DCGジャンルの淘汰

過去にボツにした記事に追記して紹介する「ボツ記事」シリーズ始まりました。
この記事は2ヶ月くらい前に何となく書いてみたものの、纏まりが微妙なのでボツにしたものだったと思います。

9月に書いた前回待ち望んだ新しいデジタル版MTGとDCGジャンルの隆盛 - NTWから、約半年で 隆盛➡︎淘汰へ変化しています。
DCGがたくさん作られた「DCGバブル」が終わり、ここからは淘汰されていく時期に入りました。
※DCG…デジタルカードゲーム
先日『COJP』と『デュエルエクスマキナ』のサービス終了が告知されました。
そして、残された『Shadowverse』以外のタイトルは、どれも苦戦しているように見えます。
原因というのは、「ゲーム内容の難しさ若しくは面白さが確立出来ていない」&「運営のやる気・方針の不透明さ」にあると思われます。

結局の所
・大手メーカーから「大ヒットさせる事」を主体として注力されたタイトル(敷居が低めのゲーム性)
・「偉大な元祖」
が残っていくような流れになってきていると思います。


◆偉大な元祖たち
『MTG』(Wizards of the Coast)
『遊戯王』(KONAMI)
『Hearthstone』(Blizzard)

◆元祖デジタル版の雲行き
『MTG ARENA』…Magic Onlineの歴史が長すぎるため、上手い事ユーザーが移行&獲得出来るか怪しくなってきている気がする。総じてまだまだ時間が掛かりそう。

『遊戯王デュエルリンクス』…パックの追加サイクルが早い上にクラフトが出来ないため、環境トップデッキを作ろうとするとお金&時間が物凄い掛かり、よってPay to Win色が強くなる。
最近はユーザー離れが進んでいるし、大会などのトーナメントシーンを強化される気配もない。
なのでもう一度マネタイズについて再考し、遊戯王全体としての未来についても再考して欲しい所ですが期待は出来ません。…がポテンシャルは常にあります。

◆競技として推し進める「気概」が凄い
『Shadowverse』(Cygames)
『Artifact』(Valve)

◆DCGバブル最後の波
『クロノマギア』(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)
『ヴァンガードZERO』(ブシロード)
『トリプルモンスターズ』(ブシロード)
『桜降る代に決闘を』(BakaFire)
『Artifact』(Valve)

◆IPは強いし、やる気も感じるが燻っている(原因は難しさ)
『GWENT』(CD Projekt RED)

◆スクエニ…(色んな面で気概が感じられない・足りない事が多いため微妙)
『ドラゴンクエストライバルズ』(スクウェア・エニックス)
『破軍三國志』(スクウェア・エニックス)


こんな感じ。
恐らくDCGバブル最後の波となるであろう2018年度の5タイトルは、どれもゲーム内容やターゲット層という意味で方向性が違うように見えるので、結構期待出来そう。
ただ今、話題になっている『クロノマギア』みたいなマネタイズになってしまうとやりたくても出来ないですね。
最近になって遊戯王DLを引退したのですが、基準としてシャドバやHSくらいの課金感覚のマネタイズ方式を用意出来ないタイトルはダメじゃないかなぁと。


追記
ちょもすさんの記事が素晴らしかったで紹介を。
確かにクロノマギアはDCGではないのかもしれません。
それ程に考えられたゲームと言える部分があり、環境トップデッキを簡単に組めるようなマネタイズにワザとしていない…という見方も出来る。
それなりにオリジナル戦略が溢れるようなカードゲームらしからぬ状況を狙っているのかもしれません。
もしそうであったのなら凄いゲームが出てきたなという事になりますし、好奇心を掻き立てるちょもすさんの文章力にも脱帽です。


◆カードを用いたTDジャンル
次にカードを使ったゲームとしては「タワーディフェンス型バブル」へ突入しています。
元祖は『クラッシュロワイヤル』で、以下がその流れに続こうとするタイトル達。
しかしカードゲームよりも個性を表現し難く、ぶっちゃけ殆どのタイトルに目新しさや継続するくらいの面白さは見出し難いと思います。
その中ではやはり『Soul of Eden』だけが気になりますねw。

国産
『サーヴァントオブスローンズ』(スクウェア・エニックス)
『トリニティマスター』(スクウェア・エニックス)
『ガンダムヒーローズ』(バンダイナムコ) 
『機動戦士ガンダム 即応戦線』(バンダイナムコ)

台湾
『Soul of Eden』(Rayark) 

韓国
『MTG Project M』(netmarble) 
『バトル・ブーム』(4:33) 
『メイプルブリッツX』(NEXON) 

アジア以外
10種以上のマイナータイトル