6/17-6/23までに出版される本、約1300冊から個人的に気になった本を約15冊くらい紹介します。
気になった本の数が減少傾向になってきているのですが、それは経験則みたいなもので、「ありきたりなことが書かれていそう」、「驚きがなさそう」、「その類の事柄についての本はこれまでに紹介してきたなぁ」とかで、リストから外れる本が増えてきているためです。
◆ビジネス・政治・経済・社会
しばしばフランス革命は、「自由主義」「社会主義」「保守主義」の三つの思想を生みだしたといわれるが、「保守主義」を欧州に残して、「自由主義」はアメリカへ、「社会主義」はソ連へ引き継がれたと見なしてよいだろう。この両国はその後それらのイデオロギーを世界に普及させることを目指すのだが、そうした志向の根底には『旧約聖書』の終末論が潜んでいた。
「定年後も働く」のが当たり前の時代。再雇用、再就職、業務委託契約、小さな独立、小さな起業……。選択肢はさまざまですが、大切なのは「自分らしく、楽しい働き方」ができるかどうか。本書では、著者が自身の経験と豊富な取材を通じて培った知見をもとに、「理想のセカンドキャリアを築く方法」を紹介します。
人類共通の課題、気候変動。各国はこれを解決すべく、温室効果ガスの排出削減を目標に掲げ2015年にパリ協定に合意した。しかし17年、トランプ米大統領が協定脱退を宣言。中国やインドなど新興国が条件闘争をはじめ、国際協調が動揺している。本書は米国、欧州、新興国の利害が錯綜する政治力学を、産業、貿易、金融、エネルギーの観点から解き明かす。激しい国家間対立の終結を目指して、世界、日本が進むべき道とは。
大人気カウンセラーの話題作 “振り回されない”暗示術。嫌だと思っても言えない、つい下手に出てしまう、「あのひと言」がずっと忘れられないほか、誰かに振り回される状況を「脳の仕組み」から解説、心に静けさが戻り「本当の自由」が手に入る方法を紹介。
「仕事が面白くない」「会社と自分があっていない」といった仕事の悩みや不安を感じている人へ向け、仕事やキャリア、働くことを、どう見つめ、どうとらえるか……そのやり方のヒントを提示します。
◆エッセイ系・紀行・旅行記・評伝・批評・評論
数奇な運命で出会った9歳の幽霊の男の子てっちゃんが著者に話してくれた死後の世界。この先の未来。衝撃の体験をありのままに綴った、新説・霊界のルールと予言の記録。
1989年、ベルリンの壁が崩壊したことによって、ロシアや東欧諸国へのひとり旅の自由度が一気に増していく。著者はそのなかでシベリア鉄道に5回乗車、世界各地へ旅に出た。さらに近年、ラオス中国鉄道が開通したことで、アジアからシベリア鉄道を乗り継ぐ最長の列車旅も現実味を帯びてきた。しかし、パンデミックや戦争で再び自由な旅が阻まれようとしている。比較的自由にひとり旅ができた時代、シニアの旅人の目にはなにが映っていたのか。
サブスクができた時点で人間平等!「ブラジルの人聞こえますか~!」のギャグでおなじみ倹約家でFP資格も持つサバンナ八木真澄が物価高、低賃金の世を生き抜く最強の術を心構えから具体案まで余すところなく紹介大富豪かどうかは自分が決める――
三十四期連続で増収増益を成し遂げ、売上二兆円のドン・キホーテ。無一文から日本を代表する創業経営者へ――そんな大成功の裏には「運」の存在があった。私は「運任せ」という言葉が嫌いだ。自らの運をコントロールし、人生を切り拓け。生涯をかけて学んだ、人生とビジネスにおける「勝利の法則」を惜しみなく伝授する!
◆文学・小説
19世紀後半、伝説の魔術師アル=ジャーヒズがジン(精霊)の世界の扉を開き、世界は一変した。ジンの魔法と科学の融合によりエジプトは急速な発展を遂げるが、アル=ジャーヒズはなぜか姿を消す。それから40年後、カイロに彼の名を名乗る謎の男が現れ、彼を崇拝する人々を焼きつくした。エジプト魔術省の女性エージェント・ファトマは、恋人の女性シティらと共に捜査に乗り出す。ネビュラ賞、ローカス賞、イグナイト賞、コンプトン・クルック賞の4冠に輝いた新鋭の第一長編!
「誰ひとりきみの代わりはいないけど上位互換が出回っている」これまでに刊行した私家版歌集収録より選んだ100首に、書き下ろし100首を加えて編集した宇野なずきの最新作、ついにリリース!【歌集より】「僕だけがインターネットの亡霊で他のみんなは居酒屋にいる」「人類の祈りはすべて神様の迷惑メールフォルダに届く」
◆ムック・雑誌
多彩なビザールプランツの育て方、楽しみ方がわかる、新しいマニュアルブックコンセプトは、ちょっと珍しい植物との出会いとつながり。世界の自然を感じる暮らし。ちょっと風変わりな姿形のビザールプランツが話題です。多肉植物や塊根植物、ラン科植物、ブロメリア類、シダ類、 食虫植物など、 その不思議な見た目や生態のおもしろさに関心が集まり、グリーンショップでもこれらの植物の扱いが増えています。 また、モダンなインテリアとしても観賞価値が高いため、従来の園芸ファンのみならず、インテリアやファッションの意識が高い人たちにも人気。 本書では、今流行の植物を数多く取り上げ、栽培方法はもちろん、アレンジの方法や飾りかた、植物とのつき合いかたまでをアドバイス。 さまざまな部屋のディスプレイを紹介するほか、各ジャンルの専門家のインタビューなどを交えて構成します。 ちょっと変わった植物の魅力と楽しみをさまざまな角度から伝える一冊です。
◆その他(歴史系・哲学系・スポーツ)
よくぞここまで!強い力士の何が凄いかがわかる傑作書!元力士だから語れる、物理的観点だから分かる、誰も語らなかった、相撲技の力学!立合い、組み、崩し、投げ……肉体同士がぶつかり合い、時に奇跡のように小兵が大男に勝利してしまう相撲技には、すべての場面に“ 理由” があります。なかなか具体的に語られることの少ない相撲の技の構造を、わかりやすく力学的に解説します!
◆自分がこの中から3冊選ぶとしたら
・『年収300万円で心の大富豪』 サバンナ 八木 真澄
ある種、エッセイな感じでもありながら、様々な価値観や考え方や視点を学ぶことが出来そう。
詳しくは目次を見て欲しいのですが、かなり面白そう。
・『相撲の力学」 松田哲博
自分は10年くらい前から相撲をよく見るようになりまして、力士や相撲についてある程度詳しいのですが、その中で「どうして、ああいう負け方したのだろう」だとか、「どういう立ち合いや技の組み合わせが一番安定するんだろう」みたいな疑問が多くあったので、非常に楽しみな一冊です。
・『30年間事務所に出た幽霊が教えてくれた 死後の世界』 横澤 丈二
内容どうこうは読まないと何とも言えないですけど、タイトル名にはインパクトありますよね。
