7/1-7/7で出版される本、約1450冊から個人的に気になった本を7冊紹介します。
ここまで続けてくると同じような内容を扱う本が増えてきて、気になる本もどんどん減ってきた。
数多ある同類の本の中から最も良い本を選ぶのは至難の業で、出来るのなら立ち読みをじっくりして選んだ方が良い。
※ちょっと追記しました。
音楽家&批評家の最強コンビが10年ぶりに帰ってきた。激動の〈ローリング・トゥウェンティーズ〉を生き延びろ! 『憂鬱と官能を教えた学校』『東京大学のアルバート・アイラー』以来、音楽と文化を語らせて他の追随を許さない最強コンビによる最新作がついに登場。 坂本龍一の死、「夢グループ」化するミュージシャンたち、偉大なるジャッキー・チェン、コロナ禍の日々、現代批評家番付……「音楽」「映画」「社会/思想」「文芸」「サブカルチャー」各ジャンルを、縦横無尽に斬りまくる。過激でゆかいな〈シン・教養読本〉。
『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』、そして『悪は存在しない』へ。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭を制覇し、米国アカデミー賞国際長編映画賞にも輝いた、世界が注目する映画監督・濱口竜介による映画論を、全2冊に集成。2巻目は「映画批評」篇として、映画をつくりながら折々に発表してきた作品レビューや映画をめぐる論考・エッセーにくわえ、日本語未発表原稿や書き下ろし2篇(7万字に及ぶブレッソン『シネマトグラフ覚書』論ほか)も収録。
先端技術を敬遠する母と反発する娘を描く「2042」、恋する相手のデータを収集する女性の行き過ぎた愛情の行方を語る「USBメモリの恋人」、逃げた介護ロボットの真相を痛切に描く「小雅」など、台湾の実力派作家たちの選りすぐりの傑作SF8篇を収録
安倍元首相銃撃犯・山上徹也の深層、「推し」に裏切られた弱者男性、インセル、陰謀論者、負け組、オタクたちの実存の行方、ニセ情報の脅威、倍速で煽られる憎悪……。揺らぐ民主主義と自由。加速するテクノロジー、そこに希望はあるのか!ネットネイティブ世代の著者が徹底検証。
あなたは16年後の自分を想像できますか? あなたが今40歳なら、56歳。定年退職が見えてくる時期です。定年後、人生の節目を迎えてなお社会や家族から見放されないためには、過去の出来事から未来を予測し今から準備をする必要があります。とはいえ未来を考えると、暗い将来ばかりを思い描いてしまいがちです。たとえば円安がさらに進み、自分の収入だけでは生活できない経済状況になってしまわないか?大地震や富士山の噴火など未曾有の災害に襲われないか……などなど。不安というものは、いったん考え始めると次から次へと出てきて、思考が不安に支配されてしまいます。私はそうならないために、未来をなるべく楽観的に考えることを心掛けています。ですので、本書では明るい未来と暗い未来の両方を想像しています。あなたの未来が暗くならないために、今からどう行動していけばいいのか? 本書をそのきっかけにしてもらいたいと思います。ーー池上彰
平安京が変えた神々の世界平安京は794(延暦13)年の誕生以来、1869(明治2)年まで都であり続けた。日本の都のなかで最長であり、日本史に大きな影響を与えた。日本人の信仰にも大きな影響をおよぼし、神社の姿は変容・発展した。本書では、前作『最強神社と太古の神々』と同様に、『古事記』『日本書紀』に登場する神々を祀る神社を「最強神社」と定義し、京都に鎮座する12社を取り上げる。具体的には、平安京以前の神社の姿、桓武天皇と渡来人、最強神社の政治力・経済力、藤原氏の謎、菅原道真と怨霊信仰など。最強神社12社・注目神社19社のリストとマップも付属。これまでとは異なる京都を、神社を知ることができる1冊。
知能は人間の独占物ではない。自動運転車もチンパンジーもタコも木も菌類も独自のあり方で知的といえるが、それらが体感する「世界」とはいかなるものか? AIと認知科学を学んだアーティスト/ジャーナリストが示す自然・テクノロジー・人類の新たな生態学(エコロジー)
6/24-6/30で出版される本、約1650冊から個人的に気になった本を約40冊くらい紹介します。
今回から「目次から面白そう」と判断した本については目次も紹介しています。
◆ビジネス・政治・経済・社会
台頭した中国はどのように影響力(パワー)を行使しているのか、インド太平洋の国や地域はどのように認識し、対応しているのか――。現地調査の結果なども踏まえて、影響力拡大をめぐる地域内の葛藤を分析。インド太平洋地域に対する中国の政治的影響力は、冷戦期においては限定的であった。しかし改革開放以後、経済的影響力が急速に拡大し周辺諸国に深く浸透したが、問題はそれが政治的影響力に転嫁するかである。その解明には受け手側の地域研究が必須である。本書は、受け手側であるインド太平洋の地域と国家が、中国からの影響を具体的にどのように受容し、思考し、対応しているのかを分析することで、中国の影響力(パワー)の実像に迫る。
脳が変われば、人生が変わる。あなたの未来が激変する、科学的エビデンスに基づいた驚異の思考メソッド!最新研究が明らかにする「脳の期待効果」によって、仕事や学習のパフォーマンス、心と体の健康、さらには寿命までもが、左右されるとしたら──各界が絶賛したベストセラー!
「政治に関心がない」とされがちな若者の第一世代。本当に彼らは政治や社会運動に関心がなかったのか? そして、なぜ現在に至るまで非政治的だとみなされてしまったのか? 糸井重里、橋本治、YMOなどが登場した伝説的サブカルチャー雑誌、『ビックリハウス』(1975―1985)から実証的に「若者」たちの心の内を明らかにする。各メディアで活躍する社会学の新鋭が「若者の政治離れ」の源流に迫る渾身の一冊。
「生きぬくために“買う”から“つくる”へ」全国各地で「自給農」を伝えている無肥料栽培家が満を持して書き下ろした、これから役立つしい生き方論。少子高齢化や自給率、労働力の低下などが取り上げられるこの国の未来に一石を投じるような話題作です。
イノベーションが生まれない、事業変革ができない、利益率が低下し続けている──。事業最適化がもたらす組織の断片化により、必要な変化が滞るという企業変革のジレンマを、私たちはどうすれば克服できるだろうか。デビュー作『他者と働く』で異例の大反響を呼んだ注目の経営学者が、〈構造的無能化〉という独自のキーワードをもとに、今、多くの企業が直面する複雑な問題のメカニズムを丁寧に解き明かし、状況打開への道筋を示す、まったく新しい企業変革論。
「説明が長い」「何を言っているのかわからない」「伝えたいことが今一つ伝わらない」といった悩みを持つビジネスパーソンに向けて、わかりやすく伝わりやすくなる簡潔化、箇条書き、結論ありきなど説明の技術を100の法則にまとめ、解説していきます。
歴史、宗教、ジェンダー、石油経済、ビジネス、紛争、難民――中東のダイナミズムを、16の論点から解き明かす。最新の研究に基づく必読の入門書。ニュースで一言二言の「解説」として扱われる情報については、手元にたくさんある。しかし、人々がどのように社会生活を送っているのか、どのように経済活動を営んでいるのか、あまり関心を持とうとしない。つまり、人々が私たちと同じように考え、感じ、集まり、交換するという当たり前の中東の姿を抜きにして、一足飛びに中東の政治現象を論評しようとする。せっかく「学ぶ」機会を得ようとしているのだから、ここは腰を据えてじっくりと中東と向き合ってみてはどうだろうか。
オックスフォード大学、北京大学、Google社……最新研究で証明された幸せになるための小さな習慣。近年、あまり研究が進んでいなかった「脳の部位」に、人が豊かで幸せに生きられるかどうかが大きく関わっていることがわかってきました。そのひとつが「島皮質」と呼ばれる部位です。この本でお伝えするのは、島皮質を鍛えるような脳の使い方、ひいては脳全体をバランスよく協調的に働かせるような使い方です。
2024年3月4日、日経平均が史上初めて4万円を突破。その背景には旺盛な海外投資家の買いがあった。歴史的な円安のなか、日本企業の確実な成長が見込めると同時に、不安視された「賃上げ」も順調に進み、日本企業の「安定性・将来性」が世界に認知されることになった。また、日本の治安への安心感、そして米中対立が続くなかでの「中国パッシング」など、日本に注目が集まる要素がそろっている。これに加えて、これからは日本人の投資も確実に増えていく。NISA市場が本格的に動き出せば、4万円の株価は単なる通過点に過ぎない。マーケット取材30年超の日経記者が書き下ろす、日本の強みとは。
「少し問題あり」の人材が、仕事ができる!は本当だった。6.6万人超のデータが浮き彫りにした、高業績人財たちに秘められたパワーの源泉。本書は、高業績人財と反社会性の関係性の理解に基づく人材育成・人事施策への活用の可能性を説くもの。誰もが持ちうる反社会性と向社会性の両面のうち、向社会的に働くものを「ダーク・パワー」と定義し、その根幹をなし人間に存在する強いエネルギーを持つ力であるダーク・トライアドについて、いかにすれば向社会性への行動変換をもたらし、強力なプラスのエネルギーとして発現する高業績人財、次世代リーダーに変えていくことができるか、科学的人材育成の基礎概念と実践手法を、企業事例も紹介しながら解説する。
本書は、コミュニケーションの方法論的・技術論的ノウハウについて示すのではなく、かつ、これまでなされてきた細かい定義について検討するのでもなく、人との間の社会的相互作用をコミュニケーションととらえ、それがどのように行われているのかについて考察する。
猫と人との関係が最も深まったのが現代。なぜ猫は可愛いのか、「猫島」とは何かなど、五つの視点から分析。「猫と人間の未来」のための全く新しい学問の誕生!
物価はあがる一方なのに、給料はたいしてふえないこの時代。安心して暮らしていくためには、お金は「眠らせておく(貯金)」のではなく、「働かせる(投資)」必要があります。株は決して怖いものではありません。株は投資であって、ギャンブルとは違います。ただし、いっとき流行った「億り人」を目指すことはよしましょう。株式投資や仮想通貨などのトレードで金融資産1億円を達成するためには、大きなリスクを伴います。素人や初心者が、短期間で儲けようとしたところで、成功する可能性はかなり低く、失敗すると大きなダメージをこうむることになります。そんなイチかバチかの冒険をするのではなく、銀行に預ける感覚で、着実に利益を積み重ねていくこともできるのです。しかも相場を四六時中ハラハラと気にしなくてよい、ほっといてOKな「お金の増やし方」を紹介します。
73の「伝え方の型」を徹底的に見える化!「言いたいことが、うまく伝わらない」「なぜあの人は、私の言うことで動いてくれないのか」「自分の言葉はスルーされてしまう」本書はそんな「伝え方」に悩む人のために、73 個の伝え方の「型」を図解したものです。「あなたが今言いたいこと」を「ビジュアル化された型」にパっと当てはめるだけで、「効果的な言い方」に変換される。そうして「得たい結果」を勝ち取る。目的別の構成になっていますので、「あなたが今、どんな結果を得たいのか」、その目的に応じた型のページを開いて、すぐに使うことができます。
◆エッセイ系・紀行・旅行記・評伝・批評・評論
あるときはナイトマーケットをさまよう。あるときは香港トレンドをつかむ定点観測。はたまた、海上で風に吹かれ。点心を食べ、トラム移動。ギャラリー散策。弾丸マカオ。香港島から九龍半島、新界エリアはランタオ島の端っこまで。ユーモアあふれるライトな筆致で綴った香港の旅歩きは、ただただ続いていくばかり。「その街は、香港と背中合わせにあるあなただけの香港」気づけば香港迷、セサミスペースMの初エッセイ集!
日々の雑感、考察、失敗談から、亡くなられたあの方への追悼文まで…。読む愉しみ、知る悦び。珠玉の随筆の数々をあなたに。2023年に新聞・雑誌等の媒体に発表された中から選りすぐった、ベスト・アンソロジーです。
本書は、米国シカゴ在住半世紀以上になる一人の科学者が、家族とともに訪れた世界各地の魅力を、多数の写真を交えて読者に親しみやすい語り口で紹介するものです。ペルーのインカ帝国の遺跡、中国の万里の長城、タヒチのサンゴ礁、南アフリカの自然動物地域、ヨーロッパ諸国の歴史と街並み、そしてその土地でしか味わえない食べ物など、世界は美と驚きに満ちていることを思い出させてくれます。本書は単なる旅行記ではなく、科学者としての視点から世界を探求し、多様な文化や自然環境に対する深い理解を促すものです。筆者のグローバルな生き方と世界の多様性に向き合う姿勢が、現代の閉塞感漂う社会に新たな視点を提供します。
イラストレーター・いとうみゆきが、台湾一周の旅をメインに、車中泊の旅(四国一周)や普段の生活などをイラスト、漫画、文章で綴ります。いわばファン待望の作品集!
2005年の4月から2006年の4月まで、毎日新聞に掲載された伝説の連載の単行本化! 文学者や政治家などの日記からある一日を引用し、当時の社会状況や時代など「大きな歴史」では描かれることのない真実を解き明かす。毎回の文章は、原稿用紙三枚、たった一二〇〇字程度。しかし、その中に驚くほどの教養が詰め込まれている。これぞ坪内祐三、これが坪内祐三だと感動を覚える評論エッセイ。
「紅麹コレステヘルプ」の健康被害が報道された。コレステロール値を下げないと、動脈硬化、脳卒中を招くと医者に脅かされる患者も多いが、正常値まで下げることで本当に健康になれるのだろうか? 本書ではコレステロール値は高めのほうが、元気で長生きし、健康寿命も伸びるという驚きのデータが明らかにされる。「コレステロールが十分にあると血管が丈夫になる」「コレステロールを下げるとがんやうつになりやすい」「悪玉コレステロールは〝悪玉〟じゃない」。人生中盤から楽しく健やかに生きるために必読の一冊。
2024年は34年ぶりに1ドル=160円台まで円安が急進。「このまま円安が続くのか?」と不安になっている人も多いだろう。また新NISAを機に海外の投資信託を買い始めた人にとっては、為替は大きな関心事となっているはず。そこで本書では経済アナリストの著者が、為替に興味をもった人のさまざまな疑問に、会話形式でわかりやすく解説。為替に影響を与える金利や経済の仕組みが理解できるだけでなく、なぜ為替が予想と逆の動きをするのか、短期・中期・長期的にはどう動くかなどの“相場感”まで身につく!
あの人より、上か、下か―「差別や格差を無くして、様々な違いを持つ人々が全て横並びで生きていきましょう」となった昨今、表面上は序列、区別、差別は消えたものの、姿を変えた「凸凹」は、いまだ世の中のあちこちに。『負け犬の遠吠え』『下に見る人』『男尊女子』『家族終了』など、時代を切り取る名著の書き手が、日本人の根深い階級意識をあぶり出す。以下、「上に見たり、下に見たり」を考察する21章タイトル。・男高女低神話のゆらぎ・五十代からの「楢山」探し・まぶた差別と日韓問題・“親ガチャ”と“子ガチャ”・東大礼賛と低学歴信仰・『ドラえもん』が表す子供社会格差・「有名になる」価値の今昔事情・「ひとり」でいることの権利とリスク・おたくが先達、“好く力”格差・バカ差別が許される理由・ミヤコとアズマ、永遠のすれ違い・「かっこいい」、「ダサい」、「センスいい」・超高齢化社会のおばあさん格差・姫になりたい女の子と、姫として生まれた女の子・デジタル下層民として生きる・男性アイドルは無常の風の中に・世代で異なる、斜陽日本の眺め方・反ルッキズム時代の容姿磨き・モテなくていいけど、出会いたい・稼ぐ女と、使う女・遅ればせながらの金融教育「人が二人いればすぐに上下をつけたくなる人間という生き物は今、もしかしたら本能なのかもしれないその「上下差をつけたい」という欲望を内に秘めつつ、「違いを認め合い、すべての人が横並びで生きる」という難題に挑もうとしています。実は革命以上の困難を伴うものなのかもしれないその挑戦は、これからどうなっていくのか。我々の生活の中に潜む階級の数々を見つめつつ、考えていきたいと思います」
『具体と抽象』から10年。満を持して、シリーズ第4弾刊行!「ある型」の思考回路は、「あるもの」に目を向ける。「ない型」の思考回路は、「ないもの」も視野に入れる。その両者の圧倒的ギャップが世の中を動かしている。そのメカニズムとは?私たちの「ものの見方」には、突き詰めれば大きく二つのタイプ、すなわち「ある型」思考と「ない型」思考がある。この両者間の「ギャップや認知の歪み」が世界を動かしている……と著者は説きます。本書では、「世の中そう簡単に二択で表現できるものではない」という疑問にも丁寧に答えながら、「二つの思考回路」が織りなすギャップや衝突のメカニズムをひも解きます。そこからは、私たちが世の中の事象に対して抱くモヤモヤ感を晴らすヒントが見えてきます。
大人気YouTube企画「天下一無職会」が、まさかの書籍化!無職≠悪! 無職が日本経済を変える!?「本当の勝ち組になるチャンス」「行動力ある無職最強説」「バカ当たりコンテンツは暇人の博打から」等々、読めば人生激変間違いなし。ひろゆき・ひげおやじが語り尽くす、目から鱗の仰天無職エピソード集!
不安定な時代に信じられるのは「自分だけのセンス」センスという、感覚的であり、つい惹かれてしまう言葉。いったいセンスってなんなのか……?本書では50種類の仕事、約50カ国を旅してきたなかで著者が「センスいいな」と思った魅力的な人のこと、感性を磨くためにやってきたことから、センスについて考えていきます。日々の生活でマネすることのできること満載なので、1日1個からでも習慣にしてみてください。今までにない不安や悩みを抱えながらも、しあわせに生きていくために。これからの時代に必要になるのが、自分だけのセンスなのかもしれません。
◆ネイチャー・研究系
カビ・キノコ・酵母・地衣類…ちっぽけで地味なのに、地球や文明を動かすほど強力な生き物!・キノコを栽培して食料にするアリがいる・世界一大きな生物は菌類(フットボールコート1665面分に広がる菌糸)・森の木々はキノコの菌糸を通して会話している・菌類は植物にとっての「腸内細菌」で、農業にも重要・たった1種類のカビが原因で北米の栗は絶滅した・ビール酵母とパン酵母は「家畜」になった菌類菌類の分類から、植物や昆虫との共生、農業や発酵など人類との関わり、病原体としての脅威、新素材や新食品開発などの菌類テクノロジーまで、キノコ・カビ・酵母のあらゆるトピック総まくり。面白雑学満載で楽しく読めてためになる、ありそうでなかった一般向けの「菌類入門書」!
この手の本が好物なんですよね。植物や菌類が好きなのもある。
世界のどこを見ても普遍的、かつ太古から存在している「アート」。このことを生物学的に考えたとき、人はそれを生み出す本能をあらかじめ持ち、進化してきたといえるのだろうか?脳科学、神経科学、進化心理学などの見地からこの疑問に取り組み、、顔、体、数式、食事、貨幣、そして芸術の「美」を考察。人が生きるうえで「美」がどのような役割を果たし、人がアートを愛するに至るのかを明らかにする、画期的書籍!
思い込みをくつがえす「サイズ」の科学「大きさ」について私たちは何を知っているだろうか――。たとえば、人間の身体の大きさで決まってくるものは何か? 極端に大きなものや小さなものはどんな感情を引き起こすか? 全体のサイズと部分のサイズは比例するか? 黄金比は存在するか? 正規分布とは何か? 生物学や経済学、心理学などの知見を駆使して「大きさ」を考える新感覚の教養書。 「人々がスター・ウォーズの新作を待ち望むように、私はシュミルの新作を待つ」とビル・ゲイツに言わしめる現代の "知の巨人" によるこの一冊を読めば、この世界を違った見方で捉えられるようになる!
膝の上で眠る小さな存在が「大きな幸せ」をくれる。そばにいるだけでポジティブになり、幸福感が高まる。よく眠れるし、ストレスも減る。喉で鳴らすゴロゴロは人間の心拍数と血圧を下げ、痛みを緩和し、治癒力も高める。猫好きなら薄々感じたことのある不思議な力は本当だった! 人間との長い歴史や各地に伝わる伝説、互いの絆が深まる方法も解き明かす、にゃんこ本の決定版。
虫そのものの美しさや種類を網羅した図鑑、昆虫採集の案内本などはあるが、具体的な虫捕りの場所と、そこにする多様な虫たちを紹介する初めての虫旅提案書。ライト層・ファミリー層向けに昆虫館やチョウの博物館など、旅行先で訪れたい虫関連スポットを網羅した1冊。
◆文学・小説
パパが家を出ていって以来、あらゆるものが怖くなってしまった12歳のジュイエ。旅先の海辺の町で、太陽みたいに明るいサーファーガールのサマーと出会い、気づけばサーフィンに挑戦することに――。別れの予感を胸に、生まれては消えていく波を夢中で追った、とくべつな31日間の物語。生きることのきらめきに満ちた傑作!
装丁デザイン良い。
誰かのユートピアは、誰かのディストピアである。ユートピアがディストピアに変容するトポス(場所)を古典的な作品から現代までSFに探る。目次から面白そうと判断しましたが、目次が長すぎるので省きました。
季節の移ろいにそってトレッキングした際に出会った、カントリー・ハウスやコテージなどのガーデンとそこに植えられた草木をカラー写真とともに紹介するエッセイ。『イギリス湖水地方―ピーターラビットの野の花めぐり』(2023年)の続編。
◆漫画
都内にある木造2階建て一軒家。1階に大家のおばあさんが住み、2階を芸人の「僕」が間借り生活中。上品な大家さんの挨拶は「ごきげんよう」、好きなものは伊勢丹とNHKと羽生選手。誕生日にはおはぎにロウソクでお祝いをし、強風の日には飛ばされないよう支え合ってランチへ……。日本中がほっこり泣いて笑った、手塚治虫文化賞短編賞受賞の大ヒット日常マンガ。
在台12年めになる著者が描く、台湾のオモテとウラ。旅行記では教えてくれないリアルな台湾が!!
◆ムック・雑誌
フリースタイル60号の特集は、21名のアニメ作家による極私的偏愛「映像作品」ベスト10!
とても好きなムックシリーズで、約3ヶ月に1度出版されます。今回の特集はとても面白そう。
1994年11月22日発売、プレイステーションと次世代ゲーム機の覇権を争ったセガサターン。日本国内においてセガ史上最大となるヒットゲーム機となったセガサターン発売30周年を記念して、その野望と衝撃、激闘、そして終焉に至るまでの日々を語り尽くした待望のセガサターン30周年記念大特集、ここに登場!!
昔は年間複数回出版されていましたが、近年では年1回と減少してしまい悲しい限り。
ゲーム関連のムックシリーズは殆ど残っていないので、出来る限り続けて欲しいなぁ。
◆その他(歴史系・哲学系・スポーツ・料理)
アメリカ共和党元党首ハミルトン・フィッシュが暴く日米開戦の真相暴虐ルーズベルトの非道広島・長崎の原爆も大空襲も日米合わせて350万人もの尊い命も失われることはなかった“狂人”と言われた大統領は米国民を裏切り日本を戦争に引きずり込んだフーバー大統領と並ぶ稀代の米国政治家H・フィッシュによる魂の書“Tragic Deception”(邦題:日米・開戦の悲劇)で明らかとなった“先の大戦の真実”とは?
鉄人シェフ18人による究極のペペロンチーノ。日本人、特に料理好きから熱狂的に愛される料理のひとつ、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ。イタリア料理の原点とも呼ばれ、食材や調理工程はシンプルながら作り手によってその解釈は異なる。乳化はどうする? 茹で汁の塩分濃度は? にんにくはどう処理する? 他の調味料はNG? パスタの太さや種類は? …とペペロンチーノは知れば知るほどその深みにはまり、迷走してしまい、簡単なはずなのになかなかうまくいかない摩訶不思議な料理である。本書では18人の名シェフがペペロンチーノの基本のレシピと、それをアレンジしたおすすめのレシピ(具材の組み合わせなど)を紹介。それぞれのシェフの現時点での解釈のもと、最高のペペロンチーノをお届けする。掲載された料理やレシピ、道具、そして言葉の一つひとつにはシェフたちのこれまでの経験や哲学が詰め込められており、すべての料理好きにとってバイブルとなる一冊。