2021年に期待するゲーム【上半期編】

 年末恒例、来年に期待するゲームを期待度ランク形式で紹介します。(下半期編は年内間に合わない)
 今回は非常に悩ました…大手のタイトル本数自体は多くないのですが、近年クオリティの高いインディーゲームが増えてきていて、筆者のSteamウィッシュリストは400本近い状況になってきているからです。つまり紹介したいゲームは上半期だけで100本近くあるのですが、そこを頑張って30本に絞りました()。
 ここで紹介するタイトルは、リリース時期が上半期(6月30日まで)で確定しているか「2021年Early」と発表されているタイトルに絞ってあり、具体的なリリース時期不明なタイトルは全て下半期の記事に書きます。よって上半期のリリーススケジュールは、大手タイトルで絞るとかなり「スッカスカ」と言えるでしょう…。逆に下半期は大渋滞になるのかもしれません。
※インディーゲームのみタイトル名クリックで、公式サイトかSteamに飛びます。

S級…6タイトル

『ウマ娘 プリティーダービー』(2月24日)(モバイル)
・競走馬の擬人化+育成シミュレーション
・育成・レース・ライブが主な要素
・当初は2018年冬リリース予定だった

近年のCygamesタイトルの中では恐らく最も力が入っているタイトルで、当初の予定から約2年遅れでようやくリリースされる。
世間的に大いに期待されており、筆者もタイトル発表当初から期待しているゲームに挙げていたので非常に嬉しい。…因みに今年…競馬始めました!


【複数の文化が組み合わさっているのが分かる場面】
・4Xゲーム(『シヴィライゼーション』でお馴染み)
・文明を組み合わせて独自の特徴を持つ文明を作り出すことができ、組み合わせはほぼ無限大
・日本語非対応

2021年における対戦を含むストラテジーゲームの最有力候補。
本家『シヴィライゼーション』の持つアクティブ人口を超えられるか(もしくは同等)が焦点。
個人的には対戦ゲームとして機能するのか?という点に最も注目している、何故なら『Civ』シリーズと同じ感じであれば結局はリプレイ性の欠如で対戦ゲームとしては不適合なので。
あとは日本語対応してないので、日本人でプレイする人はかなり少なそう。


・4X+RTS
・日本語非対応

ファンタジー世界でのリアルタイム4Xストラテジー。4Xジャンルがどの程度RTSへ関わってくるのかなど気になる点が多いものの、情報が少なくて詳しく書けない。
大まかには『Don't Starve』をRTS風の対戦ゲームにした感じで、グラフィックデザインも『Don't Starve』に似ている。
マップのカスタマイズ性に優れ、ユーザーが対戦マップ(マップ中の中立NPCやオブジェクト含む)を作成出来たりするので、対戦ゲームとしてどういう流行り方をするのかは未知数。
気になった方はこちらを。公式からの長文且つ複雑な文章を紹介します。


『バイタルブレス デジタルモンスター』(3月13日)(専用デバイス+モバイル)
・スマートウォッチ風のデバイス
・カラー液晶+タッチパネル
・運動量や心拍数でデジモンの状態が変化
・Dimカード(別売)と呼ばれるUSB風の媒体により、育成可能なデジモンやエリアを追加できる
・専用のスマホアプリにより、デジモンの成長や活動を記録できる
・専用のスマホアプリで全国のプレイヤーとオンラインバトルが可能
・NFCを搭載したIC機器にタッチすることにより、機器に潜むデジモンとオートバトルができる
・バイタル値・勝率・トロフィーによってデジモンの進化先が変化する
「これは考えたな」と素直に関心した、次世代のデジモンデバイスと期待のサービス。
所謂「ポケモンGO」的な流れを汲んでいますよね、友達との会話デッキにもなりますし非常に良さそう。


『モンスターハンター ライズ』(3月26日)(Switch)

満を持して登場するSwitchにおけるモンハンシリーズ完全新作。
従来のモンハンシリーズよりもアクション性の高い行動が出来る点が大きな魅力となっている。
ゼルダでいうフックショット的な「翔蟲」というシステムにより、空中への行動や距離を縮める行動が取りやすくなり、よりトリッキーな動きが可能となりそう。
日本のコンシューマー市場はSwitchの一強と言える状態なので、日本だけで見れば『モンスターハンターワールド』よりも売り上げが伸びる可能性が高い。



有名作『Left 4 Dead』シリーズの制作陣が新たに贈るスリリングな協力型FPSで、12年ぶりのナンバリング的な新作となる。日本を含む世界同時発売で日本語にも対応。
本作では最大4名で楽しめる協力型キャンペーンと人類とリドゥン(敵陣)に分かれて行う対戦型マルチプレイが用意されています。因みに『L4D』時代はValve内での開発でしたが今は独立しており、Warner Brosから発売される。


・ローグライト系+デッキ構築
・戦闘はオートバトル
・日本語対応

非常に変わった内容のローグライトストラテジーゲームで、ストラテジー要素がかなり濃そう。
説明が難しいの公式の紹介文を引用します。
敵・建造物・環境を配置する不思議なカードデッキを手にして、勇敢なヒーローと共にループ世界を冒険しよう。ヒーロークラスごとの強力なアイテムを回収・装備しながら、いくつものループを通して生存者のキャンプ地を再建する必要がある。新たなクラス、カード、能力、邪悪なガーディアンをアンロックして、終わりのない絶望の循環を破壊しよう。
ヒーローが活躍し易いようにステージ環境をカードによる配置によって構築し徐々に戦力を高めていき、ループ世界を支配しているボス達を撃破しループから抜け出すというような流れになると思われる。


・サンドボックス+サバイバル+オープンワールド
・見下ろし視点
・PVPやCo-op要素あり
・日本語対応
2016年に本格的に始動し、数多の試行錯誤を得て辿り着いたゲームデザインとグラフィックデザインを備えたSFファンタジーサバイバルサンドボックスゲーム
一言にCo-opやPVPといっても具体的にどんな形式で、どんな特徴やルールがあるのかは不明なので何とも言えませんが、見た目は非常に素晴らしいと思うしシングルプレイによるクラフト&サバイバルだけでも面白そうではある。個人的にはやはりマルチプレイに期待しています。


『Kena: Bridge of Spirits』(Q1)(PS4/PS5/PC)

発表時に一目惚れした作品で、冒険とハイペースの戦闘を組み合わせた、ストーリー主体のアクションアドベンチャー。
プレイヤーはKenaとして、「Rot」と呼ばれる魅力的なスピリットの仲間を見つけてチームを作り、成長させ、彼らの能力を高め、環境を操る新しい方法を生み出していく。
また、近年のソウルライクブームの流れを受けて、高難度モードも用意されているとのこと。
元々、アニメーションを中心としたメディア制作会社だったこともあり、キャラクターデザインが可愛いく、表情も豊かである。


・ボードゲームのデジタル対応
・ターンベースストラテジー
・日本語対応

1986年に登場した、ミニチュアを使用する「『Warhammer』IPを使用したファンタジーアメフト」を題材としたボードゲーム『Blood Bowl』をゲームに適応させたシリーズの3作目で6年ぶりの新作。
2020年にボードゲーム版の方で大幅なルールの見直しがされ『2nd Edition』となり、本作におけるルールも最新のルールが適応されるとのこと。
何故か日本語に対応予定なので、ちょっと期待してもいいのかなと。


『NieR Replicant ver.1.22474487139...』(4月22日)(PS4/PC)

PS3時代はコンシューマーゲームに興味がなかったため当然ながら『ニーアレプリカント』は未プレイということで、個人的には完全新作。
『NieR Replicant』をベースとしたバージョンアップ作品という説明ですが、グラフィックはかーなり綺麗になってますし、ゲーム内容も結構違う点があると思うので「リメイク作品」と言っていいだろう。
元LOV勢としては、カイネに会えるのが楽しみである。


『RETURNAL』(3月19日)(PS5)

“究極のリプレイ性”を目指して設計されたと銘打たれた、ローグライクなTPS。
ゲームオーバーのたびに世界が変わり、使える装備も変わっていくので、新たなループが始まるごとに、新しい装備の組み合わせを見つけ出し、最適な戦略を考え、より巧みに生き残る術を身に着けていくことになる。
PS5独占っぽいので、そもそもプレイするための敷居が高いのが現時点で大きな問題と言える。


・日本語対応

本作は、「ソウルライクな超高難度」をテーマとしたピクセルアートのアクションアドベンチャーで、タイトル名にも「Souls」が使用されている。
古の神々を見つけるために忘れ去られた広大な要塞を探索し、次々と現れるボスに挑む。
インディーゲームとしては非常に多くのアワードを受賞しており、ウィッシュリストランキングも高いのでそこそこ話題になりそう。


『MAGLAM LORD』(3月18日)(PS4/Switch)

「サモンナイト」シリーズのスタッフが手掛ける、“魔剣創造アクションRPG”と謳われる本作。
主人公は、長い眠りから目覚めた「刃の魔王」であり魔王の魂の飢え“魂飢(こんかつ)”を解消するために「コンカツ道場」に通いつつ「魂の伴侶」を見つけるという斬新なシステムが特徴的。
その他の設定も特徴的で、主人公である刃の魔王は自分で戦わず、剣や斧といった武器に変化する「魔剣転身」を行い、パートナーがその武器を使って戦闘する。武器にはランクがあり、素材を集めてより強い武器を目指す。


・日本語非対応
小規模なMMORPGとしてアナウンスされた本作は、おとぎ話に登場するような世界“Braided Shore”を舞台に、始まりや終わり、大きな目標を廃した、ミッションやシナリオに囚われない自由なソーシャルロールプレイング経験を描く新作。
統計値やクラスではなく、個性やアイデンティティに焦点を当てるキャラクターシートとプレイスタイル、ランダムイベント、他のプレイヤーとの出会いが貴重な体験となる小規模なマルチプレイヤーオンライン要素、複雑な一続きのイベントや秘密で満たされた美しい世界、テキストチャットを廃止し、シンボルを利用するプレイヤー間のコミュニケーション、300種を超えるアビリティといった要素を特色としている。

・日本語非対応

地球外生命体が含まれた隕石の墜落によって世界的な災害に見舞われたポストアポカリプスな世界で、地下鉄を拠点に横スクロールアクションでサバイバルを行うというのがコンセプト。
食料の調達や防衛施設の建設、新しい土地の確保、地上への探検など様々なタスクを管理していく要素があり、難易度も非常に高いとのこと。


B…14タイトル

・日本語非対応

架空のカードゲームを取り扱うカードショップを経営するゲーム。
経営だけでなく、簡易的なカードバトルもできる。


・日本語非対応

男性主人公が2人、このジャケットの感じ、この身長差、インパラのような車…そうだね『スーパーナチュラル』だね。…ということで明らかに海外ドラマ『スーパーナチュラル』を題材としている横スクロールアクションアドベンチャー。


・日本語対応
『モンストルム2』は更に高レベルのサバイバルホラーを楽しみたい人向けの非対称マルチプレイヤーゲームです。最大4人の囚人チームとして恐怖のモンスターと対戦し、荒廃した海上要塞から脱出するための頭脳戦、または人間追い詰め狩る恐怖のモンスターの1人としてプレイできます。戦略と詭道を駆使し、ランダムに形成された鋼鉄の迷宮を抜け出しましょう。プレイ毎にレイアウト、パズル、アイテム、障害物が変更し、人間とモンスターの戦いがより活発になります。

19世紀の探検家になり、北極を船で進んでいます。ただ乗組員の中には2人の裏切り者が混ざっており…という感じの「人狼系」のPVPゲーム。


・日本語非対応

ミニチュアゲーム『Warhammer Age of Sigmar』のデジタル対応タイトル。
テンポの速いターンベースストラテジーを特徴としているので、早打ちチェスのような対戦が楽しめることを期待したい。
具体的な内容を書けない理由としては、ゲームプレイの画像や動画が公開されていないため。


・日本語対応
1986年9月1日。あなたは、大都市から静かな故郷に帰ってきた40代のMeredith Weissを演じる。彼女はソフトウェア会社で慌ただしい生活を送っていたが、父の代役として地元の郵便配達員になる。
象徴的な湖と一風変わったコミュニティを有する、オレゴン州の美しきProvidence Oaksで、彼女は2週間のうちにどのような経験をするのだろう?そして、彼女が次にすることは?全てはあなた次第だ。
何が起きるにせよ、この仕事の最後に彼女は決断しなければならない。大都市での大変な仕事に戻るのか、育った町に残るのかということを。
という内容のストーリー主体のアドベンチャーゲームで、人生観について考えさせられそうなゲームコンセプトになっていそう。因みにオレゴン州といえば『Life is strange』の舞台でもお馴染みですね。


・日本語非対応

オープンワールドを舞台にしたオールドスクールRPG。
アクションゲームではないので、オープンワールドという表現は少し違和感があるかもしれませんが、つまりは冒険できるエリアが非常に多く、選択肢が膨大にありますよっていう意味だと思います。
主人公はどこかの国に所属することを選ぶことも出来るし、逆に所属しないことも選べるので、何通りもの遊び方ができそうですね。


・日本語対応
カードRPGとアドベンチャーゲームを組み合わせた「Black Book」では、人生を闇の軍勢との戦いに捧げた、若き魔女が織りなす仄暗い物語を体感することができます。
少女の名はヴァシリーサ。魔女になることを定められた彼女は、その運命から逃れ愛する者と結ばれようとします。しかし、謎めいた事件で婚約者を失った時、その夢は絶たれることとなります。
恋人を失い心を痛めたヴァシリーサは、それに隠された7つの秘密を解き明かした者の願いを叶えるという悪魔の遺物、Black Bookを探し求めます。
ヴァシリーサと共にロシアの辺境へ冒険に出かけ、悪魔を打ち払い人々を苦しみから救い出しましょう

『魔界戦記ディスガイア6』(1月28日)(PS4/Switch)
・異世界転生モノ
・自動戦闘システム搭載
・ステージ周回機能搭載
・倍速戦闘モード搭載
・数字的インフレは前作比1000倍
・やり込み要素は前作比100万倍?

コンセプトは恐らく「ソシャゲ的便利機能を搭載し、やり込み要素も膨大に増やしてみた」。
個人的に面白そうなのは自動戦闘システムに使用されるAIのカスタマイズ。プログラミングみたいな感じで、AIの行動を細かく設定できるので、より優れたカスタマイズを構築することが出来れば、「全てオートバトルでクリアしてみた」というようなことができるのかもしれない。


・日本語非対応

独自?のゲームエンジンによってレンダリングされる特徴的なピクセルアートと世界観が非常に目を引くアクションアドベンチャー。主人公は放浪者となり、広大な都市を旅する。
Twitterを見ると少なくとも5年前から開発しているのが分かり、知名度も海外では結構高いのかもしれない。
余談だけど、こんな感じで『BLAME!』世界観のゲーム作って欲しい。


・日本語対応

近年ではブームとなりつつある、ソウルライクの高難度アクションアドベンチャーですが、よくある形式の見下ろし視点ではなくメトロイドヴァニアっぽい感じ。


・日本語対応

舞台は2032年の混沌とした未来で、シンガポールを拠点とする探偵機関を管理し、世界規模の陰謀に立ち向かうクリック&ポイント方式のアドベンチャーゲーム。
この手のゲームは日本語に対応していないとプレイするのは厳しいのですが、日本語対応されていたので紹介しました。


・日本語非対応

『ファミコンウォーズ』や『ヴァンテージ・マスター』を彷彿させるようなデザインのターンベースストラテジー。
「無限のシングルプレイヤープレイ」をコンセプトに設計されており、完全にランダムに生成されるマップ+多種多様なユニットにより、数多のミッションと戦術を生み出します。
早期アクセス時は、キャンペーンモードとカスタムゲームのみっぽいですが、将来的にはランク戦も計画しているとのこと。ただしPVPではなく、難易度の高いミッションをどれだけクリアしていけるか的なものになると思われる。まぁある意味、モバイルゲームによくある非同期PVPに近い。



DMM GAMESさんのおかげで日本語版展開が行われる、綺麗なドット絵が特徴のJRPG風タイトル。
様々な種族が平和に共存していた銀河系に、帝国軍が突如として現れ、彼らは圧倒的な軍事力で銀河を支配していった。
しかし、帝国軍も無敵の軍団というわけではない。彼らに立ち向かうために、反乱軍のヒーロー集団が立ち上がった。そして帝国軍と反乱軍とのあくなき戦いの火蓋が切って落とされるのであった。
自動で生成される二つとない特徴を持つ敵に、戦術を駆使して立ち向かおう。

 

C級…9タイトル

・日本語非対応
よくある本格的な見た目をしたオリジナルのカードゲーム。相当な魅力となる要素がなければ基本的に話題にならないのが悲しいところ。

・日本語非対応
ゲームプレイ画面が未公開なので何とも言えないけど、ちょっと変わった勝利条件と世界観を持つカードゲーム。
今のところ対応言語が中国語のみなので、深くプレイするのは難しいですが、ゲームデザインは知りたい。

・日本語対応
ほのぼのと釣りをして、ガーデニングをするゲーム。
釣りで魚を得る➡交易で他のアイテムと交換➡島に庭園を造る。

・日本語非対応
『ロックマンエグゼ』のような戦闘システムを用いたローカルPVPモードが含まれたアクションゲーム。

・日本語非対応
ボードゲーム系のPVPタイトル。シンプルな見た目ですが、ランダムマップ生成により試合毎に戦略を変える必要がある。

DMM GAMESさんによって日本語展開される、『FFT』のようなシミュレーションRPG。

・日本語非対応
ポクセルアートで表現された世界で繰り広げられるRTSゲーム。
最初はシングルプレイのみですが、後にPVPモードも追加予定。

電波塔に支配された世界に閉じこめられた「モノ」を操作するサスペンスアドベンチャーゲーム。
2017年に発売された『リトルナイトメア』の続編で、前作より以前の時系列のストーリーが描かれる

主人公は「とある理由」から起きている「タイムループ」を食い止めるため、真夜中までに8人のターゲットを葬り去る必要がある。しかし、1人でも見逃してしまうと再び時間が巻き戻されてしまう…という設定。
PVPでは、暗殺する側とそれを阻止するエージェント側に分かれて、1VS1のストラテジックな撃ち合いという内容になると思われる。