計されています。アイルランド神話にインスパイアされた各キャンペーンはユニークで、組み合わせるアップグレードの無限の組み合わせがあり、各戦闘は克服すべきユニークでランダムな戦術的課題に満ちています。

アクション満載のリアルタイム戦術戦闘シミュレーターである SALVO で映画のような宇宙戦争を体験してください。旗艦を指揮し、戦争で荒廃した太陽系で激しい戦いに参加してください。ストーリー主導のキャンペーンをプレイしたり、危険なフロンティアを越えて自分の運命を切り開いたりしてください。

ラウンド終了時にタイルを多く支配している側がダメージを与える、テリトリーコントロール型のローグライクデッキビルダーゲーム。地面を奪い、構造物を配置し、コアを守り、カードの形状、派閥、レリックで新たなビルドをアンロックします。

『EXODUS™』は、トラベラーとなってCelestialに立ち向かい、人類の存亡をめぐる戦いを導く、SF系アクションアドベンチャーRPG。4万年後の未来における人類の進化を目撃し、尋常ならざる星々を探検し、時間そのものと対峙して、世代を超える運命を切り拓け。
MTGでお馴染み「Wizards of the Coast」のゲーム部門パブリッシング事業第1弾。発表されたのは1年以上前ですが、ようやくSteamページが公開されたことで、開発が進んできたことを意味する。

Retromine は、非常に満足のいくタフなデッキ構築ローグライクです。洞窟を掘り下げ、資源を採掘し、洞窟が崩壊する前に脱出しましょう!鉱石を使って新しいカードを購入し、デッキをアップグレードし、世界の底に向かう途中で強力なコンボを発見してください。掘って、死んで、学んで、繰り返し!

パズルゲームと成長物語は、アントニオが夏休みのために荷物をまとめるときに毎年同じ日に語られます。貧困と重労働の時代に、この夢を追いかける物語が解き明かされるように、困難な荷造りパズルを克服してください。

パズル要素を備えたタイルプレーサーローグライク。このダークな戦略ゲームでボードを構築し、自分自身に力を与え、モンスターを倒しましょう。さまざまな難解なスキルや謎めいたアーティファクトを発見してボードをコントロールし、深淵をさらに深く掘り下げましょう。

黙示録的な未来で目覚めた彼は、出口を探しますが、未知の力の守護者と対峙することで、自分の使命の背後にある真実を明らかにします。

ゲームデザインの深さだよね。一見すると目新しさは薄い筈だけど、もっと細かい部分でゲーマーを唸らせる部分があれば話題になる。ただ、遊んでもらうにはこれくらいしっかりとしたビジュアルが必要になる。





これキャラクターとシステムを増やし続けたら、相当長くアップデートして遊べそう。デザインの勝利。





Steam Nextフェス:10月エディション

日本時間では21日まで。流石4Gamerさんという二ッチ寄りながら、将来ワンチャンヒットしそうなセレクション。


ゴシック調のローグライクな店番ゲーム。骨董品を売ったり、タロットを読んだり、在庫を管理したりして、押しつぶされそうな家賃の値上げを乗り越えましょう。奇妙な客が欲しがる遺物とマッチさせ、強力なカードをアンロックし、一度にひとつの取引で借金から抜け出すためにギャンブルをしましょう。

『Archon Soul』は 2D ローグライク サイコロ ビルダーで、交換可能な顔、ルーン、ユニークな効果を持つ体を使用して強力なサイコロを作成します。呪文をドラフトし、強力な相乗効果を作り、手強い敵を倒し、アルコンの宮殿を征服します。





ゲームメディアにPR記事作成を依頼するデベロッパー/パブリッシャーが増えてきている印象がありますね。




このスタジオが買収されていなかったら『リトルナイトメア3』も継続して開発してくれていたのかね。恐らく『リトルナイトメア3』の開発が立ち上がる頃には買収されるかもという情報があったのだろうね。







ゲーム話題 / ゲームレポート(主にゲームメディア)

”チェックポイントはディレクターの「繰り返しの美学」が反映される”
ディレクターさんは、ゲームプレイのベースには『ロックマン』シリーズがあり、探索については『リンクの冒険』や『ファザナドゥ』から影響を受けているとしている。

過去2年以上にわたるすべてのSteamタイトルも加えて、2万5000件以上のウィッシュリスト登録数をもつゲームに絞り、マクロ分析をおこなった。
2024年9月から2025年9月までの期間における初週売上を集計し、そのうちコンバージョン率が高いゲームから抜粋したトップ20をリストアップ。すると上位に並んだのは、今やSteamの定番となった協力山登りゲーム『PEAK』や、マイクで魔法詠唱する対戦ゲーム『Mage Arena』、そして物理演算ホラー『R.E.P.O.』といったタイトルだ。これらはいずれも、インフルエンサーやユーザー間で爆発的なバイラルとなった作品で、オンラインでの協力プレイに対応した作品は高いコンバージョン率を誇るといった傾向も見受けられる。
また上位に並んでいる作品の中には、「購入者のウィッシュリストに登録されない傾向の作品」も含まれているという。たとえば『NBA 2K26』や『EA Sports FC 25』などのスポーツゲームは、売上の規模と反してウィッシュリスト登録数が少なく、その分だけ高いコンバージョン率が現れているようだ。逆に、ウィッシュリスト登録数をたくさん集めて、それを1から3倍程度の高い割合で売上につなげた「すごくうまくいった作品」もランキング外にはたくさん存在しており、今回の分析ではそうした作品については考慮していないそうだ。

分析として、“続編”はコンバージョン率が低くなりがちであるという見解を述べている。これは、人々の期待の高さに加えて、続編発売のタイミングで前作が大幅な割引価格で販売されることが多いのも原因だという。また作家性の強いインディー作品、いわゆる「boutique indie」もコンバージョン率が優れない可能性があり、「面白そう」だとしてウィッシュリストに入れられるものの、購入にまでは至らないといったケースも考えられるそうだ。
ちなみに、今回分析したデータにおいて、コンバージョン率の中央値は0.15倍となり、これはGameDiscoverCoが予想していた値よりもかなり高かったとのこと。どのようなゲームがコンバージョン率を押し上げているのか探る過程で、コンバージョン率の高いユーザーについて分析したところ、成人向けゲームが多く含まれていることが判明したそうだ。成人向けゲームを好むユーザーは“ハードコア”で特にコンバージョン率が高く、またユーザー全体をみた際にはニッチなジャンルであるため、Steamではそんな成人向けゲームは外れ値として見なせてしまうほどとのこと。










値段に文句言うのはアレですけど、リメイク作品に9680円は高過ぎるって。『FF7リメイク』のような超大作は別としても。




Owlcat は、Midwest Games、Fireshine Games、Gaijin Entertainment、11 Bit Studios と協力して、GameDev Learning Drop を開始しました。

UIデザイン・グラフィックデザインの良さとシナジー感が抜群ですね。
何て言うか…「この感じ(グラフィックやゲーム内容)が今の流行りだよね」っていうようなゲーム内容になっている。

Rare社の長期開発タイトル『Everwild』のキャンセルが決まったその後に開発内部のスクリーンショットがリークした。個人的に結構期待していたタイトルだったので、発売して欲しかったですね。

やはりバトロワをやるならシューター以上の適正ジャンルはないのではないかなぁ。シューター以外だとしても『LOL』ライクはそこまで受けなかったかなぁ。




BCN Game Fest 2025+Thailand Game Show 2025













新作 / 続報



前に紹介した時と比べてグラフィックが良くなって、目を惹くレトロテイストに仕上がっていますね。

面白そう。ですが、ここまでレトロテイストだと少しやり過ぎかもしれない。




雑多な話題 / 気になった記事 / ブログポスト

簡単な言い方するなら”ゴミのような時代”。

急に野球の話題なのですが、客観的に判断して受け入れている今永投手が凄いなと。


MTGの生みの親であるリチャード・ガーフィールド氏による「ゲームデザインの基本を疑え」という記事。一般に避けるべきとされるデザインの良い面を語る内容のようです。

いいですね。

※ネタばれあり。
読解力が凄くて、一番腑に落ちる考察が多い。昔の価値観を理解出来ないと、イマイチだと感じる人も多そう。
Steamの評価がやや好評(ギリギリ)なように、ゲームとして(面白さ)、サイレントヒルとして(サイレントヒルである必要性)、と考えると総合的には微妙という評価に落ち着くのかなと。
ただ、このSNS時代にサイレントヒルのスピンオフとして確実にヒットさせるための気概を感じるなと思いましたし、近年で大きな失敗をしないKONAMIさんの企画力の高さも伺える。





映画 / 映像系話題


こんな掘り起こし祭りになるとは数年前では思っていなかったよね。

『死霊館』で知られるスタジオの新作ホラー。また、ワーナー・ブラザース ジャパン配給による最後の洋画作品となる。

これは嬉しい。シーズン3までは毎年配信されるとのこと。評価が更に上がればそれ以上のシーズン作成もあり得そう。

そういえば、そんな記憶があったなぁと。これで明確になった。






テック / サイエンス / 社会







本の話題 / 【気になる新刊】




気になる新刊 10/14~19
次男を喪い砂漠のように乾ききった著者の心を救ったのは、一冊の絵本だった。それをきっかけに、著者は大人にとっての絵本の意味を見出す。著者自身の絵本との不思議な出会いから、大人にとって癒しとなる絵本の効果、子どもの心を育てる絵本の読み聞かせの効果などを、多くのエピソードをまじえて語る。

近年、スポーツは賭けと一体化することで、経済規模を飛躍的に拡大させている。スポーツ過疎地帯だったラスベガスにはいまや米4大スポーツが集積しつつあり、F1レースも毎年開催されている。こうした趨勢は、「賭博罪」によって公営ギャンブル以外の賭博を禁じている日本も無縁ではいられない。2030年に大阪IRの開業を見込む日本は今、どうするべきなのか。世界の現状とこれからの課題を報告する。

私たちの周りには確率の言葉があふれており、自然と社会の多くの問題がこの言葉で語られる。私が結婚できる確率は? ギャンブルで勝つ方法は? ツキは存在するのか?――日常に潜むさまざまな確率の問いはどれも興味深く、それと同時に悩ましい。いまだ新しく十分に理解されていない確率という概念の意味と考え方を探究する。

戦いは終わらない。あの名作が語りかけてくる限り。
国民的パソコンとしてビジネスからホビーまで絶大な人気を誇ったPC-9801が令和の世に甦る!
80年代から90年代にかけて発売された名作シミュレーションゲーム100本以上を、豊富な賀宴写真と共に解説していきます。
『三国志』『信長の野望』『天下統一』『プリンセスメーカー』といった人気シリーズの元祖から歴史を振り返る。
少ないメモリの中に刻み込まれた開発者の周年と努力が奇跡を呼び起こす。
SLGマニアのみならず、レトロゲームに関わる人全てにオススメの一冊です!

「多様な生きものたちとの調和」でおいしいお米を作る農家にひかれ、無肥料・無農薬で米作りを始めた著者。田植え、除草等の農作業と並行して、タニシがいる・いないでイネの育ち方は違うのか、除草の適正回数は?と観察と研究も進め、持続可能な農業のあり方を追求する。「挑戦する田んぼ」から農業と地球の未来を考える。

吸血ヒルの襲撃、飛行機の墜落、砂漠の熱波、そして原因不明の高熱。
未知のチョウを探し求めてどこまでも…
超破天荒!!な探検記

生物は進化の歴史のなかで5度の大量絶滅を経験してきた。そして私たちは現在、第6の大量絶滅のただなかにいる。本書ではドードーの絶滅、化石の研究やダーウィンの進化論、化石記録の空白による大量絶滅の発見など、具体例を通して人類が「絶滅」をどのように発見し、理解を深めてきたか、科学の歴史を紐解きながら解説する。過去の絶滅から学び、その知識を地球の現在と未来のためにどう生かすか、今から考えるヒントになる書。

脳と腸は互いに影響し合っており、これを「脳腸相関」と呼ぶ。脳と腸をつなぐ経路には「神経系」「内分泌(ホルモン)系」「免疫系」があり、近年では「腸内細菌叢(腸内フローラ)」が深く関わることもわかってきた。これにより、胃腸のストレス関連不調に「認知行動療法」という新たな心理療法の道が開かれつつある。その研究者である消化器病専門医が、脳腸のしくみや過敏性腸症候群、糖尿病、肥満症、アレルギー、さらにはうつ病やアルツハイマー病との関係などについて最新の知見を示しながら、日常に役立つセルフケア法をわかりやすく伝える。

囲碁界は今、AIの台頭によって劇的な変化を遂げている。従来の常識が次々と塗り替えられる中、著者はAIの知見を受け入れつつも、自らの感覚を信じて「人間としての最善手」を模索してきた。その姿勢こそが、本書のタイトルに込められた意味であり、現代の棋士が直面する新たな挑戦でもある。
勝負とは、ただ技術を競う場ではなく、自分自身と向き合い続ける場でもある。挫折と成長を繰り返しながら築き上げた信念が、一手に表れる――本書には、その覚悟と進化の過程が余すところなく記されている。囲碁ファンのみならず、AI時代における人間の可能性を考える全ての読者にとって、深い示唆を与える一冊である。

有吉弘行の頭にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き綴ったメモの数々。「有吉メモ」は、そんな有吉氏のメモとともに、あなた自身のメモも書き綴れるオリジナルメモ帳です。日記のように毎日使うもよし、何か気づいたときに書き留めるために使うもよし。「バイデン昭和17年生まれ午年」「みんなが褒めてくれない仕事にこそ価値がある」など、有吉氏が日々書き留めたメモは果たして含蓄ある金言か、便所の落書きか――。有吉氏のメモだけでも読む価値ありですが、ぜひ自分だけのオリジナルの1冊を作り上げていただきたいです。

『アメリカの鱒釣り』などでアメリカ、そして日本でも一世を風靡した作家リチャード・ブローティガン。「亡霊」となった少年時代、カリフォルニアへの旅立ち、作家としての成功と苦悩、日本での友情と孤独、ピストル自殺……翻訳者にして友人であった著者が、作家との思い出、家族・友人へのインタビュー、作品のすぐれた読解をもとに、その人生と文学をたどる。

自由はちゃんと存在する。でもそれは、生物としての進化の過程で生まれてきたものだ──。人間の本質は〈魂〉にあるとする伝統的な発想が、説得力の弱いものになった現代。世界は決定論的に定まっているものではないのか、生物の行為は遺伝子やミームに操られているだけなのではないか等々、新たな反対意見を丁寧に検証しつつ、徹底した自然主義の立場から、自由意志の存在を導き出す。心の哲学の隆盛のなかにあってマイルストーンともなった一冊を、明快な訳者解説とともに文庫化。

異なる生物とどのようにうまく共生してゆくかは、生きてゆくうえで重要な課題です。しかし、ダニは、こんなふうに生きている気がします。「思い悩んで時間を無駄にしたりはしない、日々を生きる。すべては進化が解決してくれるから」。ダニは決してひっそり、静かに暮らしているだけではなく、異なる生物と白黒つけずに、ドライに共に生きています。本書では、そんなダニのしたたかな共生戦略を見ていきます。

シカ、クマ、イノシシなどが、かつて絶滅が心配されていたことをご存じだろうか。エゾシカは「幻の動物」と言われ、ヒグマも地域個体群が絶滅に追い込まれようとしていた。それが今、郊外ではシカの飛び出しに注意し、森に入るときにはクマ鈴が欠かせない。
動物たちはなぜ絶滅しそうになったり、「増え過ぎ」たりするのだろうか。人間と野生動物の関わり合いの歴史を背景に、個体群生態学の基本的な考え方や発展の過程を見ていく。


競馬
凄いね。孝行話を聞くたびに自分は何も孝行出来ていないゴミ野郎だなと感じてしまうよ。